フィー・アストラペ

Last-modified: 2017-05-22 (月) 19:54:00

「化け物…いいねその言葉。だってそれだけ強いってことでしょ?」

フィー・アストラぺ

Phi・Astraph/Φ・Αστραπή

カラー白、透明無色
プロフィール
シンボル口をくわえた蛇に刺さる雷
種族
武器シャンティ・スティティ
性別
年齢17
外見
服の色白基調に黒ライン
アクセサリー指ぬきグローブ(Vol4以降)
肌の色
身長143cm
体重54kg
髪の色白に黒のメッシュ
瞳の色灰色
モチーフ「かみなりの子」鐘を聞いてやってきた鬼
センブランスプラズマ操作
ステータス
所属ビーコンアカデミー
元所属シグナルアカデミー
職業生徒
チームPNTM
-ノーチェ・ルアル
-トラオム・レギールング
-マティース・グラソン
パートナーマティース・グラソン
関連人物インドラ・ブラス ライバル兼友人
フィオレ・マゼンタ? 友人
シトロン・カナリー? 恋人
作者:友々歩

外見

・vol1~3
fi-1.png
小柄で筋肉質な体。腰上まで伸びた白色の髪。前髪には黒のメッシュを入れている。左右対称のストリートゴシックと凛とした表情で一見近寄りがたいが、話してみれば割りといい子。
・vol4
フィー新衣装.png
ビーコン陥落の騒動で自分以外のチームメイトが入院するほどの負傷を負った事を自分の責任と感じ、一度はチーム解散まで考えるほどに追い詰められるが仲間や大切な人の励ましにより回復。心を入れ替えてバトルギアも新調。
武器のシャンティ&スティティはベルトに吊り下げられたホルスターに収納している上、小型ダストを収納するポケットのついたフィンガーレスグローブを付け始めた。

人物

ヴェイルの孤児院出身でシグナルアカデミーからビーコンへ進学した一年生。
10年前にグリムに壊滅された村の地下倉庫から保護され、孤児院に引き取られる。その中で一人だけ生き残ったことでも化け物と噂されいじめられる日々を送っていたが、ある日「その名前が似合うぐらい強くなればいい」と思い立ち自己流に鍛錬を開始、八歳になる頃にはいじめっ子すべてを拳のみで潰すまでの成長を見せる。ここから生まれた彼女の座右の銘は「筋肉はすべてを解決する」。
上記の様に孤児院の影で汚濁した人間達を見てきたせいで、腐敗や差別を激しく憎み、実際差別思想を持つ人間を見つけると容赦なく立ち向かう。
学校生活でも同じで、いじめやファウナスへの差別には例え自分が関係なくても首を突っ込む。
マティースとはシグナルアカデミーで知り合って以来ほぼ腐れ縁の仲。パートナーな事もあって学園内ではよく二人で行動しているが、マティースがノゾミと恋仲になってからは気を利かせて2人きりになる様にしている。

年齢の割には結構身長が低く、しかめっ面で分かりにくいが童顔。幼い頃から筋肉を付けたせいで伸びなかった。

過去

壊滅された村の名前は「ドクサ」といい、ヴェイルから遠く離れた森に存在し、持ち合わせる色によって階級の決まる絶対的カーストで成り立つ閉鎖的な集落だった。
色彩のない白、灰、黒しか持たないものは「色無し」と呼ばれる不可触民に当てはめられ、奴隷として扱われる…フィーもかつては人の形をした道具にしか過ぎず、幼い身で超重労働と理不尽な暴力だけを与えられていた。
10年に一度行われる降神祭の前日、神具を運ぶのを健気にも手伝おうとするも、汚らわしい存在と見なされる「色無し」だった彼女は「神具を穢そうとした罪」で何重にも鍵のかかった地下牢屋に監禁される。その後降神祭で謎の現象が発生、民達の恐怖によって大量のグリムが襲来しドクサは壊滅。調査を行うハンターが来た頃には、蛻の殻と化したドクサには痩せ細ったフィー一人しか居なかった。この為、記録上ではフィーがドクサの唯一の生き残りである。

この過去は誰にも話しておらず、彼女にとって一つのタブーと化している。
だが彼女が「化け物」という呼ばれ方を好むのも、人として扱われなかった過去を吹っ切れたのが原因であり、差別を憎むのも弱者を救わんとするきっかけも、全ては道具として扱われた過去によるもの。「もう誰もあんな苦しみを味わってほしくない」という、彼女の切なる願い。

ちなみにこの頃から「骨が折れて肉が見えるまで何度も鞭打ちされる」「首輪の縄を村中を回る台車に繋げられ何日も引きずられる」などの仕打ちを受けても翌日には回復しているなど、桁外れに頑丈だった。

性格

基本気が強く真面目な性格。普段は冷静だが、戦闘時は熱くなりやすい。
面倒見の良さと責任感の強さも持ち合わせ、原因が何であれ仲間と悲しみ、そして原因を潰そうとする人情溢れる少女。基本売られた喧嘩は倍にして売り返す派。
一見厳しい姿勢から勘違いされるが、むしろ本人は悪事を働く不良を許せないタイプ。
鍛錬を続けている内に必然的に不良やゴロツキ共の相手になり、次第に人間の「形無き悪意」を憎むようになり、「悪を滅ぼし、義を重んじる」事を刻み込んだ。
つっけんどんな所があるのは人の悪意に敏感な為。それ故に警戒心も強いが、信頼する人に対しては柔らかくなるツンデレ。

筋力に固執するが脳筋というわけでなく、向上心の強い性格も相まって筆記はいい方。戦闘でも解析力と判断力に長け、その二つと鍛え上げた体で敵を的確に潰す。

私生活では癖の強いメンバー頭を抱えながらも、表情豊かな彼女が見れる。マティースのマイペースさにはいつも頭を悩ませているも、本当は彼女の事を「どうしようもない程に優しくてお人好し」と高く評価している。
少し棘がちらつく強い口調で話し、一人称は通常時は「私」、敵意に燃えている時や強い対戦相手にぶつかってテンションが上がっている時は「僕」。

大好きな人の前では少女としてのあどけなさや照れ屋な部分が強く出るという意外な一面も。

能力

センブランスはプラズマ放電、その操作。
プラズマが届く範囲は周囲半径25m以内であり、レンジが狭い分威力は絶大。単純な電撃の他に隠れた敵の捜索、足場にして即席的な空中移動、麻痺させたうちに攻撃するなど多彩な応用が可能。
戦闘スタイルは素手を交えた短刀での接近格闘。短刀2つを接着・変形させてプラズマで矢を模った弓矢での遠距離戦闘もできるが、後ろからこそこそするのは自分の質に合わないと使用するのは少ない。
重量のある攻撃と軽やかで俊敏な体の動き、努力と経験に成り立つ身裁きを両立させている為、体格差のある相手や武器を持った相手にも対等に渡り合える。遠距離からの支援にはやや不向き。
普通のグリム退治ではちゃんと武器を使うが、対人戦闘でノッてくると投げ捨てて筋力オンリーの衝突を楽しむようになる。正直武器ない方が強い。