◆殺◆ ニンジャ名鑑N128 【ゲイトキーパー】 ◆伐◆
シックスゲイツの創設者。ソウカイヤの勢力拡大は彼無しでは為されなかったであろう。ラオモトに心酔し、彼こそが帝王の器とうそぶく。鋼鉄のトンファーをニンジャソウルでエンハンスする攻守自在のカラテはソウカイヤ最強クラス。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#128 【ゲイトキーパー】 ◆殺◆
シックスゲイツの創設者。ソウカイヤの勢力拡大は彼無しでは為されなかったであろう。ラオモトに心酔し、彼こそが帝王の器とうそぶく。鋼鉄のトンファーをニンジャソウルでエンハンスする攻守自在のカラテはソウカイヤ最強クラス。
登場エピソード
- 「バック・イン・ブラック」
- 「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」(物理書籍版)
- 「ネオサイタマ・イン・フレイム」
- 「カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」
「私は確固たる理念の元でシックスゲイツを創設した。シックスゲイツは秩序だ。ニンジャに憑依され、ともすれば無軌道な暴力に駆られてしまう者たちに、目的と秩序を与える。そう、ラオモト=サンという、清濁併せ呑む大樹のごとき器のもとで」
人物
- ソウカイヤのニンジャにして、威力部門「シックスゲイツ」の創設者。トコロザワ・ピラーの最後の守りとしてニンジャスレイヤーの前に立ち塞がった。
- 名鑑でも裏付けられたソウカイヤ最強クラスの実力者であり、同時に戦いの中でも敵であるニンジャスレイヤーへのリスペクトを忘れない奥ゆかしさも併せ持つ。
- そして彼ほどのニンジャがラオモトに心酔しているという事実によって、ラオモトのニンジャカリスマ性をヘッズに再確認させた存在ともいえる。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ネオサイタマ・イン・フレイム3:アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ】にて、ハガネ・ニンジャクランのグレーターニンジャのソウル憑依者であることが明かされた。また、ダークニンジャの天性の才能を強く買い、カラテの真髄を叩き込んだことも語られている。
- ニンジャスレイヤーTRPGで明かされた設定によると、本名は「ツヅラ・マサタカ」。
- ラオモトを「清濁併せ呑む大樹のごとき器」と評し、その豪腕による統治は混迷のネオサイタマに秩序をもたらすために不可欠であると考えている。
- シックスゲイツを創設したのも、ともすれば「無軌道な暴力に駆られてしまう」ニンジャ達にラオモトの下で目的と秩序を与え、統率する目論見からのことらしい。
- しかし、ニンジャスレイヤーには「世界を数字でしか見ない愚か者の目」と酷評されている。大の虫を生かすために小の虫を殺すことを辞さないゲイトキーパーと、切り捨てられた小の虫の側であったニンジャスレイヤー。両者は決して相容れない存在であった。
- アニメイシヨンでの担当声優は糸博=サン。海外ドラマ吹き替えを中心に極めて長い芸歴を有す、実際ゲイトキーパーめいたいぶし銀の名優である。
外見
- ミラーめいたニンジャ装束に身を包む。
- 腰のホルスターには二本の鋼鉄トンファーが収められている(ニンジャスレイヤーとの戦闘時)。
- (恐らくは)現役時代、ラオモト父子に付き添いヤクザリムジンに乗車していた場面では紺スーツを着用している。
元ネタ・考察
- ゲイトキーパー(gate keeper)とは「門番」を意味する単語。物理・論理両面において卓越した力量は、即ちシックスゲイツの番人の名に相応しい。
- ヴィジランスのニンジャ名鑑の文章には「ゲートキーパー」の表記揺れが見られる。
部下
- 作中では直弟子としてドミナントが登場している。若輩者ながら相当な実力の持ち主である彼の存在が、そのままゲイトキーパーのメンターとしての能力の高さを示しているといえよう。
- 後にN-FILES【ボーン・イン・レッド・ブラック】にて、ミュルミドンも彼の直属の配下として対ニンジャ戦闘訓練を受けていた精鋭であることが明かされた。
ワザ・ジツ
- シックスゲイツ名誉構成員の称号に恥じないその実力は、対峙したニンジャスレイヤーが戦闘前から「これまでのニンジャとの格の違いは明白」と悟るほど。
- また、ヴィジランスの名鑑には「ネオサイタマへの経済攻撃はゲートキーパー(原文ママ)らに阻まれていた」とあり、ソウカイヤの電子的防備の分野も担っていた模様。
- 「トビゲリ・ヴァーサス・アムニジア」では、ヴィジランス自身の口から電脳戦において彼と相対していたこと、そしてそのワザマエが一通りではなかったことが語られている。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(60)によると、彼自身はハッカーではないが、株式操縦などについての優れたノウハウや嗅覚を有しており、キョート側からの経済攻撃の前兆をいち早く察知して、ダイダロスに電子的防御を命令していたとのこと。
- ウィルキンソン氏は、最盛期のインターラプターとゲイトキーパーが戦った場合、恐らくどちらも勝てる要素があるとの見解を示している。
トンファー・ジツ(カラテ)
- 「ジツ」とあるが実際カラテであり、「ジュー・ジツ」と同じ用法であろう。
- 書籍版の名鑑ではカラテと表記されている。
- N-FILES【ネオサイタマ・イン・フレイム3:アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ】には「トンファー・ドー」という名称も見られる。
- その内容は、ファランクスの盾と槍に準えられる二丁のトンファーを活かした、攻防一体のカラテの一言に尽きる。
- 肘先に沿わせたトンファーによるガードは、ニンジャスレイヤーの攻撃を造作なく受け止める防御力を誇り、トンファーから繰り出される打撃は、相手のガードをものともしない威力を誇る。後述のエンハンスメント・ジツと合わさり実際恐ろしい。
- また、飛び道具のレンジにおいては風車めいて回転させたトンファーによって、スリケン攻撃をまるで受け付けない。
- 似たようなカラテの使い手に三節棍使いのボーツカイがいるが、地の文=サン曰く「(ボーツカイは)そこそこの使い手であるが、似たカラテで言うと、過去に対戦したゲイトキーパーには足元にも及ばぬ」とのこと。
エンハンスメント・ジツ
- 超自然力を物体にエンハンスして強化するジツ。彼の場合、主に得物のトンファーに用いている。
- 本文中に「エンハンスメント・ジツ」という名称は出ていないが、書籍版の名鑑にて、このジツであることが明記された。
- ヤモト・コキのジツと似ているが、彼のオーラは暗い紫で、実際雅な光を放つ。
ストーリー中での活躍
- 書籍版では「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」にて初登場。ダークニンジャの要請を受けてウォーロックの身柄を押さえ、彼を始末した。
- この際のダークニンジャとのやり取りからは、互いに一目も二目も置いている関係であることが伺える。
- この際のダークニンジャとのやり取りからは、互いに一目も二目も置いている関係であることが伺える。
- 「ネオサイタマ・イン・フレイム」にて、直接戦闘を行えない身であるモービッドに代わり、シックスゲイツ最後の一人として戦場に復帰する(Twitter連載版ではここが初登場)。
- 卓越したトンファー・ジツのワザマエでニンジャスレイヤーを追い詰めたが、ドラゴン・ゲンドーソーのインストラクション・ワンに則ったチョップ連打によって一方のトンファーを破壊される。
- 片手のトンファー・ジツで戦闘を続行するも、最後はフックロープを用いた奇襲攻撃を避けきれず致命傷を負い、ハイクを詠んだ後にチョップのカイシャクを受けて死亡した。
- 首から下は爆発四散したが、残った首はニンジャスレイヤーの手によって定点カメラの前に縛り付けられ、ラオモトへの宣戦布告及び挑発めいたモチーフと化した。コワイ!
「……ラオモト=サン、バンザイ、インガオホー」
- 時系列的には最初期にあたるエピソード「バック・イン・ブラック」では、ラオモトへの新年のアイサツ参りに来た折、ダークニンジャと短い会話を交わしている。
- 自らが見出したドミナントが討たれたことにはさほどの痛痒を感じた風もなく、「ダークニンジャほどの者はなかなか見つからない」と嘯くに留まった。
一言コメント
- 物理書籍版のニンジャ名鑑では衰えは無かったとのこと -- 2022-06-27 (月) 19:58:22
- ザイバツ・マスター位級であるボーツカイ=サンと対峙した時、「そこそこの使い手であるが、ゲイトキーパーの足元にも及ばぬ」とまで言われており、平均的なニンジャ憑依者とは一線を画す実力なのは明らか。現ロードであるダークニンジャの師匠でもある。戦闘描写こそあっさりしていたがグラマス級の強者だったのは間違いないかと。 -- 2022-06-27 (月) 20:32:22
- ボーツカイ=サンはカラテではなく揮能能力や調整能力を評価されてマスター位階になった人だし、弟子の育成能力と本人の戦闘能力をイコールで見るもやや疑問が。ゲートキーパー=サンがかなり強いのは分かるんだが間違いなくグラマス級と断言するのは少々難しいのではないかと。 -- 2022-06-27 (月) 20:52:15
- ゲーパー=サンのニンジャ装束ってヘビコブラ等の光線やフラッシュ跳ね返せそうだよね。 -- 2022-10-18 (火) 23:50:02
- この人はラオモト=サンを「清濁併せ呑む大樹のごとき器」と評していたが、彼のどこに「清らか」な部分があるのか正直謎、フジキドの言うように目が節穴なのか、あるいはニンジャソウルの憑依と同時に価値観が大きく歪んだとしか。 -- 2023-01-31 (火) 19:22:48
- ↑「清濁併せ呑む器」という言葉には別に本人が清らかであるという意味合いは含まれていないだろう -- 2023-02-01 (水) 12:49:27
- 「清濁併せ呑む」は度量が大きい事の例えで清い必要が無いのはそうなんだが、公式の3大ニンジャ組織ガイドのソウカイヤ解説で有能でもラオモトに気に入られなければ出世は見込めないと言われてる辺り、ゲイトキーパーがラオやんの度量が大きいって思ってたのは大間違いだったと思う -- 2023-02-01 (水) 13:55:56
- ↑その気に入るかどうかの判断基準にもよるかな。例えば自分に絶対服従でヘーコラ擦り寄ってくる奴以外NGだったらそりゃ器は小さいだろうが、生意気だったり腹に一物含んでいても有能でさえあれば登用するとなればこれは器がデカいと言える。実際作中ではウォーロックなど裏切りそうな奴相手でも裏切ってから捻り潰せば良いというスタンスだったし、素性の知れぬダークニンジャを懐刀として迎え入れたり小生意気なドミナントに目をかけてやったりと後者の要素の方が強いと思う -- 2023-02-01 (水) 17:14:01
- ドミナントは勝気なだけで忠誠心は高かったしダニンも命令には忠実しかも二人ともゲイトキーパーの後押し付なんだから、そいつら用いてた=器がデカい判定は贔屓目に見すぎでは?ウォーロック起用は明らかな判断ミスだし。あと前述のガイドで言ってた気に入らないというのは性格が肌に合わないという意味みたいだよ -- 2023-02-01 (水) 17:58:34
- 辞世のハイクを本当に読んだ数少ないニンジャ -- 2023-08-27 (日) 15:42:54