◆忍◆ ニンジャ名鑑#0361 【パンヤンドラム】 ◆殺◆
鋼鉄可変装甲で全身を覆ったビッグニンジャ。回転突進する際は全身がコイルとなり驚異的な電磁力効果であらゆる銃弾やスリケンを無効化し、更に、微細なカラテ爆発推進力で急加速する。彼の装甲はカタナ社系列の先端技術研究所より獲得したもの。
登場エピソード
「つくづく、この装甲を手に入れて以来、ツキっぱなしよなァ。破壊殺戮サイバーツジギリに邁進すれば運命は微笑み、30万ポンドとオキナワをゲットできる……善人よりも悪人こそがブッダになれる……そういう神聖なる法則よ」
人物
- ネオサイタマのビッグニンジャ。
- カタナ・オブ・リバプール社の先端技術研究所より闇提供された可変装甲を身に着け、短絡的破壊行為を繰り返してきた非道強盗殺戮犯罪者。だがその結果として賞金額が高騰し、賞金稼ぎやウラキモンの戦士にすら狙われる状況となっていた。
- 追い詰められた彼はネオサイタマの裏路地に潜伏していたが、「スカーレット」を名乗る謎めいたエージェントから依頼を受け、報酬の30万ポンドとオキナワ行きの電子チケットを手にするべく行動を開始する。
- アルマジロを彷彿とさせる外見と戦闘スタイル、悪人正機説を盛大に曲解した台詞、どう見てもノーフューチャーな境遇などツッコミ所満載なキャラクター性で、同エピソードに登場した変態やサイコパスにも劣らぬインパクトを残した。
- 英国重点のエピソードにこの名前でエントリーをかました点も見逃せない。
外見
- 前述の通りビッグニンジャであり、背部を多関節重装甲で鎧っている。
- 戦闘時は膝を抱えて鋼鉄球体形態になる。その半径は16フィート(約5メートル)にも及ぶ。
元ネタ・考察
- パンヤンドラム(Panjandrum)とは、第二次世界大戦中にイギリス軍で開発が行われていたロケット推進式の陸上地雷である。
- その名の由来は劇作家兼俳優サミュエル・フットの詩『The Grand Panjandrum』(邦題:おえらい パンジャンドラム そのお方)。記憶力自慢の同僚チャールズ・マックリンをテストするために脈絡のない展開となっており、頭に小さな丸いボタンをつけて唐突に表れるパンジャンドラムなる人物の素性も不明だが、強力な人物、または威張る役人の代名詞となった。
- ドイツ軍がヨーロッパ西部の海岸に構築した「大西洋の壁」と呼ばれる防護陣地の破壊を目的として考案されたが、構造上の問題により直進すら満足に行えず、開発はあえなく中止となった。
- 現在では主にネット上において「珍兵器」として人気を博しており、所謂「英国面」を代表する存在として扱われることもある。
ワザ・ジツ
- その戦法は膝を抱えてゴロゴロと転がって体当たりを仕掛けるという、実際シンプル極まりないもの。
- 連載当時の実況タグ上では「アルマジロ改善ではないか」との声も上がった。
逆に「狙った方向に走れるパンジャンドラムとか間違いなく強敵」という意見も。
- 連載当時の実況タグ上では「アルマジロ改善ではないか」との声も上がった。
- とはいえビッグニンジャならではの巨体と装甲の合わせ技による大質量攻撃は脅威的であり、その威力は横転走行車両を真正面から貫通して破壊するほど。また、回転の勢いで電磁波を生じさせることにより、ニンジャスレイヤーが投擲したスリケンも弾いている。
- 本人の言によると、高速回転の最中にはエメツクラフトの斥力すらも生じ完全無敵状態になるらしい。
- なお、走行中にアイサツされた場合は空中に跳ね上がり、両手足を広げてアイサツを返した後、一瞬にして再び身体を丸める。
- 一連の動作を見たレッドハッグは「器用じゃないか」との感想を残した。
ストーリー中での活躍
- 「マジェスティック・ディストリクトのタワー・オブ・ハーモニーにいるニンジャスレイヤーのもとに到達する」という依頼内容に基づき、ニンジャスレイヤーとマークスリーのイクサの場に乱入する。
- これはマークスリーを秘密裏に支援するためにカタナ社とケイトー・ニンジャが巡らせた策略であり、賞金首である彼を追跡することで、カタナ社はマークスリーとは無関係であるという体を装いながらニンジャスレイヤーを攻撃することが出来るという筋書きになっていた。
- 彼はこうした裏の思惑に全く気付かないままニンジャスレイヤーを轢殺せんと迫るが、道中でレッドハッグに阻まれ、彼女と交戦する。銃撃や打撃に対しては高い防御力を誇る装甲もオブツダンには敵わず、装甲を貫かれて変身が解けた隙を突いた斬撃に首を刎ねられ爆発四散した。
一言コメント
- ネタでアルマジロ=サン改善とか言ってたら洒落にならんぐらいの改善具合だった。タキ=サンが「俺に任せろ」と言い出した時はそのアーマーはタキ=サンにハッキングされる程度のセキュリティなのかと一瞬ビックリしたが -- 2021-07-21 (水) 23:20:33
- ニンジャの……パンジャン!! -- 2021-07-22 (木) 00:13:45
- まさか敵ニンジャまで英国面に落ちていたとは… -- 2021-07-22 (木) 00:59:46
- (例のBGM) -- 2021-07-22 (木) 04:42:34
- 悪人正機説曲解してんじゃねぇ! -- 2021-07-22 (木) 05:42:14
- 轢轢轢……!(鳴き声) -- 2021-07-22 (木) 05:50:49
- PRS(パンジャンリアリティショック)を巻き起こし、実況タグをバグパイプの音色で彩った強烈な個性派ニンジャであった……優勝賞品(マーマイト)に包まれてあれ -- 2021-07-22 (木) 08:24:19
- そうじゃないかと思ってたが、やはりカタナ社のサイバーツジギリだったか…カタナ社のやり口はマッチポンプすぎて白々しいな。 -- 2021-07-22 (木) 09:06:57
- パンヤンドラムは一説に、本命の作成であるノルマンディー上陸作戦のカモフラージュとして、秘密兵器といいながら運用実験は大々的に行われた経緯もある -- 2021-07-22 (木) 09:07:40
- エピのラストでギャラルホルン=サンが意味深に登場したあたり、彼に真の目的があるのを匂わせる意味ではうってつけのサンシタだったかもですね。あ、それと途中送信したのでケジメしたあとマンゴー栽培研修にいって来ます(彼は真顔で筆を置いた -- 2021-07-22 (木) 09:11:13
- ミッションクリアしたのに付きまとってきたから、ヘッズからさっさとオキナワいけと言われたニンジャ。なんかクスリでもしてたのかな -- 2021-07-22 (木) 09:59:05
- せめて偉大なるアカネ・ニンジャ=サンの元にたどり着いておられれば今頃大量の“良い”を獲得してオキナワなんて比じゃないほどのバカンスを楽しんでいたであろうに……惜しいニンジャを亡くした -- 2021-07-22 (木) 12:26:40
- 実際、ニンジャスレイヤー=サンのスリケンも弾いてたし、量産されて集団運用されたら、かなりヤバい兵器だとおもう。まあ、あんなに無敵になったのは、中身のニンジャのカラテの影響もあるのかもしれないけど。 -- 2021-07-22 (木) 13:22:12
- これほど爆発四散が似合うニンジャネームもなかなか無いのでは… -- 2021-07-22 (木) 15:23:01
- マスラダのスリケン正面から弾いてたしオブツダンみたいな物理無視以外で特にダメージ受けてなかったし、めちゃくちゃ強くねぇ?こいつ -- 2021-07-22 (木) 18:09:20
- 弱い使い手は無かったがやはり相手が悪すぎた・・・。 -- 2021-07-23 (金) 08:42:50
- アルマジロ・ニンジャクラン、コイツを見るに鍛錬の方向自体は間違ってなかったんだな…… -- 2021-07-24 (土) 11:29:04
- サンシタ扱いしてる人もいるが防御貫通持ちのオブツダンとの相性が悪過ぎただけで普通に強者だったと思う。オブツダン無しだったら足止めすら難しかっただろうし -- 2021-07-24 (土) 12:04:21
- 器用にアイサツできるのにマスラダにはアイサツしなかったが、相手からアイサツされるまではアンブッシュの範疇と言い張るつもりなのかコイツ…… -- 2021-07-24 (土) 12:09:49
- ↑寧ろ、カリュドーンのルールをよく理解しており、本人にイクサを吹っかけたのではなく、逃亡中に障害としてやむを得ず攻撃しているのだという建前なのでアイサツはしないのが当然かと。あそこでニンジャスレイヤーがアイサツをすれば、相手からイクサを吹っかけられたとしてカタナ社参戦の口実にされたであろう。結論、アイサツしないのはあの場での建前を守る上で正しい -- 2021-07-24 (土) 18:14:12
- アルマジロ・ニンジャクランの高位ニンジャは皆彼ほどの使い手ばかりのツワモノ揃いだったのかな? -- 2021-07-24 (土) 19:04:11
- ↑かつては、地平線を埋め尽くすほどのアルマジロ・ニンジャクランが、土ぼこりを巻き上げながら、集団で転がってくる雄姿が見られたのかもしれませんね。 -- 2021-07-24 (土) 20:57:25
- そう考えるとこの世界のパンジャンドラムはニンジャの技を再現しようとしてできたものだった…? -- 2021-07-24 (土) 23:01:30
- P1グランプリに包まれてあれ -- 2021-07-26 (月) 21:33:57
- ↑2 ×上陸兵器としては欠陥 〇本来の用途・対ニンジャ兵器としては優秀 なのかもしれないですね! -- 2021-07-26 (月) 22:34:08
- カタナ社に装甲を渡される前から今のネームだったのだろうか。もしや以前は身一つで転がって無法回転轢殺を…? -- 2021-07-27 (火) 11:28:13
- ローリングアタック!イヤッー! -- 2021-07-27 (火) 12:22:58
- 元ネタの項目で驚いたのですが、パンジャンドラムって地雷なんですネー。地雷イメージ薄かったです。 -- 2021-07-27 (火) 16:20:31
- 回転の勢いを乗せた突撃はシンプルながら強力だし、ましてや物理的に破壊が困難な装甲を用いた大質量のニンジャがそれをやるとなると… -- 2021-07-28 (水) 13:45:00
- パンジャン、ハイ! -- 2021-07-29 (木) 21:48:28
- パンジャンの意味がわからなくて調べてみたら「パンジャン」「ドラム」で切るのではなく元ネタの元ネタが人名らしくて実際びっくり。 -- 2021-07-29 (木) 22:42:30
- 元々はただのビッグニンジャだからカラテシャウトも普通に「イヤー!」だったのだろうけど、装備を手に入れてから「ギュララララ!」とか言い出したと思うとニンジャ男児の浪漫を感じる -- 2021-08-02 (月) 20:08:28
- どうせなら被弾や衝突の度に爆発反応装甲が起爆して破壊しまくりながら反動でどこへ飛んでいくか分からない、くらいやってくれれば -- 2021-08-05 (木) 09:11:51
- ↑兵器として正しい事がパンジャンとして正しいとは限らない、いいね? -- 2021-08-05 (木) 11:48:03
- 「ニンジャを轢く!そしてオキナワ!」という単純な目的めがけて直進する、ある意味ぶれないニンジャであった。自らのエゴと主命いずれを取るかで揺れ続けていたマークスリーとは実際対照的な。 -- 2021-08-06 (金) 20:11:54
- 地味にセリフが全て独特なセンスで全てリスト貸してほしいくらい名言の宝庫 -- 2021-08-06 (金) 23:21:50
- 元ネタよろしくもっとじゃあくな英国面アトモスフィアをかましてくれると思ったが出オチ・ジツに尽きたという印象。とはいえあの場面でこいつに長々と尺を取るわけにもいかなかっただろうし仕方ないか。英国面に包まれてあれ…… -- 2021-08-13 (金) 23:34:15
- 二…ニンジャン…… -- 2021-11-17 (水) 14:51:23
- ↑2 兵器の方のパンジャンドラムはwikipediaによると陽動作戦だったらしく、彼もある意味で元ネタに忠実だったといえマスネー -- 2021-12-29 (水) 16:07:44
- パンジャンドラムが出て殺す!略して、ぱんころ~ -- 2024-02-14 (水) 20:14:00
- ローリングボム=サンとかもいつか出るかも知れないな -- 2024-02-15 (木) 10:14:51