クロスデスティニー(X運命)◆UO9SM5XUx.氏 第011話

Last-modified: 2016-02-14 (日) 01:27:55

第十一話 『私たちが本当に倒すべきは』
 
 
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DXとインパルス、そしてガイアはザフトの陸上戦艦に収容された
同様にガロード、シン、ステラ、テクスも戦艦に搭乗する

「おい、あいつらだぜ」
「たった二機でローエングリンゲートを陥落させたって?」
「それだけじゃねぇ、ユニウスセブンでも凄い働きをしたって話だ」
「ちょっとした化け物だな。でも味方なら頼もしいか・・・・」

廊下を歩いていく、ガロード、シン、ステラ、テクスを見るザフトの兵士たちが、
ひそひそと話している。ガロードは両手を頭の後ろに回した気楽な格好で、
口笛を吹いた

「ヒュー、たまには英雄になるのも悪くねぇよな」
「そうだな。しかしこれから我々の扱いがどうなるのか、考え物だぞ、ガロード」
「わかってるさ、テクス。俺も戦後育ちだぜ。うまく行ってるときほど油断は禁物ってね」

ステラやシンにはわからない会話を二人はする。一応、ザフトの軍はDXやインパルスを快く出迎えたが、
DXは依然として拿捕される可能性がある。ガロード自身も同様で、なにか適当な理由をつけて
逮捕される可能性もあった

そのため、ガロードは事前にDXへ爆薬を仕込んでおり、Gコンも肌身離さず持っていた
今、ガロードはザフトの赤服を着ているが、その下には防弾チョッキを仕込んである
敵地に乗り込む以上に、厳重な下準備をしていた

やがて四人は艦長室に案内される

「あの、民間人の方はご遠慮ください」
衛兵が、テクスとステラを見て、顔をしかめる

「どうする、テクス?」
ガロードが声をひそめ、テクスに耳打ちする
「さすがに戦時中の艦長室へ、民間人が入るのは不自然だろう
  そうだな・・・・。今のところ艦にそれほど不自然なところはなかったが・・・・
  ・・・・・私とステラはMSデッキで待機させてもらおう」

テクスがステラの手を引いて、来た場所を戻ろうとした

「いや! ステラはシンと一緒にいる」

言って、ステラがシンの腕にしがみつく。ガロードとテクスは、やれやれといった感じで肩をすくめた

「ステラ・・・・。俺はすぐ戻るから、いい子にしててくれ」
「シン・・・・すぐ戻ってきてくれる?」
「ああ、すぐ戻るから」

シンが必死になだめると、しぶしぶステラは言うことを聞いた
テクスがステラを連れ、艦長室の前から去って行く

「ったく・・・・・」
「わかってる。そんな目で見るな、ガロード」

そんな感じで二人が艦長室に入ると、そこには一人の男性がいた
赤服を身にまとった、金髪の男性である。左の襟元には、『F』をかたどった勲章がつけられていた

「やぁ。始めましてだな。ガロード・ラン、ならびにシン・アスカ。俺はハイネ・ヴェステンフルス
  デュランダル議長の特命で、地上に来た」
「あ・・・・ふぇ、『FAITH』・・・?」
シンがその人物を見て、驚き、即座に敬礼した。ガロードには意味がわからない

「おいおい、そんなかしこまらないでくれよ。こっちは開戦時の防衛戦に出た後、いきなり地上に回されて、
  疲れてるんだ。『FAITH』って言ったって、ただの便利屋とそう変わらないさ」
ハイネと名乗った軍人が、やわらかい笑みを浮かべる。人当たりのよさそうな笑みだった
「は・・・・はぁ」
シンが気まずそうに、敬礼した腕を下ろした

「デュランダル議長は、かなりガンダム二機の行方を気にしていたらしくてな
  わざわざ俺に捜索を任命したわけ
  ま、新型二機があれだけ大暴れした後、大気圏でいきなりロストじゃ、議長の心痛もわかるけどな」
「その・・・・すいません」
「シンって言ったっけ? 言ったろ、そう堅苦しいことはやめてくれって
  だいたい・・・・ユニウスセブンを破砕した上に、ローエングリンゲートを制圧、
  その上、ガイアの奪還も成功したんだろ? 普通に考えればおまえたち、叙勲ものだぞ?」

ハイネが笑う。軍人らしい、さっぱりと割り切った笑みだった
「ところで、俺らはこれからどうなるんだ?」
ガロードが言う。シンは知らず、それがガロードにとって一番聞かねばならないことだった

するとハイネは、机の上に置いてある小箱を手にすると、ガロードの前に立った
そして小箱から勲章を取り出し、ガロードの襟元につける

ハイネの襟元にあるのとまったく同じ、『F』をかたどった勲章だった

「なんだよ? 勲章なんかもらっても別にうれしかねぇぞ」
「が、ガロード・・・・おまえ!?」
シンがあんぐりと口をあけている。ガロードにはわけがわからなかった

「デュランダル議長の特命だ。DX正規パイロット、ガロード・ランを特務隊『FAITH』に任命する」
急にかしこまった口調で、ハイネが告げる
「ふぇいす・・・?」
「『FAITH』とは、信頼、信念をあらわす言葉だ。戦績いちじるしく、人格に優れると認められた者だけが、
  この『F』の勲章をつけ、ザフトのトップエリートとなることが許される
  その権限は一般の部隊指揮官より上位にあり、現場レベルにおける作戦の立案および実行の命令権限までも有する」
「は・・・・・はぁ?」
「ったく、『FAITH』に任命されてそんな微妙な顔するヤツ、俺は始めて見たぞ」
急にくだけた口調になって、ハイネが苦笑する

「んー、よくわかんねぇんだけどさ、偉くなったのか、俺?」
ガロードが襟元にある勲章をいじりながら、つぶやく。ハイネはたまらず吹き出していた
「あはは。こりゃいいや。『ユニウスの悪魔』っていうから、どんなヤツかと思ってたけどさ
  確かにそうだ。おまえさんはそこらの指揮官より、ずっと偉くなった
  ま、直接的な命令を受けない限り、ある程度自由に動ける身分になったんだよ、ガロード・ランは」
「ふーん」

ガロードは胸にある勲章を、さほど興味なさげに見つめていた

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「こんなもんに、そこまで権限があるのかよ。ちょっと信じられねぇな
  にしてもデュランダルのおっさんもなに考えてんだか・・・」

艦長室から出たガロードは、『FAITH』の勲章をどうしたものかといじっていた

「俺も信じられないな。おまえが『FAITH』だって? 俺より年下じゃないか・・・・」
シンがぼやく。少し不機嫌そうだった
「年って・・・・・。一つしか違わねぇだろ、俺と。・・・ていうかさ、おまえ、『FAITH』になりたかったのか?」
「ガロード、おまえ、わかってて言ってるのか!? 『FAITH』って言ったら、ザフトのトップエリートだぞ!
  俺たち赤服から、さらに選ばれたごく小数の人間しかなれないんだ。
  ザフトの模範であり、憧れであり、象徴なんだぞ、『FAITH』は!」
「な・・・・、なに怒ってんだよ、おまえ」
「別に!」

シンが肩をいからせて、ガロードから離れていく。向かう先はMSデッキのようだった

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シンはフォースインパルスのコクピットに乗り込み、シートにもたれかかると、ため息をついた
合体換装ができるのは基本的にミネルバだけなので、ずっとインパルスは合体したままだ

「はー、カッコ悪いな、俺・・・・嫉妬してら」

シンはもたれかかった格好のまま、自分の手を見た

(インパルスだって、凄い機体なんだ・・・・。でも、DXに乗ってたら、
  俺が『FAITH』に任命されてたんじゃないかとか・・・・いらないこと考えてる)

ふと、思い出す。ユニウスセブンを一瞬で破壊した、DXの力を。
その力を欲しいと思う誰かが、シンの中にいた

強くあれば大切なものを守れると信じた。だからシンは、軍人になった
その選択を後悔していない

「悪いな、インパルス。浮気性なご主人サマでよ?」
笑いながらぽんぽんと、コクピットの操縦桿を叩く。

ふと、誰かがコクピットに登ってくるのが見えた。金髪の髪が揺れている
シンにはそれだけで、誰だかわかった

「どうしたんだよ、ステラ?」
もたれかかっていた体を起こし、シンは話しかけた
「シン・・・・元気、ない?」
コクピットにぴょこんと顔を出しながら、ステラが言う
「別にそんなことないさ。でも、俺もいつだって元気いっぱいってわけにはいかないんだ
  人間だからな。わっ・・・・!?」

ぽふっと、ステラがシンの体に抱きつき、もたれかかってくる
ひどくいい匂いがして、シンは思わず生唾を飲み込んだ

「元気、わけてあげる。ステラの元気、わけてあげる」
そう言って、ぎゅーっとシンを抱きしめてきた

(う・・・・うわ・・・・。こ、これ・・・・は、まず・・・い)
シンは自分の理性が危うい方向へ傾いていくのを感じると同時に、
ふと頭の奥で閃くものがあった

(なんでステラは、こんなになつくんだろう?)

常識で考えればおかしな話である。愛をかわす恋人同士であるのならまだしも、
少なくともステラとシンはまだそういう関係ではない
なのにこれほどまでにべたべたしてくるのは、確かに異常だった
子供同士ならばまだしも、年齢的にはそれなりに成熟している二人なのだ

シンはステラを抱きしめた格好で、じっとその顔を見た
純真そのものといった目つきで、彼女はこちらを見上げてくる

(彼女は人間として『強化』されている
  優秀な兵士であり、パイロットであるために、そのほかの部分が大きく失われている)

テクスの言葉が、シンの胸によみがえる。その、ステラから大きく失われた部分とはなんなのだろうか
この過剰ともいえる幼児性も、その一つだろうか

「シン。ここにいたのか」
「わ、ドクター!?」

インパルスが固定されているハンガーを、見下ろすような場所にある通路から、テクスがこちらを見ていた

「若いのだし、気持ちはわかるが、せめてコクピットハッチぐらい閉めるようにな」
「いや・・・その・・・・・」
「フッ、冗談だよ。・・・少し来てくれないか?」
「あ、はい」

シンがコクピットから降りる。当然のようにステラもついてきた。階段をあがり、通路に出て、テクスのところまでやってきた

「シン、ステラを少し離れた場所にやってくれないか? あまり聞かせたい話じゃないのでね」
「・・・・はい」
シンはその言葉だけで緊張した。言われたとおり、ステラに少し離れるように言い、再びテクスの前に立つ

「シン、ここの医務室で、簡単な鎮静剤を調合した。ステラのものだ」
言って、テクスは白い粉末の入った袋をいくつかと、小さな注射器、それと液体を渡す
「これは?」
「粉末の方は飲み薬だ。一日一回、夕食後に一袋。注射器の方は、
  発作が起こったりして症状がひどい場合に使う。すでに針は消毒済みだから、携帯しても問題ない」
「・・・・・・・・どうもです」
「うむ。だが、しょせんこれらは症状を抑えるものでしかないからな
  根本的な治療にはならない。私もいろいろと治療法を探してみるが・・・・・」
「そうですね。戦艦の医務室じゃ、できることなんてたかがしれてますし・・・・」
「本格的な医療施設を借りることができればいいのだがな。あるいは・・・・」
「あるいは、なんですか、ドクター?」
「ステラを『強化』した研究所を見つけることができれば、な」

シンは黙った。考えてみればテクスの言う通りである

「ステラのような人間を、造りだしている場所があるということですか・・・・?」

体が熱くなるような怒りを感じた。そんな場所があるのなら、いますぐインパルスで乗り込んで、
踏み潰してやりたい。そんな衝動にさえ駆られた

「ああ。こういうことは、一人でできることではない。組織的に行われているのだろう、
  ステラのような人間を生み出すことがね」
「な・・・・なんてやつらだよ! 誰だかしらねぇけど、クソッ!」
「私たちが本当に倒すべきは、そういう非道を平然と行う者たちなのかもしれんな
  非道を行い続けると、人はやがて本当に人の心を無くしてしまう
  そういう道を踏み外した人間は、死んだ方がいいのかもしれん
  ・・・・・人が正義を振りかざして勝手に人を罰することは、傲慢だとは思うが」

テクスの静かな声には、強い意志がこめられているような気がした
思わずシンがたじろいだほどだ

「あの、テクスさん。ステラはとりあえずこの薬をあげるだけでいいんですか?」
「そうだな。後はできるだけ、ステラを精神的に安定させてやってくれないか
  薬よりなにより、それが一番いい。ただ・・・・いくらか忠告しておくべきことがある」
「なんですか?」

一瞬、テクスはあごに手を当てていいよどんだ。しかし気を取り直し、口を開く

「いま、おそらく君がステラの体を求めた場合、彼女はそれを拒まないだろう」
「は・・・?」
「なにより戦場では、そういう生殖本能がよく表に出る。君がそういう行動に出ても誰も責めまい
  しかしだ。ステラは今、大きく君に依存している」
「依存・・・ですか?」
「ああ。うすうす気づいていると思うが、ステラのなつき方はほとんど異常だ
  この上、君がステラと性交を行った場合、さらにステラの態度がひどくなる可能性がある」
「・・・・・・・・・。」

シンはかすかに顔を赤らめながら、真剣に話を聞いた
ふざけて聞いていい話でもないようだ

「例えば、愛情が通い合い、仲が良い夫婦がよくセックスを行うように、
  性交は互いの愛情を通わせる行為でもある。だが、ステラの場合はそれが危険なのだ」
「・・・・・あの、どういうことですか?」
「シン。さらに君に対してなつき、依存するということさ。それがどういうことかわかるかね?」
「いえ・・・・ちょっと、よくわかりません」
「君以外の人間とコミュニケーションを取りたがらなくなり、君とわずかでも離れると不安にかられるようになる
  君が近くにいたり、君に触れたりしていたら安定するが、そうでない場合はひどく精神的に不安定となるのだ」
「それは・・・・・」

シンには思い当たる節があった。今、ただでさえ、ステラはシンから離れたがらない
それを自分は、うすうすおかしいと思っていたが、できるだけ気にしないようにしていた

「若い君にこういうことを言うのは酷だとわかってる。そして、さらに勝手を言うが、
  それでもステラに愛情を注いでやって欲しい。ステラは今、
  シン・アスカという支えがあるから生きていられるようなものなのだ
  それほど彼女の状態は、危うく、不安定だ」
「・・・・・・・・。」
「それと先ほどと矛盾したことを言うが、もしも君がステラ・ルーシェを抱かないことが大きなストレスになるというのなら
  無理をすることはない。その時は抱きたまえ。ステラを支える君が、ストレスにやられて不安定になっては、
  ステラまで悪い影響を受ける。ただ、その時は必ず避妊をするように。
  ・・・・・いささか、おかしな話になったが、わかったかね?」
「・・・・わかりました。どうにか、やってみます」
シンが真剣な眼差しでうなずくと、テクスはその肩を軽く叩いた

「シン、君はいい若者だ。まっすぐで、優しい。君の両手には無限の可能性がある
  君はその可能性を、正しく、優しいままで伸ばしていってくれ
  そうすれば君は必ず、運命すら変えられるほど強くなる」
「・・・・・俺、そんないいやつじゃありません。ガロードが勲章を授けられて、『FAITH』に任命されて
  さっきまでそのことをねたんでました。俺にDXがあればいいのにって」
「それはいいことだよ」
「なぜですか?」
「君はそのねたむということが、悪いことだと、きちんとわかっているじゃないか」
「あ・・・・・・」

シンは不覚にも涙ぐんだ。こんな言葉をかけられたのは生まれて初めてだった
でも、最近泣いてばかりのような気がする。だから顔をぶんぶんとふって、
泣きそうになる自分をごまかした

「その・・・・俺、もう行きます!」
「ああ」

シンはテクスに背を向け、ステラの方へと歩いていく
ステラはさも当然のように、腕を組んで甘えてきた

(俺、少しだけ、強くなろう。ほんの少し、ちょっとずつでいいから)

シンはそんなことを考えながら、ステラの顔を見つめていた

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翌日

「やぁ、ガロード。いきなり朝から呼び出してすまないな」

艦長室に呼び出されたガロードを、ハイネが出迎える

「いや、別にいいけどよ。なにか用か?」
「ほら。ガロードが昨日、書類で申請した件についてだ。医療施設の貸し出しと、
  民間人二人の帯同、ならびにティファ・アディールやジャミル・ニートその他、数名の人物の捜索だったな?」
「ああ」

ガロードはこの艦の責任者であるハイネに対して、申請書を提出していた。
ティファやジャミルといったフリーデンクルーがこの世界に来ている可能性があるのでその捜索と、
ステラのための医療施設の貸し出し、それに民間人であるテクスとステラを帯同することである

もっとも、申請書類はほとんどテクスが書いたのだが

「ティファ・アディール他、数名の捜索は、俺から諜報部に申請しておこう
  ただ、あくまでも軍のアンテナに引っかかるかどうかは保障できない
  ま、町の探偵とかに頼むよりははるかに可能性があるがね」
「そうか・・・・頼む。一人でも見つかったら教えてくれ」
「OK、OK
  で、医療施設の貸し出しと、民間人二人の帯同・・・・テクスとステラと言ったかな
  これは『FAITH』権限で、勝手にやれることだ。だから申請はいらない
  ただ、マハムール周辺は戦火がひどくて、医療施設はどこも手一杯だからな」
「そうなのか・・・・」
「そこでだ。オーブ行きをガロードに薦めたいんだが、どうだ?」
「オーブ?」

ガロードは聞き覚えのある名前だと思った
確か、ミネルバに乗っていたカガリとかいう女性が代表を務める、国だったか
「ああ。オーブにはまだ戦火がないし、ザフトのものではないが、医療施設に余裕がある
  一応、まだオーブはザフトの友好国だからな
  加えてこれも政治というやつでね。オーブに『ユニウスの悪魔』を派遣することが、
  駆け引きになるのさ」

ハイネが机に手をつき、にっこりと笑った

「ふーん。別にいいけど悪魔呼ばわりはやめてくれよ」
「気に入らないか? 俺はいいと思ってるんだけどな。敵にここまで恐れられるなんて光栄じゃないか」

「別に俺はザフトの軍人じゃねーっつーの・・・」
ガロードは、ハイネに聞こえない程度の声でつぶやく

「ん? なにか言ったか?」
「別になんでもねぇよ。で、オーブに行きゃいいんだな?」
「ああ。MS三機を乗せられる、足自慢の快速船をこちらも用意する
  オーブにはミネルバがいるから、まずはそれと合流してくれ
  ただ、あちらの情勢も緊迫しているから、くれぐれも気をつけてな」

ハイネがなんでもないことのように告げる。やはり、さっぱりした笑みを浮かべていた