Bishop

Last-modified: 2017-07-20 (木) 20:58:26

GB-Bishop.png

Tier 5 イギリス 自走砲

公式紹介ページ

スペック

HP350
車体装甲厚(mm)60/50/60
最高速度(km/h)24
重量/最大積載量(t)17.65/17.7
本体価格(シルバー)405,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
FV304
(31,000/930,000)
Bishop
(19,600/405,000)
Bishop A190
(4,280/45,500)
Bishop 6-71S
(6,800/60,800)
Bishop 6-71A
(6,000/62,800)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
BishopAEC A189Q.F. 25-Pr. Gun/How.Valentine Mk. IIBishop350400
135HE
AP
AP
44
92
71
280
180
180
3283
7G
83
8.96
4.50
0.68
20--/--/--20300
Bishop A190AEC A190Q.F. 4.5-in. HowitzerValentine Mk. IIBishop350450
131HE57450322506.06
4.50
0.72
20--/--/--20300
Bishop 6-71SGMC 6004 6-71SQ.F. 4.5-in. HowitzerBishopBishop350550
138HE57450322506.06
4.50
0.72
22--/--/--20350
Bishop 6-71AGMC 6004 6-71AQ.F. 4.5-in. HowitzerBishopBishop350550
165HE57450322506.06
4.50
0.72
22--/--/--20350

解説

イギリス自走砲で、仰角15度という驚異の浅い射界で、セクストンから使えるAP弾を持つ初期砲と、課金弾がないHE弾のみだが脅威の山なり弾道の最終砲、この極端な2つの砲を使いこなすのが大変であるが、装填速度と照準速度は恐ろしく速いので、これが逆に魅力でもある人気の自走砲だ。

初期砲は、ともかく仰角が浅く射程距離が530mと短めなので、障害物で射線が阻まれやすかったり、射程が足らなくてヤキモキしがちだが、史実になぞって斜面を利用して射程と仰角を補うことが出来る。 ただし、着弾点が斜面の角度によってずれやすくなり、最悪どこへ飛んでいくか分からなくなるので、要注意である。
AP弾が使えるのと、自走砲にしては体力があるので、駆逐戦車のような扱いも出来るが、車体がKV-2のようにでかいので被弾しやすいことと、出足や速度・旋回性能が最悪で、レティクルの開きもガバガバになるので突出は禁物。 あくまで自衛の手段として持っておくのがいいだろう。
装填速度は、ラマー装備で体感的に同格の駆逐戦車に近い。

最終砲、といっても、初期砲の次の開発ですでに最終砲なのだが、45度級の仰角から放たれる山なり弾道は、上手くいけば、天板破壊からの大ダメージが期待できる、ただ、それ以外はほとんど大ダメージではなく手数で押す事になる、最悪分厚い装甲や内張り装甲もちには、ダメージすら入らない事もあるので留意する事。
HE弾一択で爆風範囲が2mと少し、射程は500mしかなく、機動性ももっさりなので、マップによっては歯がゆい面もある。
例を挙げると、エルハルフでは、自分の位置を東側に取った場合は、谷を越えて相手を撃つのが困難で、射程がちょうど斜面で一杯一杯になる。
西側は、谷間が狭まり陸続きなので相手を狙いやすいものの、こちらも見つかる危険が高く、なおかつ東側へのフォローが難しくなる。
他のマップでも活躍するためには少し前に出る必要が出るので、リスクは伴うが戦況を考えて早めの陣地移動をすることも覚えておこう。
HE弾32発のみなので、切り替えを考えずに手数で押していけるのと、市街戦では意外な活躍も出来るのが最終砲の魅力だ。

密閉戦闘室なので、換気扇が使えるのは強みである、ぜひとも装備しておきたい。
スキルも出来れば、クラッチの名手とオフロード走行があれば、多少ましになるので、使い続けるなら欲しいところだろう。

史実

ビショップ自走砲は、第二次大戦期においてイギリス軍が正式採用した最初の自走砲で、1941年6月バーミンガム社に発注され、8月に試作車が完成という、速いペースで開発されました。
それ以前にも、自走砲が試作されており、実用できる物もありましたが、軍上層部の理解が得られない上に、無茶な要求を突き付けられる事から、制式採用する自走砲が全て見送られる為にイギリス軍にはビショップ採用まで無いという状態でした。
ビショップは激戦化する北アフリカ戦線で野砲の自走化のために前線から要求されたもので、ベースになったのはバレンタイン歩兵戦車で、砲塔を取り去った後に、一見、回転砲塔のようなシルエットの背の高い固定戦闘室を設け、背面に観音開きのドアを備えていました。
主武装の25ポンド野砲は、ほとんど牽引式野戦砲そのままの状態で戦闘室に押し込める様に載せられました、左右は8度、仰俯角は最大15度-5度と戦闘室の狭さによる制限で、牽引式25ポンド砲より射角が激減してしまいました、特に射程距離が仰角の不足から半分の約6,000mまで落ち込み、携行弾数もスペースの関係上、大幅に少ないという問題点が生じてしまいました。 
戦闘室は後部ドアを開けることで、作業スペースの確保をしようという目論見でしたが、戦闘室自体が狭いために25ポンド砲の操作性が悪く、換気程度での利用にしかならなかったそうです。
1941年11月から生産を開始、翌年7月には80両が完成し、20両が生産中でしたが、この頃からアメリカから105mm榴弾砲を搭載するM7プリースト自走砲が送られてきており、当初の発注分である300両は残った200両の生産をキャンセルして、生産中だった20両を併せた100両を、とりあえず北アフリカ戦線へ送ることにしました。
初陣は第二次エルアラメイン戦に投入されましたが、背の高い戦闘室は遮蔽物のない砂漠において目立って不利だったことと、ベースとなったバレンタインの出力不足から来る低速が祟ってしまい、前線での評判はよくありませんでした。
足りない仰角を傾斜地やドーザーで掘った窪みで補うなど、涙ぐましい努力で闘い抜きました、シシリー島上陸作戦(ハスキー作戦)で小数が使用された後は、M7プリースト自走砲セクストン自走砲の数が砲兵隊に十分行き渡ってきたために、イギリスの保守的な運用方針による戦線登場の遅れと、突貫製作によって初採用されたビショップは、こうして第一戦線から外されてしまうのでした。

コメント

  • 完成させてくれた人ありがとう。一応PC版wiki見て分かる範囲を書いたんだけど全然数字が違ったね。申し訳ない。 -- 2014-10-01 (水) 01:13:15
    • まずはページを作るのが大切なんで、数字の間違いは後から修正すれば良いかとw -- 2014-10-01 (水) 01:20:21
  • 次のFV304の影に隠れて、影が薄いこの車両。初期パッケージだと、仰角が取れず、ダメージも少ないので、A190 パッケージの開発が急務である。A190パッケージからは Q.F. 4.5-in. Howitzer が搭載され、仰角が取れるようになり、扱いやすくなる。この砲は、精度、照準時間は優れているが、射程距離が約500mと、他の自走砲に比べると、かなり短く、弾道も高弾道となっている。そのため、従来の自走砲とは違う位置取りを考える必要がある。次のFV304も、同じ4.5インチ砲が引き継がれるので、この車両で砲の特性を経験しておくと、スムーズに乗りこなせるかも知れない。ちなみに、射界も狭いので注意。拡張パーツに換気扇が搭載可能な点もポイント。 -- 2014-10-05 (日) 17:26:27
  • 他のTier 5自走砲と比較すると、装甲が厚く、HPも高い。装甲が厚いため、軽戦車の攻撃を弾いてくれる場面がが多々あった。 -- 2016-03-25 (金) 04:55:48