「これはこれは、ご同業。私とお手合わせ願えませんか?」
Ishikawa
プロフィール | |
シンボル | |
モチーフカラー | |
名前 | 石川左衛門 |
種族 | ネメシス |
武器 | 隠牙 |
性別 | 男 |
年齢 | 23歳*1 |
外見 | |
身長 | 178cm |
髪の色 | 白銀色 |
瞳の色 | 高麗納戸 |
モチーフ | 大盗賊『石川五右衛門』 |
センブランス | ??? |
ステータス | |
関連組織 | GENE社 |
チーム | GLIM -ジオ -ランドルフ -マーズ |
パートナー | ランドルフ |
外見
腰まで伸びた艶やかな白銀色の長髪を靡かせる青年。
麗人そのものの容貌は、どこか不気味な美しささえ漂わせる。
人物
プロジェクト・ネメシス最後の被検体とされている。
性格
誰に対しても常に敬語で話す落ち着きを払った青年。
冷静沈着に物事を見極め、忍びの性質も相まってか感情を表に出す事はほとんどない。
「傀儡のお前が一丁前にヒーローごっこかい?ヨシミツと火瓦もさぞお嘆きだろうね」
プロフィール | |
シンボル | |
モチーフカラー | *2 |
和名 | 霧隠石川左衛門 |
種族 | ネメシス |
武器 | 楼門五三切 |
性別 | 男 |
年齢 | 23歳 |
モチーフ | 六道輪廻『修羅道』 |
センブランス | 忍術 |
外見 | |
身長 | 164cm |
髪の色 | 真珠色 |
瞳の色 | 左眼が高麗納戸、右眼が琥珀色 |
ステータス | |
関連組織 | 霧隠衆 |
関連人物 | ゲンゾウ・クニミツ・キリガクレ 因縁の相手 |
表に出ている彼は、周囲の目を欺くために作り上げた偽りの姿である。
外見
元霧隠衆の忍び。及び霧隠一族の正統血統。
真珠色の美しい髪に宝石のような瞳を持った明眸皓歯たる青年。
顔立ちの整った者が多い霧隠一族の例に漏れず美形。中性的な美しさ、線の細さを利用して潜入任務を行っていた名残りがある。普段は真逆の人間に見せかけていることから本来の自分の姿にコンプレックスを抱いていることが窺える。
オッドアイで、左眼は高麗納戸、琥珀色の右眼は、能力の項で説明する「天眼」と呼ばれる特殊な瞳力を宿している。*3
下記の一件で両腕を失っているが、GENE社に移植手術を施され復活している。
出自
霧隠一族の血筋である夫を持つくノ一のカエデは、孕み腹のまま無理な長期任務に向かった先で子を出産。戦で致命傷を負い半死半生とされながらパートナーのスミレに連れられるも、里に辿り着いた先で息を引き取った。
カエデが死ぬ間際まで、その腕に抱えられていた赤子がイシカワである。カエデの死後、スミレからの勧めもあり、イシカワは遠縁の親戚にあたるヨシミツに養子として迎え入れられる。*4
つまりイシカワはヨシミツの実子・クニミツの再従兄及び義兄であり、兄弟子でもある。
霧隠衆時代
霧隠の血を引く者の定めとしてクニミツ同様特殊な養育を受けて育つが、発現した一族相伝のセンブランスが非常に凡小なものであったため、ヨシミツを除いた上層部からの評価は低かった。
また、イシカワの実父が過去にヨシミツと思想の違いで衝突していた反乱分子であったことや、イシカワ自身が無意識下のうちに一族以外の人間を下に見ている側面も相まって組織の者たちから快く思われておらず、嫌がらせのように雑用を押し付けられることが常で、悔しさから陰で泣くこともあったという。
それでも鍛錬には真剣に取り組み、いずれ強い忍となって周囲を見返すことを目標に研鑽を重ね続けるが、その努力も虚しく、歳下のクニミツの活躍に埋もれていく。
次第に「落ちこぼれ」や「女男」などと嘲笑され、鬱憤の捌け口にされていると知りながらも何もしてくれなかったヨシミツ、自身に早々に見切りをつけた火瓦への不満を募らせてゆき、果てはクニミツに嫉妬交じりの感情を抱くようになった。
成長したイシカワはクニミツを蹴落とそうと暗殺を目論むも失敗、計画を変更して逃亡を図る。この時、クニミツに発した言葉が後に彼に里抜けを決意させることとなる。
追い忍・火瓦によって両腕を失うも、その際にセンブランス「幻術」が開花し「イシカワは両腕を斬られた動揺で崖から落ちて死亡」という偽の記憶を植え付けることに成功する。
その後世界の情勢を知るために情報収集をしながら放浪していたところ、GENE社の研究員に接触。失った両腕を再生させることを条件にプロジェクト・ネメシスに加わった。
クニミツとの関係
両親が死亡する要因となったヨシミツの息子、加えて本来自らも得るはずであった才覚、人望、恵まれた体格を全て持っていたクニミツは存在そのものが地雷のようなものであった。
クニミツは組織の中でも敬遠されているイシカワの下を何度も訪れるほど気にかけており、イシカワにとってもクニミツは心情を吐露できる唯一の理解者だった。実力差が決定的なものになるにつれてイシカワのクニミツへの嫉妬心はより拍車をかけていく。そしてそんなクニミツに守られることはイシカワにとってこの上ない屈辱であった。
クニミツが感情を殺す訓練を受けるようになってから、二人の交流はぱたりと途絶え、ただの同僚という間柄に変わっていく。
今でもクニミツには嫉妬や執着、幼き頃の思慕が入り交じった一筋縄ではいかない感情を抱いている。
GENE社での動向
研究員に軽度の幻術をかけて誘導し、内部を探っていた。センブランスの正体が発覚してからは眼帯を付けられている。
拒絶反応からくる慢性的な発熱、出血をやり過ごしながら、完璧な仕上がりとなった段階でGENE社を裏切り霧隠一族に復讐しようと目論んでいたところ、ジオの反乱が起きた。自分についてくるかここで死ぬかの二者択一をジオに迫られたことに苛立ち、幻術を掛けて力関係をハッキリさせようとする。しかし発動させた幻術が逆にジオに利用され、半殺しにされかけるも、センブランスに利用価値を見出したジオに情けをかけられGLIMに加わることとなった。
イシカワという青年
一人称「わっち」、「~さね」など、口調は勝気で独特の訛りがある。
幼少期は気弱な子供だったが、挫折や苦悩、遠い存在になっていく義弟への劣等感が重なり鬱屈した青年へと変貌した。
気に入らないことが積み重なると癇癪を起こして暴れ回ったり、何か問題が起こればその原因を自分以外の他者に向ける非常に逆恨みしやすい性質の持ち主。GLIMで一番まともに見えるが最も厄介な思考を持った人物、というのが実際の彼の有様。
実の父親同様に選民思想が強いレイシスト的な部分があり、霧隠の血筋とネメシスの後天的性質が合わさった自分を誇示することで周囲を徹底的に見下す不遜な姿勢は、ヨシミツが否定したかつての霧隠衆の姿を映し出している。
それはたとえチームメイトであっても例外はなく、ランドルフを「節操のない下半身脳」、マーズを「ジオの金魚のフン」と内心では唾棄している模様。ジオに関しては「見てくれだけで過大評価されてる男」と罵りながらも、怒りを買って殺されかけた過去があるため敬意にも近い畏れを抱いている。
そのような気難しい性格ではあるが幼少期から一芸に秀でており、霧隠衆に属していた頃は芸妓として暗殺を行っていた時期もあった。GENE社へ収容されてからも変わらず音曲を嗜んでおり、彼の音楽センスは戦闘においても発揮されている。
自分を認めてくれない霧隠衆の上層部を憎んでおり、中でも里抜けに至る根源となったヨシミツ、クニミツ、火瓦に並々ならぬ執着と恨みを持っている。その憎悪の真意は、彼らの全てを否定し抹殺することで自分こそが真に優れた存在だということを証明するためである。
そして、数年ぶりに再会することになるクニミツに、憎しみの刃を向けるのだった。
戦闘
パラメーター
攻撃力 | D | ||||||
耐久力 | D | ||||||
敏捷性 | S | ||||||
射程距離 | D | ||||||
回避力 | S | ||||||
オーラ量 | S |
能力
武器 隠牙(仕込み三味線)
楼門五三切(脇差)
一見すると何の変哲もない三味線だが、中には刀が収納されている仕込みタイプ。三味線で流麗な音色を奏で、音波で相手の脳に負荷を掛けることも可能。
楼門五三切は闇市で手に入れた刀にイシカワが細工を施したもので、刃先部分に塗り込まれた神経毒は斬り付けた相手の身体を徐々に蝕む。
オーラ量はネメシスの中で最も少ないが、それでも常人の倍以上の数値を誇る。
格闘技:マーシャルアーツ
センブランス「忍術」
霧隠一族の血筋である者のみに継承されるセンブランス。
あらゆる術を扱うクニミツとは異なり、イシカワのセンブランスは幻術特化型という、歴代の発現者の中でも類を見ないケースである。
天眼
・幻術
相手の意識に直接干渉し、一時的な刷り込みやありもしないものをあたかもそうであるように見せたり、フラッシュバックや拷問による精神的なダメージを与える。
対象に視点を定めるだけで発動が可能だが、一瞬視界に入れるだけでは強い自我を持つ人間への効果は期待できない。より強い刷り込みを行いたい場合は長い間対象を視界に入れておく必要がある。
後者の精神ダメージに関しても、強い忍耐力を持つ者、既に精神が破綻している者には効果が薄い。幻覚作用に限り、グリムに対しても有効。
・幻術「 夢幻 」
幻術が最終段階まで成長を遂げたもので、常人ではまず看破不可能なイシカワの最強幻術。
発動条件は対象と5秒間目を合わせること。
相手を理想的な幸福に満ちた楽園へと誘い、永遠に夢の中に縛り続けて死ぬまでオーラを吸収する。
この時、現実世界では対象者の本体は無防備な状態にあるが、夢幻発動時はイシカワ自身も幻術世界へと介入する必要があり、所謂「第三者視点」で眺めているだけ、ということはできない。
イシカワはこれを過去にジオに使用したことがあるが、ジオの思い描く「幸福と理想の世界」の基準がはるかに常人とかけ離れていたがために、返り討ちに遭うこととなった。
イシカワは落ちこぼれだった。だがそれは「霧隠衆の基準で見れば」の話であり、ハンターアカデミーが求める合格の規定値で云えば彼の実力は充分に足るものである。
一般的な観点からしても申し分ない水準に達していた能力に強化手術を施したことにより、彼の素の戦場能力はさらに底上げされることになる。
相性の問題で云えばジオ以外のGLIMに善戦するだろうと研究員の間で囁かれていたほどに、今の彼は刃も精神も、研ぎ澄まされていた。