Tier 4 ソ連 駆逐戦車 SU-85B /日本語表記︰スー・ヴォスィミヂッシャット・ピャーチ・ベー
写真は85mm LB-2Sを装備。
アップデート5.5のツリー改変によりソ連駆逐戦車ルートの最初の車両となった。
tier4としては強力な85mm砲を搭載し、高い隠蔽率と精度を武器に活躍が期待される。
控えめというか無いに等しいな装甲と若干の俯仰角の不足を除けば、全般的に高い性能を誇る一輌である。
基本性能(v7.1.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
SU-85B | IV | ソ連 | 駆逐戦車 | 500 | 25/15/15 | 38 | 12.66 | 45,000 |
---|
武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | D-5S-85A | 5.17 | AP APCR HE | 119 161 43 | 140 110 175 | 724 569 905 | 0.42 | 2.3 | 43 | 56 2800 7 98 | 1,500 | +7° -5° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VI | LB-2S | 5.08 | AP APCR HE | 130 170 44 | 170 145 190 | 864 737 965 | 0.38 | 1.5 | 43 | 60 2800 7 98 | 1,550 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
SU-85A | - | 44 | 250 | 100 |
射界 | 左11°/ 右11° |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
III | GAZ-203 | 140 | 20 | 362 |
---|---|---|---|---|
III | GMC 6004 | 210 | 15 | 400 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
III | SU-85A | 14.5 | 38 | 3,000 |
---|---|---|---|---|
IV | SU-85B | 14.5 | 40 | 3,000 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Loader
- Radio Operator
- Radio Operator
派生車両
開発ツリー
BT-7 | ━ | SU-85B 2,500 | ━ | 85 mm D-5S-85A | ━ | 85 mm LB-2S 7,000 | ━ | SU-85 7000 400,000 |
━ | GAZ-203 | ━ | GMC 6004 3500 | |||||
━ | SU-85A | ━ | SU-85B 3500 |
:必要経験値
解説
砲
- 85 mm D-5S-85A
アップデート5.5で初期砲となった。
後述のLB-2Sには全体的に性能が劣るも、初期砲としては十分な貫通力を持つ。
単発は140と同格中戦車とさほど変わらないので、単発交換は出来るだけ避けたい。
- 85 mm LB-2S
貫通力・威力・精度がさらに強化され、特に貫通に関しては130mmへと上昇した。KV-1やChurchill Iなど格上HTも正面から貫通可能である。
単発火力は170と、車体装甲の薄さを考えるとさほど高いとはいえないため、基本的には見つからない所から狙撃を狙いたい。単発交換をするときはしっかり相手を選ぼう。
車体
小ぶりな車体であり隠蔽率も高く、茂みなどに隠れれば敵に発見されづらいと言える。
しかし装甲は限界まで薄く、かろうじて全周装甲ではあるものの防御面は一切期待できない。
特に、装甲の薄い戦闘室は射撃時にどうしても露出せざるを得ず、被弾時には搭乗員・モジュールにもダメージが入りやすい。
これから本格的に駆逐戦車ルートを開発する上でも、なるべく撃たれない位置取り・タイミングを覚えることが求められる。
また、機動性に関しては良好で、狙撃場所への移動や陣地転換にストレスを感じることはないだろう。
オープントップゆえに視界が広い(250m、マップ1辺のおおよそ半分弱)のも特長のひとつである。
立ち回り方
装甲は無いも同然なため被弾しないことが求められる本車は、一歩下がったところからの狙撃が基本の動きとなる。
隠蔽性・視界は同格TDの中でもトップであり、相手の視界外から火力を投射する運用を心掛けたい。
注意すべき点として、後部戦闘室な上に俯仰角の範囲が狭いことから、地形のわずかな傾斜や凹凸によって射撃が困難となることがあげられる。
低所を撃ち下ろしたり高所を狙ったりするような状況は苦手であるため、その場合には柔軟に射撃地点を変更する必要がある。
幸い本車は高い機動力を持っているので、状況に応じた陣地転換が可能である。こちらの位置を隠匿できるメリットもある。
上述のように狙撃向きの車両ではあるが、戦闘中盤以降で味方が優勢な局面になったら前線の味方に追従し、攻撃に参加するようにしよう。
結論から言うと、「敵戦車の後部などを確実に狙える時は榴弾(HE)を使おう」ということ。
なんでSU-85Bで弾種選択?
- このゲームの主砲には通常3種類の弾種が用意されており、それぞれ特性が異なる。
- 詳しい解説は砲弾のページに譲るが、高tierに進むにつれて状況にあった弾種選択を求められる。
- ソ連TDツリーも例外ではなく、第1、第2ルートともにHE弾やHEAT弾の適切な使用がコツとなる車両が存在する。
- そこで今後のためにも、最初のソ連TDである本車で弾種選択のやり方・コツを覚えてしまおう。
- 本稿ではSU-85Bにおける榴弾(HE)の使い方を説明する。それを通して「弾種選択」そのものに習熟してほしい。
弾種選択とは?
- 「状況(敵戦車の種類や車体の向き)に応じて適切な弾種を選択すること」。
- 一番簡単な例は「固い相手(格上HTなど)には硬芯徹甲弾(APCR)を使う」など。
- ところで、榴弾(HE)そのものはここまでのtier帯の車両でも使用できた。
- しかし貫通力や威力に難があり有効に使用できる場面は少なかった。
- 本車の最終砲の榴弾は貫通力・威力ともに優れているため、適切に使用できれば有利となる。
SU-85Bではどうなの?
- 榴弾(HE)は貫通さえすれば単発火力が徹甲弾(AP)に比べて高く、大きなダメージが期待でき、乗員やモジュールへの被害も狙える。
- 本車は装填時間が比較的長いため隙が多い。
- 装填している間に相手に射撃機会を与えないためには、少ない手数で倒してしまう必要がある。
- 逆説、倒せなかった場合には次弾まで相手の攻撃を受けることになってしまう。
- よって、「確実に榴弾(HE)の命中・貫通が見込める場合」のみ使うのが無難。
- 榴弾(HE)を装填した時の貫通アシストで、黄色は「非貫通だが爆風ダメージが期待できる」なので注意
- たとえ貫通可能箇所を狙ったとしても、相手が少し動いて重装甲部位に当たるとカスダメになる
- 榴弾(HE)使用の具体例としては、以下のような時が挙げられる。
- 相手の軽装甲部位(側面・後面)がこちらを向いており、多少動いても確実に照準を合わせられるとき
- 紙装甲駆逐戦車(例:イギリスTier4 Alecto)など、相手が停止しており中~遠距離からでも照準通り命中・貫通が見込めるとき
結論としては?
- 基本は徹甲弾(AP)を用いて狙撃するのが本車の基本的な運用。
- しかし、榴弾(HE)を使うと有利になるタイミングが存在する。
- ただし「確実に榴弾(HE)の命中・貫通が見込める場合」のみ!
- 適切な弾種選択で強くなろう^^
特徴
長所
- 貫通力・単発火力に優れた砲
- オープントップゆえの優れた視認範囲
- 高い隠蔽性(発砲による隠蔽減少は大きいので過信は禁物)
- かわいい(個人差あり)
短所
- 低いHP
- 薄い装甲
- 低いDPM
- 砲の可動域が非常に狭い(俯仰角は-5°~+7°、射角は11°までしか取れない)
- nerfにより低下した機動性
初期の研究
初期砲はある程度の性能を持つので、エンジンや履帯など足回りの開発を優先させる。
本車の強みである機動力の向上を目指そう。
歴史背景
SU85B
1942年に歩兵支援用の軽自走砲としてSU-76が開発されたのち、その発展型としていくつかの車両が開発された。
例えば1944年にはT-70軽戦車の車体を利用しつつ、SU-76よりも洗練された密閉式戦闘室に57mm ZiS-4や76mm F-34を搭載するSU-57B・SU-76Dと言った車両が開発されたが、いずれもSU-76より格段に性能が優れているとは言えず、44年の時点では既に火力不足と判定されて採用されなかった。また、1943年末にはSU-76のコンポーネントを利用しつつ各所を再設計して拡大し、火力と貫通力で優れる85mm D-5を搭載した自走砲が開発されたが、これはGMCエンジンの信頼性やマズルブレーキの問題から採用されなかった。
一方、生産性の向上を目指し、前述の自走砲よりもさらにSU-76の部品を流用し、85mm D-5を搭載して全体的にSU-76Mをやや拡大した車両がSU-85Aである。SU-85Aは1944年の春から秋にかけて試験されたが発砲時の衝撃の大きさが問題視されたため、これを改善した車両がSU-85Bである。
SU-85BはSU-76Mを全体に大型化した自走砲である。武装は85mm砲のマズルブレーキを改良した85mm LB-2を装備する。また戦闘室はオープントップだったがサイズが拡大されたため、狭いSU-76Mと比較して戦闘動作が容易となったほか、SU-85Aと比較すると、SU-76Mの後期生産型と同様に戦闘室後半の切り欠きが小さくなり、装甲も強化された。エンジンは158馬力のGAZ-203Fを搭載し、SU-76Mより高出力だったが、重量が増加したため機動性はほぼ同等だった。
完成したSU-85Bの試作車は1945年半ばまで試験を受けたが、既にヨーロッパでの戦闘は終結しており、SU-76Mを代替する軽自走砲の必要性が消滅したため量産されなかった。悲しすぎ
参考資料
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
http://www.aviarmor.net/TWW2/tanks/ussr/su-85a.htm
http://vadimvswar.narod.ru/ALL_OUT/TiVOut9801/SU85X/SU85X001.htm
(サイトはいずれもロシア語。SU-85A、SU-85Bの写真あり)
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ツリー化、枝化とは?
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
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