アルジェント・ウォッチ

Last-modified: 2017-11-28 (火) 00:04:01

「私の能力に期待しないほうがいいよ。本人同様扱いづらいの」

Argento Watch

プロフィール
シンボルIMG_2628.JPG
種族人間
武器IBM5100?
性別
年齢18
服の色グレーと黄色
アクセサリー丸眼鏡と銀時計
肌の色
身長172cm
髪の色
瞳の色明るい碧色
モチーフ時間遡行者ジョン・タイター
センブランス触れた物体の加速と10秒先までの未来予知
所属ヘイヴン・アカデミー
職業生徒
チームGACA
-グラフェン・フェアラート
-クレーベル・フェアラート
-アイ・ファンシャン
パートナーアイ・ファンシャン
作者:粕沢 Rin10?

外見

チームでは一番の長身だが、一番貧相。少し痩せ気味で、腕や脚は戦闘向きとは思えない細さ。母のお下がりのセーラー服と、父の遺品であるトレンチコートが戦闘服。古い銀の懐中時計を肌身離さず持ち歩いている。黒の丸眼鏡は伊達で、着けている理由は「できるだけ凡庸でいたい」という本人の希望から。
Ote8MVE2.jpg
IMG_2070.JPG

人物

元はアトラス出身。ヘイヴンにまで来た経緯はとても長く暗いもので、それは研究者である母親の死から始まった。母のセンブランスは「触れた対象の時間経過による変化の早送り、もしくは巻き戻し」という稀有なもので、本人もその能力を活用させようとアトラスの最新の研究機関で進んで実験を行っていた。しかしアルジェントが10歳の頃、初のグリムに対する実験が行われた時にそれは起こった。捕縛が甘かったせいかグリムは触れる瞬間に暴れ出し、彼女は自分に自分のセンブランスを使用してしまう。外傷はなかったものの、結果として彼女は生ける屍になる。力の制御ができず、不規則なタイミングで老化及び若返り、記憶もいずれ辿る未来のものから過去の些細なものまで引き出されるようになる。自分が自分でなくなる凄惨な状況は半年間続き、そんな妻に耐えかねた夫は彼女を殺害してしまう。殺した理由は陰にもうひとつ存在し、貴重なセンブランスが失われることを恐れた上層部の「オーラを他人に移す実験」を妻に行おうという思惑を知った彼の答えでもあった。5年間獄中で過ごした彼はまたアルジェントと暮らし始めるが、刑務所内で行われていた拷問で彼の心身は限界を迎えていた。娘の17歳の誕生日に全てを話し、ヘイヴンへの入学権と妻の遺品である銀時計を託して彼は逝去。同時にアルジェントはセンブランスを発現させる。父の愛用していたトレンチコートを羽織り、アルジェントはミストラルに向かう。ハンターとしての最終目標は「アトラスの絶対的な政権を瓦解させ、母の研究を正しく引き継ぐ」こと。
アイとの小噺:http://privatter.net/p/2139823

性格

本人の暗い過去から、かなり冷徹で俯瞰的に物事を見てしまう悪癖がある。常に無表情で、初対面のグラフェンからは「感情がない」などの批判を受ける。しかし10を救うために1を犠牲にする、などの選択は両親の末路を想起させるのか、人命救助等は必ず泣きながら行う。その悲しくも必死な様は見た人間の心を動かし、チームメイトからも愛娘のように過保護気味に扱われる。元々学者を志していたため戦闘能力は高いとは言えないが、筋がいいのかセンブランスのおかげか、一年生の前期が終わる頃には上級生にも引けを取らないほどに強くなる。アイとペアになった当初は温室育ちの彼女と息が合わないことが多々あったが、得意な勉学等で次第に距離は縮まっていった。趣味はアイの尻尾に触れることと、母の銀時計を眺めること。

能力

武器はトンファーにドリルと大砲の付いたIBM5100。ミストラルに渡る前に父の遺産から現地に注文しておいた特注武器で、とてつもなく重い上に射撃の慣性を利用した戦法が主体なことから、使いこなすのにかなりの時間を要す・・・かと言うとそうでもなく、文字通り血の滲む特訓により最初の試験までにはある程度扱えるレベルには達していた。アルジェントのセンブランスである加速は内部構造を理解したものにだけ適用される性質上、他人の武器などにおいそれと触れて強化することはできない。しかし逆を言えば図面などさえあれば何でも速くすることができるため、車やバイクは鬼に金棒となる。そして加速できる上限はアルジェントが触れている時間によって変わってくるため、戦闘中ずっと触れている武器のドリルはグリムを少し触れただけでミンチにするほどの威力に昇華される。
もうひとつの能力である未来視は10秒という上限があるが、任意で秒数を設定し発動することができる。これは物陰からの奇襲、速く動く敵などに一発限りの大砲を必ず当てるという離れ業も可能。しかしその分体に対する負担はとんでもなく、多用すると失明する(厳密には常に未来を視てしまい今が見えなくなる)ため、基本的にリーダーであるグラフェンの指示でしか発動しない。武器とセンブランスの性質上、アイとお互いをカバーしあいながら敵陣に切り込みつつ、真っ先に敵の数や立地を把握、リーダーに報告して指示を仰ぐ、という特異な立場にある。加えて竜化したアイを御する役割も受け持っていたりするので、チームの便利役と言える。