◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ホンガンジ】 ◆殺◆
登場エピソード
「大丈夫、あと少しだ。これさえ書き切れば、俺の名声は盤石……」
人物
- 恋人のマツモトの家でヒモ同然の生活をする冴えない物書き。
- 食卓の上に書籍や執筆資料を山積みにし、それを読みながら目もあげずに食事をする、話しかけられても生返事と、常に小説のことで頭が一杯であり実際行儀が悪い。
- 作業部屋には他人の入室を許さず、執筆中は常に施錠している。家の持ち主であるはずのマツモトとも何度も酷い喧嘩をしたという。
- 二人の出会いは、バーで酔って喧嘩し逃亡した挙句、路地裏でバイオネズミ用電磁トラップにやられて倒れていたホンガンジをマツモトが助けたというもの。いいとこなしの彼だが、彼女にとっては放っておけない魅力があったらしい。
- シトネ出版社から発表した新作のバイオレンス探偵小説『竹林に潜むジャックザリッパー』で別人のような想像力と筆致を見せ、一躍人気作家となる。しかし……。
外見
- 髪は伸び放題でサイドをぞんざいに刈り上げており、ベロア・ジャケットは色褪せている上にまるでサイズが合っていないと、風貌も冴えない。
「マツモト=サン、俺はニンジャなんだ。いつかこの日が来るとは思っていた。終わりだ。もう全てが終わりだ」
ブラッククレイン
◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ブラッククレイン】 ◆殺◆
「俺の頭の中にミューズが降りてきた。彼女は暴虐的で血を求める。それと引き換えにイマジネーションをくれる」
人物
- ホンガンジの変化の正体は……ナムアミダブツ、ニンジャソウルのディセンションであった!経緯は不明ながら、邪悪なニンジャと化していた彼は、最初はストリートギャングやヤクザを、やがて罪なき人々を手にかけ、その経験と被害者へのインタビューを素材としてバイオレンス小説を紡いでいたのだ。
- 創造せず奪うだけの存在であるニンジャとなったゆえか、それともすでに才能の限界であったのか、殺戮しなければ小説が書けなくなってしまった彼は、マツモトに隠しながら凶行を繰り返していた。
- 上記の台詞は彼自身の述懐。ミューズとはギリシャ神話における詩歌の女神ムーサイのことであり、古来より詩人や作家に霊感を与える存在として語られている。もっとも、これはディセンションしたソウルがミューズを自称したのではなく、ホンガンジが己のニンジャ化を作家人生の転機として認識したということだと思われる。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ミューズ・イン・アウト】にて、ツル・ニンジャクランのレッサーニンジャのソウル憑依者であることが明かされた。
元ネタ・考察
- エピソード末の解題より「鶴の恩返し」の鶴(Crane)。
- かつて英語圏では"Black Swan"(黒い白鳥)が「ありえないこと」の比喩表現として使われていたが、コクチョウ(黒い体色をした白鳥の一種)が発見されたことで「常識を疑うこと」「物事を一変させること」といった意味で使われるようになったという逸話がある。ホンガンジの変化をそれになぞらえたダブルミーニングとも考えられる。
ワザ・ジツ
- 両手に持ったダブル鎖鎌で相手を切り刻む。
- クローゼットに装束やスリケンを保管していた辺り、物質生成は出来なかったようである。
ストーリー中での活躍
一言コメント
- トラップで気絶して凍死しかかってた時にディセンションしたのかな?でも同棲し始めの頃はそんなにサツバツとはしてなかったみたいだし… -- 2013-11-04 (月) 13:45:15
- ヤモト=サンやゼンダみたいにしばらくは未覚醒だったのかもしれぬ。 -- 2013-11-04 (月) 14:11:11
- 作中被害にあった女性2人を両方とも即堕ち2ツイートオーめいた状態にしているニンジャ前後力の持ち主 -- 2013-11-04 (月) 14:36:42
- 装束生成もできない割に鎖鎌やスリケンの扱いは小慣れてたようで、それなりに高位のソウルだったのかもしれぬ -- 2013-11-04 (月) 14:59:15
- ソウルに呑まれてからは創作できなくなった感がラストにあるな -- 2013-11-04 (月) 16:43:11
- 創作できなくなったから、実体験と言う形でしか作品を作り上げられなくなったというと、実際物書きとしてはディセンションの瞬間オタッシャしてしまったのだなぁ -- 2013-11-04 (月) 17:20:01
- ニンジャ化によって邪悪な知性が宿ったので表現力は上達したが、想像力は枯渇してしまったという事だろうか。 -- 2013-11-04 (月) 22:33:23
- 事実は小説よりも奇なりめいてニンジャになって殺人を行うこと以上のリアリティが感じられなくなったのかも -- 2013-11-05 (火) 00:51:25
- 着想したバイオレンス光景をいくらでも現実にできるからイマジネーションを発揮する必要が無くなってしまったのかもしれない -- 2013-11-05 (火) 02:03:28
- メイヴェン=サンの項でも言われてた「ニンジャにはニンジャ想像力が必要ない」ってことかねぇ… -- 2013-11-05 (火) 19:55:01
- 実際インガオホーだが、Museが降りたことで作品は売れてもクリエイターとしてはオタッシャした悲しい男な。人は人だから創造が出来る事を教えてくれた実際良いメンターであった -- 2013-11-05 (火) 20:31:29
- 鎖鎌の使い方を完全に間違えてるのも想像力の枯渇が原因ですか? -- 2013-11-06 (水) 01:43:53
- 逆に、破壊と殺戮に特化したニンジャ想像力によって、モータルの想像力を超えたダブル鎖鎌ムーブの着想を得たのかもしれませんね? -- 2013-11-06 (水) 02:20:49
- ネタバレ格納と禁断のフスマをかけたり、実際ポエットな編集な -- 2013-11-06 (水) 14:17:27
- セノバイト=サンもこういう感じで愛する人を手に掛けたのだろうか -- 2013-11-07 (木) 19:12:17
- シャドウドラゴンになってもハイクを詠んだシャドウウィーブ=サンとの違いはなんなのだろうか -- 2013-11-11 (月) 18:44:33
- ↑ニンジャ童貞力の有無でhアバー! -- 2013-11-12 (火) 13:48:38
- 鎖鎌の使い方がカタナ・ストーリーのマニワ・クイザメさんに似てると思った。 -- 2013-12-12 (木) 16:50:06
- ニンジャソウルは同性にしか憑かないはずだが、ホンガンジが「ミューズ」「彼女」と表現し、またモチーフが「鶴の恩返し」であったりと、実際女性的な? -- 2014-01-18 (土) 11:35:33
- ↑「スッミレノハーナー!」ゴウランガ!これぞゲイシャ・ダンスに端を発しカブキと並び称された失われしヅカ・ミュージカルのチャントでは!? -- 2014-01-18 (土) 12:57:39
- 凶悪さと悲哀さ…モータルに死と生を与えた。相容れないはずの2要素を兼ねたニンジャ -- 2014-02-07 (金) 22:14:31
- キッミョムッリョジュニョライ! -- 2014-03-19 (水) 20:23:01
- この人の理屈でいけば、フジキド=サンはニンジャ小説を描けば大儲けできるのでは? -- 2014-05-02 (金) 10:28:58
- リアリティありすぎのサツバツ描写…発禁…課金な? -- 2014-05-02 (金) 10:32:07
- ↑×2 それはまさしくニンジャスレイヤーという作品そのものでは? 作者はフジキド=サンではないにせよ -- 2014-05-02 (金) 11:33:28
- ALAS!「ニンジャスレイヤー」はフジキドの自伝…すなわちボンモーの正体はフジkアバーッ! -- 2014-05-11 (日) 20:04:59
- 鶴の恩返しと言えば、スクランブラー戦の「開けてはならぬフスマを開け、ニンジャのワザを見てしまった、あのウカツな老人」を思い出すことですね -- 2014-06-27 (金) 22:44:47
- 実体験しか書けなくなった小説家、って某キョウゴク=サンのミステリを彷彿とさせる…… -- 2014-08-20 (水) 05:11:26
- 劇中では女性にどんな気持ちかインタビューしつつファック&サヨナラしてたけど、つまり彼は「登場人物の心の機微」を表現できなくなっていたのだろうか。ニンジャになってモータルの心が分からなくなる、というのは何となく分かる気がするが… -- 2014-11-12 (水) 05:37:55
- ↑しかし、それで一躍人気作家になってしまうとは世のマッポーぶりも大概である -- 2014-11-12 (水) 06:12:20
- 心の機微にこだわった純愛オイランゲームを\9800で売ってもよほどの名作でなければなかなか人気が出ないが、インスタントなバッカルコーン前後ゲームを\1800で作るとそこそこ安定して売れる。あんこくメガストアにもそう書いてある。 -- 2014-11-12 (水) 08:40:30
- ↑しかも肝心の前後部分すら誉められない出来のゲームがあったりするマッポーぶり。この業界のアスラノクニの異名は伊達ではない・・・ -- 2014-11-12 (水) 08:59:33
- ホンガンジだがブッダとは関係ないし、ヤキ=ウチもされてない -- 2014-11-12 (水) 14:01:35
- ↑5 ディセンションした瞬間想像力が干上がるとも思えないので、最初は邪悪な気晴らしの口実のインタビューだったのが、だんだん本当にインタビュー無しでは書けなくなっていったのだと想像している。 -- 2014-11-12 (水) 21:15:42
- ニンジャが簒奪する対象には憑依者自身すら含まれることデスネー -- 2014-11-12 (水) 22:42:25
- ザ・ヴァーティゴ=サンが絶対防御カラダチについて聞かれた時にこんな事を言ってましたネー…「ニンジャは全てを変えてしまうんだ」 -- 2014-11-13 (木) 04:39:52
- ニンジャソウルは同性にしか憑依しないがミューズは女、つまりこうだ、ホンガンジは俺っ娘フタナrアバーッ!? -- 2015-07-10 (金) 19:05:20
- ミューズ・・・μ's・・・まさかこいつ・・・ラブライブ・クランな? -- 2015-08-18 (火) 16:04:01
- シャドウドラゴンのハイクは奇跡のようなものだと改めて思う。ホンガンジにとっても小説が全てだったろうに。小説のためにモータルを犠牲にしてしまった結果、人間性すなわち小説が失われてしまったのだろうな。 -- 2015-08-18 (火) 16:57:46
- なけなしのインスピレーションまでもついに枯れ果てたのが刺激的な内容をニンジャ力による安易なリアル暴力取材に頼ろうとしたためだと考えるとやはり小説家としてとどめを刺したのはやはりニンジャソウルではなくそれを得たことによる本人の選択に責任がある気がする -- 2015-08-18 (火) 18:06:06
- オスカーワイルド曲解してんじゃねえってこの人の台詞なのでは? -- 2015-11-26 (木) 21:49:30
- スカラムーシュ=サンとどっちがカラテ強いんだろ? -- 2015-11-27 (金) 17:57:34
- 身勝手な「殺っちゃってもいい」判定ラインが、ギャング・悪辣ヤクザ・その情婦・無辜の市民・恋人と物凄い勢いで雪崩落ちてるのが興味深い。ジロサブロと並ぶ、憑依即破滅型のよいサンプルだねェ -- 2015-12-10 (木) 19:54:26
- 鶴の恩返しと言うより実際青髭な。どうでもいいが時計仕掛けのオレンジの中ではイン・アウトなる語は”前後する”と同じ意味で使ってたな。µ’sと…前後?・・・フィヒ・・・ -- 2015-12-15 (火) 22:35:17
- ↑ちょっとやめないかなコメントを誘発するµ’sは解散して政権交代だ -- 2015-12-17 (木) 14:34:42
- 暴力性もニンジャソウルがもたらしたもので、自由意志のなかったフジキドの七日間と大差ないのだから、本質的に破滅型ニンジャとフジキドの違いはたまたま運よくインストラクションを受けられたかどうかだけなのでは? -- 2016-01-03 (日) 15:03:27
- ↑ だからこそフジキドは彼を無慈悲に殺したんじゃないかな…自分の意志で止めることが不可能なのは身をもって知っているし、ゲンドーソーセンセイのようにニンジャソウルを封じる術も持たないフジキドには殺すことでしか彼の凶行を止めることはできない… -- 2016-01-04 (月) 22:34:26
- ↑ 「暴力を暴力以外で御するには圧倒的な力が必要となる」という言葉の通りだな……それにつけてもセンセイの偉大な事と、フジキドの人間性に対するデザイアは底が知れない -- 2016-01-09 (土) 23:24:02
- 鶴の恩返しならぬ鶴の皆殺しとはなんとも皮肉な。 小説の為に殺すんじゃなくてもはや殺しの二の次が小説で、まさに手段が目的になっていくという。 -- 2016-04-30 (土) 17:42:25
- マツモト=サンのアブハチトラズっぷりよ -- 2017-04-25 (火) 23:43:34
- タカラヅカめいて…違うか -- 2017-04-26 (水) 14:43:17
- ダブル鎖鎌ってバキの柳みたいな感じで鎌同士を鎖で連結してるのかな -- 2018-06-12 (火) 23:33:00
- 男だけど女性的な顔立ちをしたニンジャのソウルかもしれない 声とかも -- 2019-10-10 (木) 16:45:02
- 鶴の恩返しって…ツル・ニンジャクランの憑依者であることも指していたのか -- 2020-12-04 (金) 19:26:23
- 鎖鎌やピックを武器にする流派なんてテストに出ないよぉ! -- 2020-12-07 (月) 22:29:09