クレーベル・フェアラート

Last-modified: 2017-11-27 (月) 23:45:02

「妹があれだからね~。私はお淑やかに振る舞うの」

Cleber Verrat

プロフィール
シンボルIMG_2616.JPG
種族人間
武器エレガンス・ハーティネス?
性別
年齢18
服の色茶と緑
アクセサリー腹部のリボンと髪留め
肌の色
身長168cm
髪の色茶色
瞳の色
モチーフ旧約聖書のデライラ
センブランス物体の転送
所属ヘイヴン・アカデミー
職業生徒
チームGACA
-グラフェン・フェアラート
-アルジェント・ウォッチ
-アイ・ファンシャン
パートナーグラフェン・フェアラート
作者:粕沢 Rin10?

外見

いかにも貴族風な出で立ちで、独特の二の腕に引っ掛けるような上着を着ている。全体的に緑の配色が多いのは意図されたもので、「妹を立たせるためにわざと対照的になるような見た目にしている」と本人も明言している。スタイルは妹に比べると控えめな方。妹と髪色と目が違うのは、グラフェンが発現させたセンブランスによって色素が大幅に変異してしまったせい。つまり元は姉と同じ茶髪に緑の目だった。当初はショックを受けていた二人だが、現在は「見分けやすくなっていい感じ」と好意的に受け取っている。
Esij812m.jpg
IMG_2071.JPG

人物

元々はボーイッシュな性格で、スカートなどもなかなか履かない活発な少女だった。しかし7歳の時に双子の妹が研究材料として施設に売られたことで、落ち着くどころか暗い人柄になってしまう。その少し後に妹が自分の家から離れた理由と、突然自分の家が裕福になった理由が結びついていることを知って、グラフェンを一人にさせたくないという気持ちを丸二年ほど抱いた末にクレーベルもセンブランスを発現。能力の詳細は「物体の転送」で、妹に会いたいという思考が具現化したとクレーベル本人は分析している。10歳の誕生日に同じ研究施設に売られたクレーベルは、5年間妹の世話を焼いて守り続けた。グラフェンの性格がかなり自由で協調性に欠けているのは姉の過保護さのせいでもあり、その点でクレーベルは負い目を感じている。それ以降はグラフェンの経緯と同じで、15歳の時に施設が崩壊、姉妹で養成校に入学、両親から慰謝料を奪い取り投獄後今に至る。ハンターとしての最終目標は「グラフェンを一生支え幸せにすること」。

性格

自由奔放な妹に比べて、規則や律法は遵守する性格。かと言って融通が利かないわけでもなく、妹の要望とあれば何者にも反抗してみせるシスコン。女性は軒並み「○○ちゃん」とちゃん付けで呼ぶのに対し、今まで出会ってきた男性にいい人間がおらず、男のほとんどには上っ面の笑顔を崩さず本音を出さない。辛党で紅茶派で犬派のグラフェンに対し、甘党でコーヒー派で猫派といったあらゆるところで対極に位置しようとしている部分があるが、それは故意であって故意ではない。つまり幼い頃から妹を立てようとする性格上全てが反対になるよう無意識下で考えて育ってきたことから成り立っているもの。グラフェンは中でも特別世話を焼くが、それ以外の人物もある程度仲がよければ身の回りの世話を自分から受け持つ。過去の経験から人間不信な一面もあるが、妹が信頼する人間にはクレーベルも入れ込む。あらゆる点で同じであり、あらゆる点で反対になるよう形作られてきた。趣味は他人の服のコーディネートと大きな湯船に浸かること。

能力

戦闘でも妹の反対を地で行くのか、グラフェンのサポートが最大限活かせる武装と戦い方をしている。武器のエレガンス・ハーティネスはレイピアとマスケット銃という実用性のなさそうな外観だが、彼女は再装填の手間を能力の活用と技術で大幅に短縮する。撃ち終わったマスケット銃にレイピアを挿し込むことで残ったダストの燃えカスを刀身に纏わせる。これによって銃身の掃除と、レイピアに対する属性付与を同時に行う。センブランスで銃口に出口を設定、弾とダストを入れて撃鉄を起こせば再発射可能、という手順を踏む。彼女の扱うマスケット銃は従来のものとかなり機構と手順が違うためこれをマスケット銃と呼んでいいものかは不明だが、「見た目がそうならそれでいいのよ」とのこと。手間の分威力は確かで、まずライフル自体が大口径に造られている上、使用するダストの量でダメージの調整も可能という汎用性の高さも兼ね備えている。妹の苦手な遠距離からの大ダメージという担当をクレーベルが請け負っている形だ。
何より彼女はセンブランスが特異で、物体の一方通行の転送が可能である。これはゲートが一つだけならば往路だけだが、その作った先にもう一度ゲートを作れば復路を出現させることもできるという実質的なテレポーテーションを可能ともする。しかしデメリットがしっかりとあり、まず一度に使えるゲートは五つまで。送れる物体の全長は10mが限界の上、入り口と出口の場所はしっかりと把握していなければ暴走してあらぬ方向に飛んでいくことになるというデリケートなセンブランスだ。しかも妹のセンブランスの制御のためにいつもゲートは一つ使っているため実質使えるのは四つまでで、人間そのものを丸々送ることは不可能(腕や足、頭という一部分ならばOK)。しかしこれはクレーベルの記憶力と反射神経で文面以上の力を発揮する。発射したものの命中せず逸れた弾丸の先にゲートを設置、目標の真後ろに転送することや、能力自体は距離を問わないことから、レイピアで虚空を突いた瞬間転送を開始、双眼鏡などで確認した相手の首に突き刺すなど反則的なポテンシャルを持つ。どんなに速い相手でも目視出来ていれば転送で死角を突けるため、一対一でも多勢に無勢の状況でも先手を取りながらの攻防が可能。弱点としてはセンブランスと本人の性格上グラフェン以外の人間とは連携が取れないことと、本人自体は奇襲に弱いことが挙げられる。