S-51

Last-modified: 2017-09-17 (日) 20:15:39

ussr.s-51.png

Tier 7 ソビエト連邦 自走砲

公式紹介ページ

スペック

車体

HP350
車体装甲厚(mm)60/60/60
最高速度(km/h)30
重量/最大積載量(t)50.12/52.0
本体価格(シルバー)1,400,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
SU-14-2
(127,700/2,720,000)
S-51
(93,000/1,400,000)
T-100Z
(14,065/48,800)
S-51A
(19,165/56,300)
S-51M
(83,165/291,300)

詳細

パッケージ名エンジン名武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
S-51V-2K152 mm BR-2S-51S-51350360
500AP
APCR
HE
88
246
90
950
750
950
30*
*G
*G
2.62
7
0.75
18--/--/--12360
T-100ZV-2-10152 mm BR-2S-51 BisS-51--
520AP
APCR
HE
88
246
90
950
750
950
30*
*G
*G
2.62
7
0.75
20--/--/--12360
S-51AV-16152 mm BR-2S-51 BisS-51--
600AP
APCR
HE
88
246
90
950
750
950
30*
*G
*G
2.62
7
0.75
20--/--/--12360
S-51MV-16203 mm B-4S-51 BisS-51--
600AP
APCR
HE
102
260
102
1850
1450
1850
12*
*
*G
1.38
8
0.89
20--/--/--12360

解説

史実

第2次世界大戦初期から使用されたソ連軍の重榴弾砲203mmB-4榴弾砲(203mm榴弾砲 M1931)は、最大射程18kmという長射程と、大口径による絶大な威力を誇り、ソ連軍の重砲部隊の主力火砲として活躍しました。
203mm榴弾砲 B-4は自重18tという大重量を持つことから、通常の火砲のようなタイヤもしくは車輪を装備するのではなく、履帯を用いた装軌式となっているのが特徴でした、ただし、装軌式の走行装置は自走ために装備されているのではなく、あくまでも牽引されて移動されるものとなっています。
ただ、このような装軌式の足周りによる牽引方法は機動性が低いのも事実で、進撃する前線部隊に追従可能な重砲として機動力を向上させるために、203mmB-4榴弾砲の自走化が図られました。
S-51自走榴弾砲は、203mmB-4榴弾砲の自走化の一つのプランとして1944年に試作された車両で、KV-1Sの車体をベースに203mmB-4榴弾砲を搭載し、防御陣地攻撃用自走砲として開発されました。
一見するとソ連軍戦闘車輌というよりはドイツ国防軍の大型自走臼砲のような風貌ながら、簡素な構造の車体とによる、試作車両らしい特異なフォルムをしています。

S-51の構造は、KV-1Sの砲塔を撤去した車体の戦闘室の上部に露出式に203mmB-4榴弾砲を装備、フェンダーには作業台が付けられ、その形態はフランス軍の自走砲シュナイダーGPF194mm自走砲に似たスタイルとなっています。
戦闘室には一応専用の大型の防盾が取り付けられたものの、露出式に砲を装備したことにより防御力は無きに等しく、自走砲というよりも203mmB-4榴弾砲を自走できるようにしたものに近い車両でした。
1944年にテストを受け、問題はないとされましたが、この大火力の猛烈な反動を受け止めるには基本的設計上の無理が生じ、軽量化したKV-1Sとはいえ、203mmB-4榴弾砲の大重量が変速機にも影響を与えると指摘され、正式化および量産化されることはありませんでしたが、第2次世界大戦時における数少ないソ連軍の自走榴弾砲の一つとして際立った存在となったのでした。
資料によっては、KV-1を使うとされている事もあり、量産の際には旧式化しつつあるKV-1も転用するのではないかと推測されるようです。
また、似たような構成の自走砲に203mm榴弾砲装備のKV-12があり、S-51と同じものなのかは諸説があるそうですが、KV-12も不採用に終わっています。

コメント

  • 最終パッケージのS-51Mは、乗員100%+装填棒で装填時間は37.45秒となり、1分間に約1.6発の発射速度となる。最終パッケージ開発にはそれなりの経験値が必要になり、装填時間も長くなるが、HEの203mmは同格以上の重戦車を一撃で葬ることができる可能性を秘めており、戦局を大きく変えることができるのは魅力的である。一方で203mmは格下にはオーバーキルであるとの意見も有るが、それは正しいし誤りでもある。何故なら、この車両が対戦するTierを自分自身で選べない事を考えれば、万全の体制で臨むのが筋であるからだ。また、KV-2から自走砲への架け橋にもなっているため、これから自走砲をやってみようというロマン砲マニアには堪らない一台になっているのだが・・・弾道の低さや射界の厳しさなどで、MAPや技術的に苦労させられることが多い。なお、最終パッケージの総弾数は12発であり少ないと思われるが、長めの装填時間を考えると、数発のAP弾を『御守り』としても、必要十分で無いにしても許容範囲ではないだろうか。ただし、融通の利いた欲張った運用は制限されるが、基本的にHEメインで運用を考えたほうが味方も幸せである。 -- 2015-04-13 (月) 11:48:39