もし、しんのすけ達が種キャラだったら
【その3】
風間君 「まずいぞキラ!このままではオーブが!」
マサオ君「へい!アークエンジェルは行きな!アスランも!……ジャスティスならシールドを突破できるだろ?
ここは俺達で抑えるぜイエーイ!」
チーター(一人二役)「……で?どうすんのイザーク?」
風間君(一人二役) 「くうう……エターナルを援護する!ザフトの船だ!あれは!」
ボーちゃん「しんちゃん。しんちゃんはミネルバと一諸に、アークエンジェルを、追って」
しん 「ええ~レイお一人で大丈夫なの~?」
ボーちゃん「こっちは、僕一人で、大丈夫。フリーダムは僕が、討つ。
……それよりもしんちゃんはジャスティスを、アスランの方を、お願い」
しん 「ん~。ま、レイがそう言うんなら別にいいけど。じゃあね~~」
ネネ 「ええーい!(バキュン!バキュン!)あれは……ジャスティス!…アスラン?!」
風間君 「インパルス……ルナマリアか?」
ネネ 「なんであなたがメイリンを…?よくもメイリンをぉぉ!」
風間君 「やめろルナマリア!お前も!」
ネネ 「逃げるな!」
風間君 「やめるんだルナ!お前を討ちたくなどない!」
ネネ 「な、なにをー!」
しん 「………」
ネネ 「……あ、しん!何やってんのよ!私、やられかけてるのよ?さっさと助けてよ!」
しん 「いや~、思いっきり2人の世界を作ってるからてっきりおら、お邪魔なんじゃないかと思って」
ネネ 「……どこをどう見れば、この場面をそういう風に解釈できるのよ……」
しん 「よ!お久しぶりだゾ、アスラン。ここじゃなんですし、いっちょ月面で一諸にお茶しな~い?」
風間君 「……その軽いノリはあいからわずだなぁ……
俺、レクイエム潰さなきゃいけないからそれどころじゃないんだけど。後じゃダメか?」
しん 「あんですとー!おらのお誘いを断ると言うんですか!あ、あんたって人はーー!(パリーン)」
風間君 「そこでキレるのかよ!」
* * *
マサオ君「くううう……誰だ!誰なんだ……うっ!まさか、君は!」
ボーちゃん「……分かる?僕、は……僕は、ラウ・ル・クルーゼ、(と同じクローン)だ!」
マサオ君「ッッッ!」
ボーちゃん「人の、夢。人の未来。その素晴らしき、結果……キラ・ヤマト。
ならば君も、今度こそ消えなくてはならな、い」
マサオ君「ラウ・ル……クルー……ゼ?」
ボーちゃん「僕達といっしょに……生まれ変わる、この世界の為、に!」
酢乙女あい「っ!キラ!………ま、別にいいか。あんなオニギリがやられても」
マサオ君「でも違う!命はなんにだってひとつ、だ!」
ボーちゃん「……?」
マサオ君「だから、その命は君だ!彼じゃない!」
ボーちゃん「ん~……いや。そんな当たり前な事、いまさら言われ、ても」
マサオ君 「……あれ?台本だと、ここでレイが激しく動揺して俺にやられるはずなんだけどな?」
ボーちゃん「だって、説得力ないもん。その、セリフ」
マサオ君 「む~~~~……あっ!あそこで、荒○静香がミーアファッションでイナバウアーしてる!」
ボーちゃん「え!どこ?どこ?」
マサオ君「今だ!くらえドラグーン、ビーム掃射!」
ボーちゃん「うわあ、やられたぁぁぁ………!」
風間君 「しん!過去に囚われたまま戦うのはやめろ!そんなことをしても……何も戻りはしない!」
しん 「おらが昔、録画しそこねたアクション仮面スペシャルは、もう2度と見れない?」
風間君 「それなのに、未来まで殺す気か!お前は!」
しん 「おらがそれに拗ねて、アクション仮面を見なくなっちゃったら近いうちに放送が打ち切られちゃう?」
風間君 「……なんか、びみょーに論点がズレてる気もするが……ま、まあおおむねそんな感じだ」
しん 「でも~…アクション仮面のDVDって、なかなかレンタルで出ないんだゾ。
途中で一度でも見逃しちゃうと、もう今まで放送したヤツや、その後の放送もなんか見る気なくしちゃう……」
風間君 「ふざけるな!そうして全てを殺し、未来も殺す!お前が欲しかったのは、本当にそんな世界かッ!力か!」
しん 「ん~…じゃあアスランとおら、どっちの言う事が正しいかジャンケンで決着つけようよ」
風間君 「は、はあ?」
しん 「そんじゃ行くよ?じゃ~んけ~ん・・・・・」
* * *
ネネ 「もうやめてしん!アスランも!」
風間君 「ルナ!俺の前に出るなんて、危な……」
しん 「ぽん!ぱーだゾ!(パルマフィオキーナ)」
風間君 「っ!(パリーン!)……このバカ野郎!(出した手はシールドを握っていた…つまり、グー)」
しん 「あ!(ジャスティスのビームサーベルを真剣白刃取り)
ズルいゾ!負けた方が洗面器を被ってガードしないといけないんだゾ!」
風間君 「どこのローカル・ルールだよそれは……!てりゃあああ!(デスティニーを蹴り飛ばした)」
ズガシャァァァン!(デスティニーが月面に激突した)
ネネ 「しん!」
しん 「………(気絶、及び幽体離脱中)」
??? 「しん……しん」
しん 「ん、……ステラ?おおう!」
ステラ(友情出演)「な、なに?」
しん 「ステラ、なぜかハダカだゾ!しゅぽー!しゅしゅしゅ、ぽっぽー!」
ステラ 「む~、しんだってハダカじゃない。……あのね、今日はちょっとだけ会いにきた。ちょっとだけ…今は、ね」
しん 「しゅっぽー!……はあはあ、ね、ねえ。なんでちょっとだけなの?」
ステラ 「うん。でも、また明日。……ステラ、昨日を貰ったの。やっと……
だから分かるの。どっちだか分かる。明日……うれしいの。
だから……しんとはまた、明日。明日ね?明日……」
しん 「ね、ねえ!ちょっと~~!訳わかんないゾーー!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
しん 「……ステラ……」
ネネ 「しん!……しん。気が付いたのね…良かった……」
しん 「う…ん…なんだルナか。おら、もっときれいなおねいさんに膝枕してほしかったな……」
ネネ 「ぐっ……しん。もういっぺん、あの世を垣間見てくる?」
しん 「いえいえ。まったく、これっぽっちも全然遠慮しときますゾ。……ん?あの炎、なに?」
* * *
ネネ 「レクイエムよ。オーブは…討たれなかったわ」
しん 「おお~でっかい花火~~!ま、長い人生ですし戦争に負ける経験をしとくのもアリ、ですかな♪」
ネネ 「なんだか、こっちがムカつくくらいにポジティブね。しんって。
そういえば…レイの方はどうなったのかしら?」
園長先生「ここに君が来るとは正直思ってもみなかったよ。キラ・ヤマト君」
マサオ君「……(だまって銃を議長に向けて構えた)」
園長先生「なるほど…でもいいのかな。本当にそれで?……やめたまえ、せっかくここまで来たのに。
そんな事をしたら世界はまた、元の混迷の闇へと逆戻りだ。私の言ってることは……真実だよ?」
マサオ君「そうなのかもしれねえ。でも……
俺達はそうならない道を選ぶこともできるんだぜ?それが許される世界なら!」
園長先生「ふん。だが誰も選ばぬよ。
人は忘れ、そして繰り返す。こんなことはもう2度としないと、こんな世界にしないと、一体誰に言えるんだ!……
誰にも言えはしないさ。君にも、むろん彼女にも」
ボーちゃん(キラ……)
園長先生「……!(ほう)」
マサオ君「でも、俺達はそれを知っている!分かっていける事も、変わっていける事も!
……だから明日が欲しいんだ。どんなに苦しくても、変わらない世界はイヤなんだ!」
園長先生「傲慢だね?さすがは最高のコーディネィター」
マサオ君「傲慢なのはお前だ!俺はただの……ひとりの人間だ!」
ボーちゃん(っ!)
マサオ君「誰もみんなと変わらない!ラクスも!でも、だからあんたを討たなきゃならないんだ!それを知っているから!」
園長先生「だが君の言う世界と、私が示す世界と、みなが望むのはどちらかな?
……今ここで私を撃っても、この混迷する世界を君はどうしようと言うのだ?」
マサオ君「……覚悟は、ある!俺は……戦う!」
風間君 「キラ!」
よしなが「……!(銃を構えた!)」
ボーちゃん「……(銃を構え、とまどいながらも狙いをつけて……)」
ドーーーーーーン……!
マサオ君「……あ……!」
ボーちゃん「う……うう……」
よしなが「あ、ああ……」
園長先生「う……ああ……(バタッ)」
* * *
風間君 「……う~ん。崩れてきた天井に潰された、か。
崩壊寸前の要塞でいつまでもカッコつけて演説ぶってるから……」
マサオ君「なあ。ミネルバの艦長とそこの金髪も潰されてるぜ?どうするよこれ」
風間君 「そうだなあ……ま、いいんじゃない?なんか3人とも、妙に幸せそうな死に顔だし」
マサオ君「そうか……そんじゃま、脱出しますか!ラクス達が待ってるぜ!」
よしなが「え~次のシーンの準備のため、ここで一時、劇を中断します。エピローグは5分後から……」
ルナ 「ねえみんな。喉かわいたからジュース買ってこようと思うんだけど、4人は何がいい?
……あれ?おーい」
キラ 「……」
アスラン「……」
シン 「……」
レイ 「……」
ルナ 「……返事がない。ただのしかばねのようだ」