《エネミー》/【猿人バーゴン】

Last-modified: 2021-06-09 (水) 20:05:09

かつてフィリピンのパラワン島の奥地で発見された……らしい、同名の未確認生物が元ネタと思われる。
某水曜スペシャルで撮影されたのはどう見てもインチキです本当にありがとうございました


3rd

初出となる3rdでは破戒樹ユグドラシル周辺の森林に出没する。見た目はロックバブーンの色違い。
恐るべきは488というATPの高さで、これはこの時期に戦う他のエネミーの3倍ほどある。
その剛腕から繰り出される「渾身の一撃」はワニをも仕留めるといわれており、実際直撃するとHPの低いヴァージニアなどは一撃でノックダウンさせられることも。
わりと気まぐれで、すぐ「森に帰る」こともあるので全滅に至ることは稀なのが救いか。


幸い防御面は普通であり、弱点の火属性や風属性を突いて攻撃すればあっさり倒せる。
盗めるアイテムもドロップするアイテムも旨味はないので、被害を抑えるためにも早めに倒そう。経験値が要らないなら逃げるのを待っても良い。

4th

廃棄ブリッジ XdXSに出没するレアエネミー。
おそらく4thのレアエネミーの中でもトップクラスの強さを誇る。


Fでも大概タフだったが、4thでのHPは実に98000。
これは一般エネミーの中で堂々の第1位であるのは言うに及ばず、怖ろしいことに隠しボスも含めた全エネミー中8位タイという高さ。
攻撃面もFと同等かそれ以上に苛烈であり、挨拶代わりにいきなりグラビティアース?でこちらのHPを1にするわ、超威力の「スーパービーストブロウ」「アゴニーアフェクト」を叩き込んでくるわと全く自重しない。
半々の確率ではあるが混乱や石像化が誘発できるため、それらのアイテムを持っている場合は惜しみなく使おう。
一応ガンスターサインがレア枠で盗めるが、ブラックマーケットでも買えるので無理に挑む必要はない。

5th

北東アウトフィールドの改造実験塔 sect:S周辺と、その手前の大空洞エリアに出没する。
アウトフィールド四か所のソル・ニゲルとほぼ同等のパラメータを持ち、その高パラメータでもって「ビーストブロウ」「アゴニーアフェクト」を使ってきたり「グラビティアース」でこちらのHPを1/4にしてきたりと、相変わらずの暴れん坊。
特にこだわりがなければ、アースガルズに相手をさせるのが無難である。火属性が弱点なので、クリメイションのコマンドピースをセットしておけば幾分楽に倒せるだろう。

F

フォレストプリズンに稀に出現する。
一応一般エネミーの括りに入るのだが、前作からはありえない超強化を遂げた。


攻撃手段は「スーパービーストブロー」のみだが、これが必中+問答無用で9999ダメージ、かつリタリエイションでも防げないという反則仕様。
反応がカンストしているため大抵は先制でこれを放たれ、唯一の防御手段であるブロッカーを突破されれば何もさせてもらえないまま転がってしまう。
HPも3rd時代から大幅に増やされ、なんとジャンボベアキャットに次ぐ20000という、Fの全一般エネミー中第2位に位置するほどのタフさを持つ。


「こんなバケモノが一般エネミーなんて……出会ったら全滅確定じゃん」と思われるかもしれないが、実はFの猿人バーゴンは自分の行動番でこちらのフォワードが一人しか立っていないと、「森にかえる」べく立ち去ってしまう。
その上コイツは必ず1体でしか出現せず、同一ターンに2人以上やられることもないため、毒ダメージでHPが0になるなどの極めて限定的な状況でなければ、まず全滅することはない。


倒すのはおろか、対峙することそのものがハイリスクなエネミーだが、一応戦うメリットは幾つかある。
まず一つ目だが、一般エネミーでは数少ないアンブロシアを盗めるエネミーである点。
アンブロシアが盗める一般エネミーはコイツ以外ではステルスストーカードゥームズデイヴォジャノーイの僅か3種しかおらず、しかもこれら3種に比べて出現率が高いのも見逃せない。

  • ついでに言うと、ステルスストーカーは複数で出現する上に瀕死化攻撃が怖いし、ドゥームズデイやヴォジャノーイもかなり火力が高いので、出現率の低さを差し引いてもそこまで戦いやすいというわけではない。オマケに出るトコロが出るトコロなので、何かと不便というのもマイナス。
    攻撃を喰らえば絶対にやられるのは確かに脅威だが、裏を返せば「レベルが高かろうが低かろうが危険度は変わらない」とも言える。
    盗みの成否に関わらず全滅はまずないので、低レベル時でも気楽に盗みを試せる。

二つ目は、倒すと稀に地属性耐性4をドロップする点。
猿人バーゴンのドロップテーブルにはこの地属性耐性4しか登録されていない。つまり、ラッキーシュートでトドメを刺せば確実にゲットできる。
幸い猿人バーゴンはグラビトンが比較的かかりやすく(40%)、また眠らせやすい(45%)ので、レアエネミーの中ではラッキーシュートでのフィニッシュがかなり狙いやすい。
2匹程度狩っておくと、バルバトス戦で楽ができる。

勿論、倒すとなれば相応の準備は必要だし、スーパービーストブローをブロッカーで弾きまくることになるのでどうしても運が絡む。
ブロッカーのスキルをできるだけセットし、ちいさな花も併用して少しでも発動率を上げる、スランバーフォッグヒュプノタイザーの成功率を上げるためにゼットに全力全開奥義・崩天咆哮衝を先に使わせる、最悪作戦の要となるキャラを庇わせるため、ゼットにディフェンサーもセットしておく……など、確率を少しでも手繰り寄せる努力が要求されるだろう。
眠らせてしまえばかなり楽。HPを削るのは弱点の風属性攻撃でも良いが、FPをMAXにしたセシリアにグラビトンを使わせるのもオススメ。
また、超火力の持ち主とは言え所詮一般エネミーなので、ジェーンのショットクリティカルやゼットの禁手・武威六天舞が決まればあっさり沈んでしまう。ドロップにこだわりがなければこれらの方法で倒しても良いだろう。

レベルに関わらず上記のような綱渡りを要求されるので、ともすればラギュ・オ・ラギュラ相手以上にスリリングな戦闘が楽しめるというのが、コイツの最大の存在意義かもしれない。