説明
カルミラ城の館主。
彫像化属性は氷、凍結。状態異常は倒錯、魅了。
外見
浅黒い肌。銀髪。鋭い犬歯。青白の貴族風装束。
状態異常
倒錯
- 増幅感情は「絶望」。精神をへし折り、意志を諦観に染め上げ、自暴自棄な快楽行動を誘発する。
- たとえロザリンドに力量肉薄する相手であっても、倒錯付与された場合、完全に戦意を喪失する。
- 意志力の強さが抵抗のカギとなる。同時に、屈強な意志をもつ者ほど、屈した際に反動が如実に表れる。
魅了
- 愛称は「血僕」。ロザリンドによる吸血および吸熱を熱望する僕。
- 陶酔めいた状態にあるものの、吸血吸熱のためであれば、ロザリンドのいかな命令にも従う。
- ロザリンドの吸血をうけた者は、自らもまた血を欲するようになる。ロザリンドから血を与えられることで「獣化の呪い」が確定発現する。
能力
杭(補助)
- ロザリンドの一面である「氷の女王」の封印具。
- 胸の中心に穿たれた黒杭。胸から背中へ貫通した傷跡からは、血の一滴すら流れていない。
- 封印解除によって「銀世界」による吸熱、さらには「冬」の展開が可能となる。
冬(補助)
- 「凍結」を招く気象支配。
- 一都市を覆い尽くすほどの超大結界。氷の女王の神秘によって、凍結の魔力で大気を満たす。
- 結界内では、気温低下、粉雪、寒風などの現象が励起される。その実、寒さは極低温には程遠い。
- 本質は寒さに依らない強制凍結現象。結界内の物質は、時間とともに霜付き、やがて完全に凍結して動きを止める。
- 凍結は彫像化とは似て非なる固化。凍結に痛みは生じず、無痛のまま体表すべてを凍てつかせる氷の封印といわれる。
- 冬の発動中、ロザリンドの身体は肉から氷へと質を変える。また「銀世界」がより強大な力を発揮する。
血脈伝承(補助)
- ロザリンドに流れる青い血潮に宿るもの。
- 吸血鬼としての側面の象徴。日光を弱点とするほか、不死性などの能力の源泉となる。
- その血に濃厚な「獣化の呪い」を帯びる。吸血した相手、および自らを獣人に変身させうる。
銀世界(攻撃)
催淫:D 快楽:D 射程:A 捕捉:A 状態異常:倒錯
- 「氷の女王」が操る吸熱の神秘。
- 杭跡の風穴を中心に極めて広範囲から熱を奪い、無機物有機物に限らずあらゆるものを「凍結」させる。
- 超自然原理のため、一般的な防寒で耐えることは不可能。抵抗するには相応の魔力を要する。
- なお銀世界によって凍結した場合、一定時間の経過によって対象内部は氷化する。
- ロザリンドに近いほど凍結速度が増す。速度遅延はロザリンドの任意。
- ロザリンドは吸熱衝動を抱えており、銀世界発動によって歓喜とともに欲望を満たす。
血刀(攻撃)
催淫:C 快楽:C 射程:C 捕捉:D 状態異常:倒錯
- 青血が凝結した大太刀。
- 長さ三尺を超える大業物。ロザリンドはこれを軽々と振るう。
- 青血の精髄といえるもので、催淫快楽にくわえ獣化の呪い、そして倒錯の魔力を宿している。
- 血刀の斬撃は痛み以上の快感を刻み、傷口をたちどころに凍り付かせる。
妖眼(攻撃)
催淫:B 快楽:- 射程:B 捕捉:D 状態異常:魅了
- 紫色の輝きをたたえる最高位魔眼の一つ。
- 対象の瞳を見つめることで発動。吸血鬼としての基本能力であり、制約なく使用が可能。
- ロザリンドにとって眷属づくりの初手。その次には、極めて危険な吸血が待つ。
吸血(攻撃)
催淫:D 快楽:B 射程:D 捕捉:D 状態異常:-
- 吸血鬼の象徴たる血液契約。
- 相手の啜り上げる。ロザリンドが好む場所は首筋から。相手は強い酩酊と、蕩けるような快感に襲われる。
- ロザリンドにとって吸血は嗜好。一口二口で事足りるため、失血死を招くようなことはない。
- 反面、ロザリンドの吸熱衝動は底なしで、体温を吸いつくし氷像に変えないためには強い自制心が求められる。
- 吸血直後から、獣化の呪いにともなう肉体変化が生じる。もともと耐性のある者以外、何らかの動物の特徴が現われる。
- 獣化に適合した者をロザリンドは嗅ぎ取ることが可能。とはいえ、眼鏡に適うほどの相手は極めて稀。
特記
不死氷
- 吸血吸熱の犠牲者である、獣化不適合者への処罰。
- 吸血は契約の一種で、仮初の不死を与える。それが氷化および獣化と混ざり合い、歪な呪いへと変貌を遂げた。
- 不死氷の形状からは、獣化進行の証である獣耳や尻尾などが確認できる。
- 不死氷は衝撃に脆弱な性質をもつ。迷宮彫像としては異例の破壊可能な彫像である。
- 不死氷が破壊、もしくは溶解した場合、時間を巻き戻すかのようして復元される。
- この復元には強烈な快感がともなう。ロザリンドはそれをわかった上で、戯れに氷像を破壊して愉悦に興じる。
災害級氷化能力
- 「冬」と「銀世界」の併用によって、都市全域を氷に閉ざす。
エピソード
- なし
メモ
- なし
一言コメント