あ~お
あっしゅく【圧縮】
デッキから不要なカードを廃棄等で取り除き、自分にとって必要なカードの割合を増やすこと。
主に初期デッキに含まれているお賽銭と博麗神社、一部アタックカードで配られるマイナスカードが圧縮の対象となる。
圧縮の利点と欠点は以下の通り
利点 | 欠点 |
---|---|
・同じ枚数の手札でもより高い出力が望める。 ・不要なカードが混じることによるターン間のムラが少なくなる。 ・購入した強力なカードがより早い頻度で使用できるようになる。 (デッキを全て引き切ることが出来れば、1ターンに1回使用できる。) | ・圧縮にターンを費やさなければならない。 (強力なステロ向けのカードがある場合、圧縮が間に合わない可能性が高くなる。) ・奇妙な魔法使い「霧雨魔理沙」・奇術「ミスディレクション」・三途の水先案内人「小野塚小町」等、 カードを盗む/破壊するカードが高コストのカードに当たる確率が上がる。 |
なお、ミニ八卦炉のように不要なカードを廃棄してカードを獲得している場合、デッキ枚数自体は変わっていないが、不要なカードがそのまま必要なカードに変わっているため、これも圧縮と呼ぶ。
圧縮が出来るカードは以下の通り。
あれば【荒れ場】
強力なアタックカードの使用により、高コストのカードが容易に獲得できないような状況のこと。
特にマイナスカードを配るカードにより、マイナスカードが蔓延している状況を呪い場と言う。
荒れ場を作り出すカードは以下の通り。
不要なカード(主にマイナスカード)を獲得させるカード | |||
---|---|---|---|
禁忌「レーヴァテイン」 | 桜符「完全なる墨染の桜」 | 散符「真実の月」 | 蓬莱の薬 |
祟符「ミシャグジさま」 | 想起「テリブルスーヴニール」 | ||
カードを廃棄させるカード | |||
奇妙な魔法使い「霧雨魔理沙」 | 「地獄極楽メルトダウン」 | ||
一部の手札破壊系アタック | |||
これまでに挙げた物のうち、複数の効果を持つカード | |||
神隠しの主犯「八雲紫」 | 三途の水先案内人「小野塚小町」 | 天呪「アポロ13」 | 蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-(褒章) |
割と困ったちゃん「八雲紫」 |
か~こ
かくとくじこうか【獲得時効果】
カードの獲得により、その獲得の後に発生する効果のこと。
購入時効果と違い、基本的に効果の実行条件にそのカードを獲得する手段/フェイズ/手番は問われないが、幽冥の住人チームのリアクション効果でそのカードの獲得を無かったことにした場合は獲得時効果は実行されない。*1
カード | 条件 | 獲得時効果 |
---|---|---|
蓬莱の薬 | 自身の獲得 | 他のプレイヤーはマイナスカード1枚を獲得する。 |
豊符「オヲトシハーベスター」 | 他のプレイヤーは奉納米1枚を獲得する。 | |
呪精「ゾンビフェアリー」 | 捨て札から好きなアクションカードを公開して山札に戻す。 山札をシャッフルする。 | |
奇跡「ミラクルフルーツ」 | プレイエリアに出ているリソースカードを全て山札に戻す。 | |
式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」 | 他のカード獲得時、手札から公開 | 獲得したカードを山札の一番上に置くか廃棄する。 |
幽冥の住人チーム | 代わりに獲得するカードを奉納米にする。 (獲得するはずだったカードによる獲得時効果を無効にする。) | |
美しき緋の衣「永江衣玖」 | 自身の使用による4コスト以下のカードの獲得 | 獲得したカードの種類に応じた効果を得る。 |
地上の兎「因幡てゐ」 | 迷いの竹林の獲得 | 地上の兎「因幡てゐ」をサプライから獲得できる。 |
かそうコイン【仮想コイン】
リソースカードではなく、アクションカードの使用によって生まれるコインのこと。
仮想コインが発生するカードは以下の通り。
太字のカードは仮想コインを主体として勝利点を獲得する戦法に用いられることの多いカードであり、※が付いたカードは仮想コインを発生させるために何らかの条件、または効果の選択が必要となるカードである。*2
キャントリップ
+1ドロー+1アクションの他に何らかの効果がついたアクションカードのこと。
ドミニオンの攻略本「ドミニオンレシピ」で使われた用語であり、マジック:ザ・ギャザリングの同様の効果を持つカードに由来する。
手札やアクションを減らすこと無くカードの効果が得られるため、デッキの邪魔になりにくいという強みを持つ。
祀爭録でキャントリップに該当するカードは次の通り。*3
げんそうきょうば【幻想郷場】
神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~と御神札を使用するゲームのこと。
幻想郷を使用しない場合と比べてゲーム終了が遅くなり、相対的に圧縮戦法やコンボデッキが強力になり、一方で特殊勝利点は弱くなる傾向が強い。
こうにゅうじこうか【購入時効果】
カードの購入により、その購入の後に発生する効果のこと。
獲得時効果と違い、自分の購入フェイズでのカードの購入でしか効果は発揮されないが、幽冥の住人チームのリアクション効果で購入したカードの獲得を無かったことにしても購入時効果が実行される。*4
カード | 条件 | 購入時効果 |
---|---|---|
三途の水先案内人「小野塚小町」 | 自身の購入 | 使用した時と同じ効果だが、アタックカードの使用にはならない。 |
土着神の頂点「洩矢諏訪子」 | プレイエリアにあるリソースカードを全て廃棄。 | |
復燃「恋の埋火」 | コストを余分に払うことが出来る。 余分に払ったコスト1につき1枚、捨て札からカードを山札に置く。 | |
地霊殿 | 手札を1枚廃棄し、(廃棄したカードのコスト)+2コストのカード1枚を獲得。 | |
萃まる夢、幻、そして百鬼夜行「伊吹萃香」 | プレイエリアにある状態でカードを購入 | 購入したカードより低いコストの、勝利点以外のカード1枚を獲得。 |
酒虫の壺 | プレイエリアにある状態で勝利点カードを購入 | 御神酒1枚を獲得。 |
永遠と須臾の罪人「蓬莱山輝夜」 | 勝利点カードを購入していない | クリーンアップフェイズ、山札の一番上に自身を戻すことが出来る。 |
地霊湧き出す間欠泉 | 勝利点カードを購入し、手札から公開 | 自身を廃棄する。 |
トラウマトークン | トークンの置いてあるカードを購入 | トークンの数だけマイナスカードを獲得。 |
コンボ
アクションカード同士の相互作用により、それぞれを単体で使うよりも大きな効果を挙げるような組み合わせ、もしくはその効果。シナジーとも。
コンボデッキ
コンボを最大限に利用し、終盤に一気に追い上げを狙うデッキのこと。ステロと相反する。
代表的な例としては
- 魔法の森と知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」を主軸にし、勝利点の2枚同時購入を目標としたマリパチュデッキ→引き切り
- アタックカードを1ターンに何度も使用し、相手のデッキをボロボロにするロックデッキ
- 「幻想風靡」と騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」を組み合わせ、勝利点を一気に購入する幻想風靡ルナサデッキ
- すきま妖怪の式「八雲藍」を毎ターン使用し、大量の手札を利用して勝利点を獲得し続ける藍ループ
等がある。
コンボデッキは成功すれば強力な反面、
- アクションを増やさないアクションカードだけが手札に来る
- デッキを引き切ったにも関わらずコインが足りない
- ステロ戦法に追いつかない
等、デッキ構築の失敗や周りの状況等により敗北に直結することも多いが、
- コンボパーツを集めるのに好都合なカードがある
- 便利な圧縮カードがある
- 2~3人戦、または幻想郷場でゲームの終了が遅い
といった、コンボデッキを積極的に狙うべき状況もある。
さ~そ
さんやまぎれ【三山切れ】
サプライの山札のうち3つ以上が切れることにより、ゲームが終わること。
- マイナスカードを配るカードによってデッキに不要なカードが多く混じる呪い場
- 手札破壊系アタックが毎ターンのように使われる荒れ場
- 特殊勝利点戦術が有効なサプライ
- 美しき緋の衣「永江衣玖」と守矢神社のように、取り合いになりやすい組み合わせのあるサプライ
で起こりやすい。
紅魔館(白玉楼、永遠亭)や幻想郷が無くなって終了する場合と比べ、サプライの残り枚数や対戦相手との勝利点の差の把握がより重要になる。
しょて【初手】
1ターン目と2ターン目のこと。もしくは1ターン目と2ターン目に購入したカードのこと。
例外を除き、全員がお賽銭7枚と博麗神社3枚/地霊カードで出来た初期デッキ10枚を2ターンに分けて全て引くことになる。
初手(カード名)-(カード名)と表記した場合、1ターン目と2ターン目にそれらのカードを購入することを表している。
初手4-3(3-4)/初手5-2(2-5)
1ターン目と2ターン目の手札のお賽銭の枚数および金量を示したもの。
6分の5の確率で出る4-3(3-4)と6分の1の確率で出る5-2(2-5)があり、サプライによっては有利不利が生じる。
4-3と3-4、5-2と2-5の違いはほとんど無いが、以下のような違いが生じることもある。
- 4コストのカードを購入すべきかどうか相手の初手を見てから判断する場合、判断材料が4-3より3-4の方が多い。
- 3コスト帯には常に奉納米があるため、3-4であれば1ターン目にとりあえず奉納米を購入して判断を後伸ばしに出来る。
- 三途の水先案内人「小野塚小町」を1ターン目に購入した場合、購入したプレイヤーが最後の手番で無ければ自分より後のプレイヤーの本来引くべき初手のうち2枚が捨て札に行き、本来確定していた2ターン目が不確定なものになる。
- 蓬莱の薬を初手に購入する場合、初手5-2であれば他のプレイヤーは2巡目に獲得させられたマイナスカードを手札に入れることになるが、初手2-5だと自分より前の手番のプレイヤーは獲得させられたマイナスカードを2巡目までは手札に入れずに済む。
- 逆に豊符「オヲトシハーベスター」を初手に購入する場合、初手2-5であれば自分より前の手番のプレイヤーは獲得させられた奉納米を2巡目に使用できない。
ステロ/ステロイド
単体で強力なアクションカード1~2枚の他にはリソースのみを買い続ける戦術のこと。コンボデッキと相反する。
ドミニオンの攻略本「ドミニオンレシピ」で使われた用語であり、マジック:ザ・ギャザリングの同名のデッキに由来する。
シンプルな戦法だが、ステロ戦法を取るか、どのように取るか、勝利点カードをいつ買い始めるか等、使いこなすには相応の経験が必要となる。
祀爭録でステロ向けのカードとして知られているのは次の通り。
それぞれミスディレクションステロ、パチュリーステロ…のように使用するアクションカードの名前を頭に付けることで、どのカードを用いたステロであるかを示す。
底
積まれたカードの下部のこと。
ドミニオンや東方祀爭録では主に山札の下部のことを指し、この場所にカードが行くことを底に沈むと言う。
より狭義の意味として、クリーンアップフェイズのカード補充の途中にデッキのシャッフルが必要になる山札の下1~4枚を指す場合もある。
シャッフルをまたいで補充されたカードは次のクリーンアップフェイズの後にならないと使用出来ず、カードの使用可能回数が減ることになる。
た~と
ターミナルアクション
+アクションが付いていないアクションカードの総称。
同コストの+アクションの付いたアクションカードより強力であることが多いが、後述するどれかの方法を取らない限りは1ターンに1枚のカードを1回しか使用できない。
- 魔法の森系を使う。
- 「幻想風靡」もしくは熱かい悩む神の火「霊烏路空」で指定する。*5
- 復燃「恋の埋火」で公開する。
ちれいば【地霊場】
地霊カードを初期デッキに使うゲームのこと。
博麗神社とはコストも効果も異なるため、地霊カードを初期デッキに使うゲームではキャラクターカードや戦法の強さが大きく変わることもある。
てふだはかい【手札破壊】
使用することで他のプレイヤーの手札を減らすアタックカードの総称。ハンデスとも。
手札を捨て札にするもの(例:恋符「マスタースパーク」)が代表的だが、手札のカードを山札の上に戻させるもの(例:霊符「夢想封印」)もこれに含む。
手札破壊系のアタックカードは以下の通り。
霊符「夢想封印」 | 手札の勝利点カード1枚を山札の上に乗せる。 |
恋符「マスタースパーク」 | 手札が3枚になるまで捨てる。 |
神槍「スピア・ザ・グングニル」 | 手札が5枚以上の場合、手札全てを捨てて4ドロー。 (使用者が手札全てを捨てて4ドローを選択した時) |
獄界剣「二百由旬の一閃」 | 手札のお賽銭1枚を捨てる。 |
咒詛「魔彩光の上海人形」 | 手札が3枚になるまで手札を山札の上に乗せる。 |
天呪「アポロ13」 | 手札を2枚捨てる。(アタックを受けたプレイヤーが選択した時) |
蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-(褒賞) | 手札が3枚になるまで捨てる。 |
神祭「エクスパンデッド・オンバシラ」 | 1枚ドローした後、手札が3枚になるまで捨てる。 |
とくしゅしょうりてん【特殊勝利点】
キャラクターカードとしてサプライに配置される、ある条件によって勝利点が変動する勝利点カードの総称。
東方祀爭録には3種類の特殊勝利点が存在する。
紅魔館地下室 | デッキ10枚につき1勝利点 |
すきま妖怪の式の式「橙」 | マヨヒガ(霧の湖・迷いの竹林)1枚につき1勝利点 |
有頂天 | デッキ内の勝利点カード4枚につき1勝利点 |
な~の
のろいば【呪い場】
→荒れ場
は~ほ
ハンデス
英語で手札破壊を意味する"Hand destruction"の略称
→手札破壊
ひききり【引き切り】
1ターンの間にデッキ全てを手札にすること、または戦術。コンボデッキの理想形とされる。
デッキのカード全てを1ターンに全て使用することが出来るため、完成すれば非常に強力だが、引き切りを目指さないコンボデッキよりさらに構築に時間がかかる。
人によっては闇符「ディマーケイション」等で勝利点やお賽銭を捨て札にしている場合も、有用なカード全てを手札にしているのであればこれに含めることもある。
ま~も
まほうのもりけい【魔法の森系】
魔法の森に代表される、+2アクションの効果が得られるアクションカードの総称。
魔法の森系に該当するカードは以下の通り。この中で※が付いた物はキャントリップまたはそれに類する効果を持つ。
や~よ
ら~ろ、わ
ロック
アタックカードを毎ターン複数回使用することにより、相手のデッキをボロボロにする戦法のこと。
- 奇妙な魔法使い「霧雨魔理沙」でリソースを根こそぎ盗む魔理沙ロック
- 咒詛「魔彩光の上海人形」で毎ターンの手札を3枚に固定する上海人形ロック
- 四季のフラワーマスター「風見幽香」で山札の上3枚を勝利点やマイナスカードで固定する幽香ロック
- 天呪「アポロ13」で手札を0枚にするかマイナスカードを大量に獲得するかを選ばせるアポロック
が東方祀爭録における著名なロック戦法として知られている。
英数字
2500えんのかーど【2500円のカード】
『東方祀爭録 オリジナルグッズセット 妖』のPRカードである割と困ったちゃん「八雲紫」のこと。
秘封倶楽部「宇佐見蓮子」も該当するが、実用性の高いグッズであるためかあまりこう言われることは無い。〔要出典〕