収録パッケージ | コスト | カード種別 | 効果 | イラスト |
東方地霊殿編 | 4 | アクション | あなたの手札のアクションカード1枚を2度使用してもよい。そのカードを廃棄する。 そのカードよりコストが丁度1多いアクションカード1枚を獲得する。 | カラモネーゼ |
解説
コストが7→4に下がったが使用回数が3→2回になりさらに使ったカードを廃棄するようになった幻想風靡。
本家ドミニオンでは、行進(パッケージ:暗黒時代)の2019年エラッタ前が同じ効果を持つ。2019年エラッタ後では、アクション・持続が効果の対象外になっている。
使ったカードを廃棄するのが曲者で使いづらいカード。
ただし廃棄をトリガーとするカードと組み合わせたり廃棄置き場からカードを回収する手段があれば幻想風靡に並ぶかさらに超える働きをすることも。
汎用性の高いコスト5以上のカードがある場では比較的使いやすい。
獲得できるカードはアクション限定なので注意。
練習と経験を要するカード。使うときは獲得するカードを想定しておこう。
利用法
比較的難易度の低い利用方法は夢符「封魔陣」や想起「テリブルスーヴニール」のような元々使用したとき廃棄されるカードに使うのが考えられる。
また幽明結界ならばこのカードの効果で廃棄される前にプレイエリアからなくなるため幽明結界を廃棄することなくカードを2枚脇に置いて幽明結界よりコストが1多いアクションカードを獲得することが可能。
カードの効果で廃棄されない蓬莱の人の形「藤原妹紅」と組み合わせるのも有効。2枚カードを引いて+4アクション、手札に蓬莱の人の形「藤原妹紅」が残りさらにコスト5のアクションカードを獲得することが出来る。手札に戻った蓬莱の人の形「藤原妹紅」を使えば実質1枚のカードを3回使った上コスト5のアクションカードまで獲得したので幻想風靡を超える働きをしたと言える。
地獄の輪禍「火焔猫燐」なら6枚カードを引いて地獄の輪禍「火焔猫燐」よりコストの低いカード1枚とコストがちょうど1高いアクションカードを獲得することが可能。
同系統のカードがコストごとにあるなら廃棄されることを気にせず使える。知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」から地獄の輪禍「火焔猫燐」、さらに風神の湖など。
妬符「グリーンアイドモンスター」をこれだけで処理するのは不可能。1枚廃棄できるが2回使用しているため、妬符「グリーンアイドモンスター」を2枚獲得して実質1枚増えている。
騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」と組み合わせるのも有効。「幻想風靡」と同じような使い方でコストを一気に下げることが可能。
一方力業「大江山颪」は場に出ていることによって効果を及ぼすので場から排除してしまうこのカードで2回使用してもコストが2下がるどころか一つも下がらないため注意が必要。
「パゼストバイフェニックス」や禁呪の詠唱チームを使って廃棄したカードを取り戻せば1ターンに同じカードを2回以上場に出すことが可能。
序盤だけ強いカード(非想非非想天の娘「比那名居天子」、桜符「完全なる墨染の桜」など)やデッキが完成するといらなくなるカード(祀られる風の人間「東風谷早苗」、怪奇「釣瓶落としの怪」など)を使えるカードに変換するのにも有用。
詳細なルール
基本的な効果
- 熱かい悩む神の火「霊烏路空」でアクションカードを選ばなくてもよい。
- 1回、2回も使いたくない/廃棄したくないカードの場合、熱かい悩む神の火「霊烏路空」でそのカードを選ばず熱かい悩む神の火「霊烏路空」の効果を打ち切れば良い。
- 選んだアクションカードは1回ごとに最後まで効果を処理する。
- あくまで熱かい悩む神の火「霊烏路空」はアクションカードを2回使うのであって、アクションカードの効果を2倍にするカードではない。
- 例えば寂しさと終焉の象徴「秋静葉」を2回使用した場合、カードを1枚引く→1枚捨て札にする→カードを1枚引く→1枚捨て札にするという順番で処理を行う。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」で熱かい悩む神の火「霊烏路空」を指定
- 1枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」で2枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」が2回使われるため、1回のアクションで熱かい悩む神の火「霊烏路空」を2枚使ったのと同じ効果が得られる。この後2枚の熱かい悩む神の火「霊烏路空」でアクションカードを1枚ずつ指定し、それぞれ2回ずつ使用する。
- 厳密には以下のように処理される。
- 1枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」の使用(アクション1回消費)
- 2枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」を1枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」の対象に選ぶ
- 2枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」の1回目の使用でアクションカードAを対象に選ぶ
- アクションカードAを2回使用
- アクションカードAを廃棄してAよりコストが1多いアクションカードがあればそれを1枚獲得する
- 2枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」の2回目の使用でアクションカードBを対象に選ぶ
- アクションカードBを2回使用
- アクションカードBを廃棄してBよりコストが1多いアクションカードがあればそれを1枚獲得する
- 2枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」を廃棄して熱かい悩む神の火「霊烏路空」よりコストが1多いアクションカードがあればそれを1枚獲得する
- 熱かい悩む神の火「霊烏路空」で対象にしたアクションはアクションの消費無しで使えるため、対象をまだ選んでいない熱かい悩む神の火「霊烏路空」が残っている間はアクションを消費しない。
- 『熱かい悩む神の火「霊烏路空」→熱かい悩む神の火「霊烏路空」→(+アクションのない、カードを引くアクション)』と使用し、アクションカードを引いてきてもそのアクションカードがまだ使用できることを意味している。つまり熱かい悩む神の火「霊烏路空」とドローカードさえあれば+アクションのないカードだけでもコンボデッキが組める。(ただし使ったアクションは2枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」含めて廃棄されるので現実的ではない)
熱かい悩む神の火「霊烏路空」で持続カードを指定
- 熱かい悩む神の火「霊烏路空」で指定した持続カードは、使用したターンと次のターンに2回ずつ使用される。
- ''持続カードを指定した熱かい悩む神の火「霊烏路空」は、ある例外を除いて次のターンのクリーンアップフェイズで捨て札にする。
持続カードのほうはもちろん廃棄される。- 『「熱かい悩む神の火「霊烏路空」→熱かい悩む神の火「霊烏路空」→持続カード→持続カード』のように熱かい悩む神の火「霊烏路空」を重ねがけした場合、1枚目の熱かい悩む神の火「霊烏路空」は持続カードを指定していないので、使用したターンに捨て札になる。
つまり場には何も残らない。ただし持続の効果はちゃんと残っている。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」と他のカードとの組み合わせによるルール
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→夢符「封魔陣」
- 自身を廃棄する効果は5コスト以下のカードを獲得する効果の条件ではない
- 1回目の夢符「封魔陣」の使用で自身を廃棄したとしても、熱かい悩む神の火「霊烏路空」で2回使いきるまでは効果が発生する。さらに熱かい悩む神の火「霊烏路空」自身の効果で夢符「封魔陣」よりコストが1多いアクションカードを獲得する。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→想起「テリブルスーヴニール」
- 自身を廃棄する効果は+2コインを出す効果やトラウマトークンを置く効果の条件ではない
- このことから、熱かい悩む神の火「霊烏路空」で想起「テリブルスーヴニール」を指定すると、指定した1枚の想起「テリブルスーヴニール」を廃棄して、トラウマトークン2個を一つずつ置いて想起「テリブルスーヴニール」よりコストが1多いアクションカードを獲得することになる。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→火水木金土符「賢者の石」
賢者の石の追加効果の発動条件は「(このカードも含めて)3枚以上のアクションを使用している場合」である。
したがって、何もアクションを使用していない状態で熱かい悩む神の火「霊烏路空」を使い、賢者の石を指定すると
- 熱かい悩む神の火「霊烏路空」
- 1回目の火水木金土符「賢者の石」
- 2回目の火水木金土符「賢者の石」
と3回アクションを使用したことになり、2回目の火水木金土符「賢者の石」の使用時に追加効果が発生する。
これにより元々の効果によって仮想コインを4得た上に、追加効果でカードを1枚引きアクション回数も1回増える。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→春を運ぶ妖精「リリーホワイト」
夢符「封魔陣」と違い、仮想コインを2得る効果は自身の廃棄が条件となっている。
仮にリリーホワイトの1回目の使用で自身の廃棄を選び2コインを得たとしても、2回目の使用時には廃棄するリリーホワイトがプレイエリアに残っていないため、コインはそれ以上得られない。
例え廃棄を選ばなくても熱かい悩む神の火「霊烏路空」の効果で結局廃棄してしまうのでさっさと自爆して2コインもらっておこう。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→幽明結界
幽明結界を脇に置くことはもう1枚のカードを脇に置く条件ではないので、幽明結界と2枚のカードを脇に置くことになる。
またカードの説明文ではゲーム終了時に2枚だけしか戻せないようにも解釈できるが、実際は幽明結界の効果で脇に置いたカードはゲーム終了時全て山札に戻す。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」の効果で廃棄する前にプレイエリアからいなくなるので幽明結界は廃棄されずに幽明結界よりコストが1多いアクションカードを1枚獲得する。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→すきま妖怪の式「八雲藍」
1回目の八雲藍の使用で手札は全て捨て札にされるため、2回目の八雲藍の使用では捨て札にする手札が無く、追加効果も発生しなければ持続もしない。
したがって熱かい悩む神の火「霊烏路空」により仮想的に2枚となった八雲藍は0枚ないし1枚しか持続しておらず熱かい悩む神の火「霊烏路空」」があっても無くても同じと考えられ、熱かい悩む神の火「霊烏路空」は使用したターンに捨て札となる。
このため場には何も残らない。が、次のターンの自分の番開始時に八雲藍の効果は発動する。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→降り注ぐ星の光「スターサファイア」
プレイしたアクションカードをクリーンアップフェイズの開始時に山札の一番上に置く効果は、スターサファイアをプレイした回数だけ使える。
よって熱かい悩む神の火「霊烏路空」でスターサファイアを2回使った場合、2枚のアクションカードを山札の一番上に置くことが出来る。
ただしスターサファイアは廃棄されているので戻すことはできない。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→萃まる夢、幻、そして百鬼夜行「伊吹萃香」
1枚カードを購入する時に購入したカードよりコストの低い勝利点以外のカード1枚を獲得する効果は、伊吹萃香が場にあることを条件とする。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」で伊吹萃香を2回使っても、場から伊吹萃香がなくなってしまうため、1枚カードを購入しても伊吹萃香の効果が発動することはない。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→火鼠の皮衣 -焦れぬ心-(力業「大江山颪」)
カードのコストを2(1)少なくする効果は、火鼠の皮衣(力業「大江山颪」)が場にあることを条件とする。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」で火鼠の皮衣(力業「大江山颪」)を2回使っても、場から火鼠の皮衣(力業「大江山颪」)がなくなってしまうため、カードのコストは下がらない。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」→秘神流し雛「鍵山雛」
プレイしたリソースカード1枚を山札の一番上に置く効果は、鍵山雛を捨て札にすることが条件となっている。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」で鍵山雛を2回使っても、捨て札に出来る鍵山雛がなくなってしまうため、山札の一番上にリソースカードを置くことはできない。
熱かい悩む神の火「霊烏路空」と香霖堂店主「森近霖之助」
熱かい悩む神の火「霊烏路空」で何らかのアクションカードを選択し、2回使った場合、基本的に熱かい悩む神の火「霊烏路空」のみがプレイエリアに残る。
森近霖之助の購入コストはプレイエリアにあるアクションカードの枚数に応じて減るため、熱かい悩む神の火「霊烏路空」で何らかのアクションカードを2回使っても、場にあるアクションカードは3枚ではなく1枚と数える。
関連カード
「地獄極楽メルトダウン」 | 霊烏路空が担当する他のカード |
「幻想風靡」 | 1枚のアクションカードを複数回使うカード |