シバカリ

Last-modified: 2023-04-13 (木) 16:07:31

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【シバカリ】 ◆殺◆

登場エピソード

 

「……ウープス、何もナシでアンタらがスゴスゴ帰ってくるのが俺にとっても一番ラクだけど、それ無いみたい」


人物

  • 第2部中盤、ザゼン中毒で動けないナンシー・リーが、自身とニンジャスレイヤーらを支援させるために雇ったテンサイ級傭兵ハッカー。
  • ナンシーが見込んだだけあってその能力は高く、的確な情報収集とナビゲーションが光る。敵ミサイルのコントロールを奪い、逆にに命中させる芸当も見せた。
  • 危険と見れば即撤退する決断力も併せ持ち、ダークドメインエンキドゥのようなヤバイ級ニンジャとニアミスしながらもしっかりと生き残っている。
     
  • ハッカー流の独特な言葉使いが特徴。IRC通信時にはそれに加えて、端的に簡潔で高速なものとなる。
  • 戦車の操縦席を場末ライブハウスの楽屋に改造したかのようなUNIXルームで複数のUNIXモニタを監視しながらハッキングを行う。灰皿にザゼンと思しきカプセル剤を山積みで常備し、ボトルの天然飲料水「枯山水」で流し込んだりそのまま噛みしだいて飲み込みながら仕事にあたる。
     
  • 同じくニンジャスレイヤーとビジネスを行うデッドムーンとは異なり、彼自身の人となりに迫る情報は殆ど訳出されていない。
  • 多くのハッカー達と同じく、ナンシーを英雄視している者の一人だろうか?今後の物語での解説が待たれる。

外見

  • 頭髪はコーンロウ・ヘアー、アウトローめいた身なり。こめかみには六つのLAN端子が並ぶ。
  • 初登場時は似合わないストライプのスーツで、指先を風変わりな動作でクネクネとウォームアップしていた。

ストーリー中での活躍

「じゃあ、チャネルは俺が用意したnetabare111144111、使い捨てな。入っておいて」
物理書籍版ウルトラハードモード
  • 物理書籍版「キョート殺伐都市#5:ピストルカラテ決死拳」に収録された「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」では、Twitter連載版よりもパワーアップしたエンキドゥと真正面からやり合うこととなった。
  • ナンシーのバックアップを受けながらもエンキドゥの高速キネシス・タイピングに対して始終押されていたシバカリだったが、エンキドゥのキーボード交換タイミングを狙い必死に喰らいつく。
  • そうこうしているうちに制御を離れたグリーンゴーストがエンキドゥを襲い、シバカリは命を拾った。
 
「未読者がネタバレに触れた時に起こる事象を想像したくないんで、閉じとくさ」
  • サークル・シマナガシの面々の活躍やアマクダリの崩壊もあり侵攻を凌ぎ切ったことをナンシーに伝えに向かったシバカリは、そこで黄金立方体がゆっくりと降りてくるのを見る。
  • それが再定義を阻止したことによる巻き戻しの影響であること、そしてこのままでは世界中のUNIXが爆発して電子戦争以上の惨事が起こるのみならずキンカク・テンプルの中の超自然存在が物理世界に干渉し出すであろうということをナンシーから聞き、さらにはキンカクとともに大量のインクィジターが迫り来るのを見たシバカリは自ら囮になることを決断し、ナンシーを送り出した。
  • 大量のデコイを撒きながらナンシーの場所から離れるように逃げまわり時間を稼ぐシバカリ。そしてその高揚感に乗ったタイピングは「テンサイ級」の壁を破り「ヤバイ級」へと達した。
  • だがインクィジターは次々とデコイを呑み込んでいき、ついにはシバカリ本体をも捕捉、そして彼を貫き、消滅せしめた。
  • しかし、彼の稼いだ時間によってナンシーらは事を成し、世界は最悪の最悪だけは免れることとなる。

「コトダマに包まれてあれ」彼女は呟いた。


一言コメント

||n.p. コメントいただき||
  • 彼がたびたび発する別れの言葉「チュース」はドイツ語の"Tschüss"であろうか?俺は知能指数が(ry -- 2012-11-11 (日) 22:29:34
  • 二部終盤から音沙汰無いけど、好きなキャラだから再登場してほしいことだなあ -- 2012-11-12 (月) 11:38:31
  • 同じテンサイ級でも本職の方が実際強い -- 2012-12-22 (土) 10:33:16
  • 同じ傭兵でも作中にでてくる傭兵ニンジャ達と違って、巨悪と戦うアウトローめいたキャラが実際人気の秘訣な -- 2012-12-25 (火) 20:10:49
  • 飄々と楽しみつつ実際命がけなイクサに身を投じている -- 2013-02-27 (水) 00:12:12
  • なんでこんな援護系強キャラが、いつの間にか仲間になってた扱いなの!?という点においてダークニンジャ一派のネクサス=サンと相対する気がする。 -- 2013-02-27 (水) 18:25:44
  • 飄々としたアトモスフィアのキャラクターが実際人気の秘密な -- 2013-02-28 (木) 08:22:59
  • 実際再登場が待たれる -- 2013-09-23 (月) 22:07:47
  • テンサイ級ハッカーの株を一人で一気に押し上げてる人 -- 2013-09-25 (水) 21:39:20
  • 書籍版でのシージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティの大幅な加筆修正によりエンキドゥと必死に渡り合うシバカリの描写がたくさん追加されたのでうれしい -- 2014-04-19 (土) 10:22:47
  • 物理書籍版シージでの息詰まる攻防は惚れた、脇役なのが勿体ないぐらい。アマクダリ電脳戦でも活躍があるといいなあ。 -- 2014-04-21 (月) 01:22:17
  • けっこう男前 -- 2014-04-21 (月) 10:42:10
  • 書籍シバカリ=サンは奥ゆかしきハッカー粘り強さでヤバイに打ち勝っていたな。ニンジャのインストラクションはすべてに通ずガイドだ。 -- 2014-07-15 (火) 15:25:21
  • 公安9課のパズ=サン的な謎の信頼感と素性の語られなさがシブい -- 2014-08-02 (土) 01:00:36
  • 流石にニンジャ相手はきついが若造相手にはお遊び感覚で蹴散らすワザマエ! -- 2015-07-28 (火) 11:16:03
  • 正直、敵に回ったらこれほど厄介なハッカーはいない。アルゴス=サン? あれは例外な -- 2015-07-31 (金) 12:54:17
  • フーキルドでの慈悲のなさに少し引いてしまった -- 2015-07-31 (金) 16:26:17
  • マルノウチ・スゴイタカイビルを利用者もろとも爆破せしめんとする輩に慈悲などいらない。いいね? -- 2016-07-07 (木) 19:30:11
  • 何となく敵に回したら恐ろしい度合いがナンシー=サンより強いアトモスフィアがある -- 2016-07-07 (木) 21:05:08
  • もうヤバイ級でいいんじゃないかな -- 2016-07-07 (木) 21:39:01
  • タイピングはテンサイ級なんだけど状況判断がヤバイ級 -- 2016-07-07 (木) 21:48:23
  • コトダマに包まれてあれ -- 2016-08-06 (土) 09:18:11
  • 最後にヤバイ級の域に達したね。この人の死は本当に損失であるし残念だ。コトダマに包まれてあれ -- 2016-08-06 (土) 10:27:35
  • 少し話はずれるのだけども。コトダマに包まれてあれ ってヘッズがもじりをよく使うから使用頻度高く感じるのだけれど、本編ででたのはニンジャスレイヤーがはじめて使ってから二度目? -- 2016-08-06 (土) 10:31:34
  • ↑ 登場人物としてはそうかも。地の文=サンも含めればスリー・ダーティ~の〆で使われたね -- 2016-08-06 (土) 10:36:21
  • 飄々と見えて内には意外に熱いものを秘めていたんだろうなと最後を見てて思った -- 2016-08-06 (土) 10:57:06
  • 書籍版のシージでは結構ギリギリの勝負してたしね、敢えて涼しく見せるのもハッカーには必要なのだろう -- 2016-08-06 (土) 11:52:37
  • 素晴らしい活躍だった…… コトダマに包まれてあれ -- 2016-08-07 (日) 00:02:25
  • ヤバイ級に達し、インクィジターを引きつけ、最後に逝った・・・インクィジターの正体を見ればしゃあないとも思うが、本当に亡くなったのが残念な人だった・・・ -- 2016-08-07 (日) 08:31:33
  • 最後までタフに振るまった。それはハッカーとしてのプライドか、男のプライドか。コトダマに包まれてあれ -- 2016-08-07 (日) 10:41:16
  • アイエッとも言わずアバりもせず、クールに消えていった… -- 2016-08-07 (日) 14:15:04
  • モータルとしては最大級の活躍をした影の立役者な。 -- 2016-08-07 (日) 15:56:57
  • なんかケンイチでこんな感じの昇華を見たな。同じくずっと上の領域(ヤバイ級・達人級)を描写されてきたけど、やっとその入り口に立てたというのが。凄くないように感じちゃったけどよくよく考えてみるとえげつないことしたんだなーと再確認 -- 2016-08-10 (水) 09:57:49
  • 何かきっかけさせあればヤバイ級の領域に入れるテンサイ級だったんだろうな。彼以外のテンサイ級とでは明らかに力量が頭一つ違う感じがある。 -- 2019-01-12 (土) 15:59:29
  • ヤバイの最低ラインを「100」とするなら彼はテンサイ最高レベルで「98・99」だったのかな -- 2019-01-13 (日) 01:44:07
  • 改めてウキヨエ版のシバカリ=サンも相当カッコイイな……ニヤニヤして軽口叩きながら、サングラスの奥で覚悟の決めた目しているのとか、ビジュアルがあるからこその部分はやっぱりある -- 2023-03-27 (月) 01:34:35
  • 古いコメントでケンイチで例えてるけど ケンイチ作中にも妙手から達人に至った瞬間が描かれたキャラがいたな -- 2023-04-13 (木) 16:07:31