M41B Brazilian Bulldog

Last-modified: 2017-12-04 (月) 15:13:12

ゲーム画面上や公式紹介では、戦車名が「M41B Brazilian Bulldog」となっていますが、公式戦車事典では「M41C Brazilian Bulldog」となっています。

 

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Tier 8 アメリカ 軽戦車(課金戦車)

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公式紹介ページ
レア車輌スポットライト: M41B Brazilian Bulldog

スペック

車体

HP975
車体装甲厚(mm)35/25/19
最高速度(km/h)72.4
重量/最大積載量(t)23.37/26
本体価格(ゴールド)7,800
修理費(シルバー)

パッケージ

M41 Walker Bulldog
(7,000G)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
M41 Walker BulldogSaab-Scania DS-14A 0490mm Gun Ca 76/90 M32 BR3M41A3M41A3975AN/GRC-7
510HE
HEAT
HE
102
250
45
320
240
320
56350
10G
255
9.52
2.29
0.37
5635/25/2550400745

解説

入手方法

Children's Day Package(2015/10/08-10/23・7,000G)を購入することで入手可能。
バンドルパックには、ガレージスロット・熟練度 100% 搭乗員・オペレーション「Brazilian Bulldog エース」開放 (購入後7日間のみ有効)がセットになっている。

 

特徴

この戦車は、ブラジルの子供の日(10月12日)とブラジルゲームショー(10月8日から)を記念して発売された。
現在のところXbox版オリジナル戦車となっている。
専用の特殊塗装がされているため、迷彩と徽章の変更が出来ない。(扱いはこれまで登場した国旗塗装等と同じ?)
マッチング上限は画面表示上Tier10となっているが、通常のTier8軽戦車がマッチング上限がTier10の偵察枠扱い(Battle Tier 11)になっているため、恐らくこの戦車も同様の扱いがされていると思われる。
そのため、マッチング上は、常にTier9以上の戦車がいる戦場にマッチングされる。

この戦車は主砲にAP弾を搭載できないという特徴がある。
主砲の「90mm Gun Ca 76/90 M32 BR3」の砲弾は3種類あるが、どれもHE系(榴弾)の砲弾となっている。
通常の砲弾には、2種類のHE弾があるが、どちらも平均ダメージ値は同じであるため、貫通力が低く(45mm)単価が安い(255シルバー)「HE T91E3」を搭載する必要性は低い。
通常はHE弾「HEP T142E2」(HEPはHESHの簡易版)を搭載し、課金弾のHEAT弾「T108E45」との組み合わせで搭載する形になるだろう。
なお、主砲の精度は、中Tierのメイン装備である10榴とは異なり、ある程度の精度を持った主砲になっている。

この戦車の性能を簡単に表すと、Tier7軽戦車M41 Walker Bulldogの車体に、Tier8軽戦車のT49の主砲「90mm Gun T132E3」を搭載した形の戦車である。
そのため、M41 Walker Bulldogベースの車体の特徴である旋回性能などの機動性はカタログスペック上優れるものの、T49の特徴である「152mm Gun-Launcher XM81 (conventional)」が搭載されていないため、1発当たりの高火力が無い状態になる。
しかも、スペック上機動性には優れているM41 Walker Bulldogベースの車体だが、搭載されているエンジン「Saab-Scania DS-14A 04」は510馬力とやや貧弱であるため、カタログスペック通りの機動性を発揮させるのは難しい。

T49の152mm砲のような高火力は無く、機動性にも一部難がある戦車である。
上記の特徴を理解した上で軽戦車本来の役割である偵察任務をいかにこなせるかが、この戦車のポイントになっている。

 

補足

アップデート2.2現在、ターゲット訓練において、この戦車に試乗することが出来る。

 

史実

M41軽戦車はM24軽戦車の後継として、1949年から開発が始められた試作軽戦車T37に続いて開発された試作戦車T41が正式化されたものです。 T37試作軽戦車フェーズ2を原型としており、車体はT37フェーズ2と同じでした。
この戦車から車体前方機銃が廃止され、乗員が4名に減らされたのが、M41軽戦車のトピックになっています。
全体で5,500両が生産され、アメリカ陸軍に1,800両以上が配備され、その他は日本、タイ、台湾、デンマークなど各国に輸出されました。

その輸出先のうち、ブラジル陸軍には1960~70年にM41A1とA3が340両供与されました。
1978年にブラジル陸軍の近代化型M41として、M41Bへの改修が進みました、これには、バーナルディニ重工業が改修を行っていました。
主砲を90mmライフル砲BR1(ブラジル国産装甲車EE-9に搭載されたコッカリルMk3の改造型で、砲身が短く、砲架も異なる)に換装し、エンジンをトラックで有名な、スウェーデンの重工業会社スカニア社製DS-14A04水冷V型8気筒ターボチャージドディーゼルエンジン(のライセンス生産版)に換装して航続距離を500kmに延伸しました。 
この型は、後にウルグアイに中古の24両が輸出されたそうです。

1984年に登場したM41CはM41Bがベースの近代化改修型で、主砲を90mmライフル砲BR2(砲身長がEE-9のものと同じになった)に変更し、FCSとAPFSDS弾を採用、砲塔側面装甲をスペースドアーマーとし、スカートを追加しています。砲塔両側には4連装発煙弾発射機が装着されました。
ゲーム中に登場するのは、このM41B(M41C?)ですが、WGが主砲をT49の初期砲に替えた物だそうです。 (実際はベルギー・コッカリル社製90mm砲コッカリルMk.3低圧砲のライセンス版)

愛称は、リトル・ブルドッグですが、後に朝鮮戦争で戦死した第8軍司令官ウォルトン・H・ウォーカー中将の名をとってウォーカー・ブルドッグとなりました。

また、ゲーム中では、スーパーパーシング・フリーダム、FCM50tリベルテ、クロムウェル・ナイト等の国旗塗装戦車に近い位置づけとなっているようです。

ブラジルの国旗は、元来緑色と黄色はそれぞれブラジル皇帝であるペドロ1世のブラガンサ家とその皇妃マリア・レオポルディナのハプスブルク家を象徴していました。
現在では非公式ながら緑色は森林を、黄色は金と鉱物資源を象徴していると解釈されることが多いそうです。

中央の円は共和政が樹立された日である、1889年11月15日の朝8時30分のリオデジャネイロの空を表しています。
天球を外側から見たイメージであるため、星座の模様は左右反転しています。
円内の27個の星は、それぞれブラジル連邦共和国を構成する26州と1連邦直轄区を表しています、そのため、アメリカ合衆国の国旗のように、州が増える度に星の数も増えるという性格を持っています。
アメリカ合衆国の国旗と異なる点としては、それぞれの星が象徴する州を表している為に、配置などが厳格に定められている点が挙げられます。
中央の白い帯は黄道を表しているとされます。 帯には緑色で哲学者オーギュスト・コントの言葉「秩序と進歩」がポルトガル語で記されています。 これは、発足当時の共和国政府首脳陣の多くが、実証主義の信奉者だったことを反映した結果であるそうです。

砲塔に描かれているヘビのシンボルについては、第二次世界大戦中のFEB(Forca Expedicionaria Brasileira:ブラジル海外派遣軍)へのオマージュという説があります。
ブラジル海外派遣軍については、連合国が寄越した再三にわたる対枢軸国参戦への圧力的な要請を何だかんだで引き伸ばしていた南米諸国の中でも、時のブラジル大統領、ジェットゥーリオ・バルガスが当初「ブラジルが参戦するなんて、ヘビが煙草を吸うよりも可能性が低い(そのぐらいあり得ない)。」と発言していながら、結局圧力に屈して参戦することになったため、「A cobra vai fumar.(ヘビも煙草吸うんだ)」と揶揄されたことに敢えて乗って、派遣軍の隊章に煙草を吸うヘビの姿が採用されたという冗談のような実話があり、そうした「皮肉と笑いでなんとかする」スタイルを表したものだそうです。

2015年1月29日にブラジルのサンパウロで、盗難品倉庫の中にあったコンテナから、M41が2両発見されたそうで、競売で落札されたというものらしく、主砲を除く武装品はなく、エンジンも取り外しされていたそうです。

 

アップデート2.3での変更点

エンジンの出力が405馬力から510馬力に変更。但し、画面表示上の数値は変更されていません。
弾薬庫の耐久力が向上。

 

コメント

  • アップデート2.2現在、戦車訓練のターゲット訓練で試乗することが出来ます。自分は買ってないんですけど・・・。ネット動画を見ながらスペックを埋めました。動画の見間違いじゃなければ、砲弾が全部HE系なのが非常に気になります。 -- 2015-10-09 (金) 22:20:33
  • 箱オリジナルには珍しい糞雑魚戦車。エンジン出力が低すぎるので加速が悪く、旋回速度もカタログスペックほどのものを体感できない。主砲はT49の初期パケの90mm榴弾のためたいしたダメージは期待できない。観測と同時に火力も求められるTier8軽戦車の中では間違いなく最弱の戦車のため、あまり購入をオススメできない -- 2015-10-10 (土) 13:35:38
  • コメントなどを参考に、解説文を書いてみたのです。どうかな~。コメントしてくれた人ありがと~。 -- 2015-10-11 (日) 23:46:44