ウィルオーウィスプ

◆忍◆ ニンジャ名鑑#（未掲載） 【ウィルオーウィスプ】 ◆殺◆

登場エピソード

• 「ネクロマンティック・フィードバック」

「アバー、おれはウィルオーウィスプ＝サン。アバー」

人物

• リー先生の手により誕生したゾンビー・ニンジャの一人。
  • 被検体ナンバーは不明だが、4号、もしくは6号以降と思われる。
• 宿ったニンジャソウルは名有りの「オバケ・ニンジャ」。アーチ級の強大なもののようであるが、詳細は不明。
• 覚醒したのは死後72時間経過してようやくのことで、そのためか知性はかなり減退しており自分に「＝サン」をつける。
• ジェノサイドとともにいずこかへ搬送される途中に脱走し、彼ともどもトコシマ区を恐怖に陥れた。
  • 物理書籍版の登場人物名鑑によると、ソウル注入後のデータ推移が悪く、廃棄処分されるところであったらしい。

外見

• パラシュート布素材の特殊布をニンジャ装束めいて身体に巻き付けている。
• 装束の奥から覗く目は、焼き魚めいて白濁している。
• エピソード終盤、炎に包まれた彼の姿は「9フィートを超えているように見える」との記述があり、元の肉体も大柄な部類と思われる。

元ネタ・考察

• ウィルオーウィスプ（Will o' the wisp）とは、人魂あるいは鬼火のヨーロッパにおける呼び名の一つであり、「一掴みの藁束のウィル」の意。伝承には諸説あるが、余りにマッポー的な生き様が祟って天国どころか地獄からも閉め出されてしまった男の魂が彷徨っているという話が一般的である。
  • 彼のジツに因むネーミングであろう。また、彼がゾンビーであることとも符合する。

ワザ・ジツ

• 死体の状態が悪いためか、肉弾戦はそれほど得意ではない様子。しかしゾンビー特有の怪力は健在である。
  • 物理書籍版の加筆部分では、意外に敏捷な回避動作も見せている。

ヒトダマ・ジツ

• オバケ・ニンジャのジツ。人体、特に死体からヒトダマめいた超自然の青白い炎の塊を抽出し、自在に操る。系統的にはカトン・ジツの亜種と思われる。
  • ヒトダマの一つ一つは小さいが、人間を一瞬で松明めいた火柱に包んでしまうだけの高火力を誇る。
    • また、ヒトダマによって爆発を生じさせる場面も見受けられた。
  • 操れるヒトダマの数に制限があるかは不明だが、作中では「邪悪なプラネタリウムめいて」無数のヒトダマを同時に操ってみせている。
• イモータル・ニンジャ・ワークショップの所有していたデータによると、このジツの根幹を為すのはある種の電磁操作能力であるという。
  • 曰く、人体の腐敗を促進させると同時に電磁力をもって体内のリンに働きかけることで、腐敗ガスとリンを触媒に発火、その炎を何らかのサイコキネシス的な力により操っている……とのこと。
    • 炎が青白いのはリンの炎色反応によるものと思われる。

ストーリー中での活躍

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