日記の人 ◆WzasUq9C.g 06

Last-modified: 2016-03-22 (火) 01:28:10

メイリンの日記_2日目
 
 
朝、アスランさんを起こしにいった。ブザーを鳴らしても無反応だったので、カードキーをユウナ代表から借りて、勝手に入ってしまった。

寝顔がかわいい。私の夢を見ていてくれたらいいな、と思っていたら、

「カガリ…」

私の夢は非現実です。
むしゃくしゃしたので、耳元で『メイリン』と100回くらい囁いたら、アスランさんは起きた。
寝汗でベトベトになりながら。
アスランさんが顔を洗っている間に枕に目を向けてみた。

「きゃー!!」

と思わず叫んでしまった。

「どうした!?」
「な、なんでもありません…」

私が見たのは無数の抜け毛。今度、アデ○ンスに連れていってあげよう。

それからお仕事

(中略)

夜、誰もいない大浴場でアスランさんの背中を流してあげた。
なんだか新婚みたいだなぁと、一人妄想にふけてしまった。
しかし排水孔の抜け毛が私を現実に戻した。

「私…」
「…?」
「アスランさんが、どんなに変わっても、好きですからね」

私がそう言うと彼の表情が曇った。まるで罪悪感に悩むような表情だった。
私にはその意味が分からなかった。

〜つづく?〜