Tier 4 フランス 重戦車
スペック
HP | 380 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 60/60/55 |
最高速度(km/h) | 28 |
重量/最大積載量(t) | 29.13/33.3 |
本体価格(シルバー) | 185,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | BDR G1B (15,800/400,000) | |||||
B1 (4,200/185,000) | ━ | SRB (265/3,250) | ━ | Char B1 bis (2,135/17,930) | ┻ | Char B1 ter (3,620/25,790) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
B1 | Renault S6Bis | 47 mm SA34 | B1 | B1 APX 1 | 380 | 290 | |||||||
180 | AP APCR HE | 25 46 24 | 50 50 62 | 112 | 10 2G 13 | 26.09 1.70 0.52 | 26 | 40/40/40 | 46 | 300 | |||
SRB | Renault S6Bis | 47 mm SA35 | B1 | B1 APX 1 | 380 | 360 | |||||||
180 | AP APCR HE | 45 79 24 | 55 55 70 | 112 | 20 3G 13 | 26.09 1.70 0.46 | 26 | 40/40/40 | 46 | 300 | |||
Char B1 bis | Renault Naeder-FIEUX | 47 mm SA35 | B1 bis | B1 APX 1 | 380 | 710 | |||||||
307 | AP APCR HE | 45 79 24 | 55 55 70 | 112 | 20 3G 13 | 26.09 1.70 0.46 | 28 | 40/40/40 | 46 | 300 | |||
Char B1 ter | Renault BDR | 47 mm SA37 | B1 bis | B1 APX 4 | 420 | 710 | |||||||
350 | AP APCR HE | 66 98 24 | 55 55 70 | 112 | 20 3G 13 | 28.57 1.50 0.38 | 28 | 46/46/46 | 44 | 330 |
解説
Tier4重戦車共通の措置として、マッチング上限は「Tier5」までとなっている。
また、車体側の主砲を使うM3 Leeと違い、Churchill Iのように砲塔側の砲のみを使う仕様になっている。
史実
ルノーB1重戦車は、1921年戦車構想でエティエンヌが考案した、47mm砲SA35を車体固定装備する15t級新型戦車の競作をフランス陸軍が、ルノー、FCM、FAMH、ドローナ・ベルビュー、シュナイダー各社に対して出された事により開発が進められたもので、当初隠匿を目的としてトラクター30の名称が付けられていました。
途中、開発中にドローナ・ベルビューが計画から降り、1924年5月に残る4社からモックアップが完成し、シュナイダー/ルノーで2両、FAMHで1両、FCMで1両の一次試作車(重量19t)が作られました、これは計画途中で重量が過大となってしまったためでした。
1926年1月に二次試作車3両(ルノー製エンジン、シュナイダー製トランスミッション、FCM製サスペンション装備)での技術テストが行われました、このときFAMHは計画から離脱することになりました。
試験の結果、ルノー案が採用されFCMが補佐して本格的な開発が開始されました。 開発は難航したものの、車体固定砲の照準に必要なステアリングシステムも完成したため、1927年3月に原型車が発注され、1929年1月に完成、改良の後に1930年からB戦車として実用試験に入り、1931年10月に原型3両で戦術演習に参加、4年に渡るテストを経て、正式採用が決まり7両が発注され、量産が決定しました。 この間、試験途中の1930年10月に、発展型のB2戦車をB1と改称する事になっていました。
B1戦車は、最大装甲厚40mmのリベット結合の車体右前部に固定式に17.1口径75mm榴弾砲SA35を1門、車体前部右下に固定式機銃2丁を装備し、鋳造製APX-1砲塔には32口径47mm戦車砲SA35を1門と7.5mm車載機銃M31を1丁搭載、初期型はD1と同じST2砲塔で、一部にB1bisと同じAPX-4を搭載するものもあるそうです。
75mm榴弾砲SA35は限定的な射界ではあるものの、当時の戦車としては火力はかなり強力とされていました。
サスペンションはリーフスプリングとコイルスプリングを組み合わせたものであり、装甲板で防御されていて、エンジンはルノー航空用4サイクル直列6気筒液冷ガソリンエンジン(272馬力)で、トランスミッションはギア式の前進5段・後進1段、操向装置はネーダー油圧制御方式ダブル・ディファレンシャル方式で最大速度27km/hを発揮し、戦闘重量は30tにまで増加しました。
B1は1936年から1937年7月までに35両が生産されました。
B戦車はB1bisと改称され、改良が更に加えられることが決定、1937年から生産が開始されました。
これには、ドイツのラインラント進駐を受けたもので、旧式化しつつあった本車の延命策が図られたものでした。
装甲強化として車体は圧延鋼板を2本のガーターとクロス・メンバーで組まれたフレームにリベットで止めて構成されていて、装甲厚は車体前側面60mm、後部55mm、上部25mm、底部20mm、砲塔側面56mm、上面30mmとされています。
サスペンション・ユニットもガーターに取り付けたため、サスペンション上部が車内に突き出す構造となっていました。車内は防火壁で前後に分かれており、前部左が操縦室、右が砲身の長くなった車体固定式17.1口径75mm砲SA35、それらの後ろが戦闘室、後部が機関室でした。主砲操作は操縦手が行うため、操縦手用フードにはプリズム式双眼照準器が主砲と同軸でセットされていて、バイザー下の2本のスリットを介して照準するものでした。
主砲である75mmSA35車体固定砲は圧縮空気式排煙装置が取り付けられており、発射ガスが車内に逆流しないようになっていました、射界は俯仰マイナス15度からプラス25度のみ可能であり、旋回角の修正は車体ごと行わなければならず、操向装置に工夫はしていたものの、実用性が低いものでした。
車体前部には7.5mm固定機銃も1丁装備されていて、操縦手が発射するようになっていますが、後にケーブル式遠隔操作トリガーが車内上部に設置されて車長も撃てるようになっていました。
砲塔は34口径47mm戦車砲SA35と7.5mm機銃装備のAPX-4で、戦闘室に載っており、車長が操作できるようになっていました。
47mm戦車砲SA35の俯仰角はマイナス18度からプラス18度、砲塔上面にキューポラがありますが、車長が出入りするハッチは砲塔後面にありました。
装填手は戦闘室に位置し、壁面ラック、床下、機関室内弾薬庫から各種砲弾を取り出して装填するほか、75mm砲弾の信管セットも行っていました。
機関室内部は左右と中央部の3つに分かれていて、左に冷却ファンとラジエーター、中央にエンジンなど動力装置が収容され、右に戦闘室から入れる点検用通路や弾薬庫が設けられていました。 車体右側面(足回り防御用装甲板)には大型の乗員用ハッチが設けられていますが、砲弾の直撃を受けると外れてしまうことが多かったそうです。 車体左側面には大型の冷却空気用ルーバーがあるほか、サスペンション整備用として、車体両側面(足回り防御用装甲板)に点検用小ハッチが付けられていました。 車体後部上面右側には機関室右側の点検用通路に繋がるハッチがあり、緊急脱出口として使用できました。
エンジンはルノー製航空用4サイクル直列6気筒液冷ガソリンエンジン(16,500cc、307馬力)に強化されていましたが、最大速度29km/hとなっていました、これは戦闘重量32tに増加したためだと言われています。
B1bisはルノー、FCM、FAMH、AMX、シュナイダーで1940年までに403両(368両とも?)が生産されました。
60mmの装甲厚は、当時のドイツ戦車では撃破が困難でしたが、フランス陸軍が旧態依然の戦車運用と、故障の多さ、特に無線の不良が多く連携が取れないために、ドイツ戦車と航空機による立体的な電撃戦と、強力な対戦車砲により、機動性に乏しいB1シリーズは各個撃破されてしまいましたが、ストンヌにおいて、1両の本車が140発の対戦車砲弾を弾き返してドイツ軍対戦車砲2門と戦車13両を破壊していると言う記録が残っています。
1930年にフランス国防省はB2、B3、BBといった後継戦車案を出しましたが、結局、アイデアプランのままで終了しています。
フランス降服後、ドイツ軍がB1/bis戦車を接収し、B-2 740(f)として改良しました。 故障が頻発して致命的だった無線をドイツ製に変更、砲塔に増加装甲を付け、武装を4.7cmKwK35(f)L/34と7.5mmMG(f)機銃に変更して第二線の部隊に配備されました、本ゲームではドイツ課金戦車として登場します。
これを更にオープントップ化して、車体の75mm砲も取り外された換わりに、10.5cm榴弾砲leFH18/4を搭載した自走砲も作られました。
戦車不足を補う目的で、多数のフランス戦車を接収したのはよかったものの、殆どがドイツ戦車から見れば遅れた性能でした。
特に電装系や機関系の信頼性の低さには頭を抱えるほどだったそうで、大抵は訓練や後方任務、フランス国内での警備に使われました。
コメント
- 産廃扱いされる事が多いが、実際はかなり戦える車輌。優遇付きなので実力が反映されやすい。ただしライバルのデスワゴン2が普通に強い車輌のため苦戦を強いられる。 主砲の火力に難があるものの、速射性は良く中距離以内なら短時間で大損害を与えられるくらいの安定性はある。 弱点だらけなのも変わらないが、障害物で側面を上手く見せて耐える戦法なので問題はないだろう。 Tier5重戦車は味方主力に任せ、履帯切り狙いで何とかしよう。最悪、弱点狙撃でギリギリ倒せる、、、はず!(何) -- アメジスト? 2015-10-14 (水) 19:13:57
- T14のライト狙って倒せた時の達成感と来たら・・・他のtier4では味わえないな -- 2017-06-26 (月) 19:58:22