Seed-NANOHA_神隠しStriker'S_第07話

Last-modified: 2007-11-19 (月) 14:37:20

「えっと、報告は以上かな…。現場検証は調査班がやってくれるけど…。皆も協力してあげてね。」
なのはは一度六人に召集をかけ、それからこれからの流れを説明した。
「しばらく待機して何もないようなら、撤退だから…。」
はいっと一同を返事を返す。しかし、ティアナだけはなんだか様子が違った。
「で、ティアナはちょっと私とおさんぽしようか?」
なのはの言葉に、ティアナは小さく「はい」と返事をした。
「何か…あったんですか…?」
茂みの方へと向かっていくなのはとティアナを尻目に、シンはキラに声をかける。
「…うん…まぁ…。」
曖昧な返事をするキラは、少し沈んだ表情で「あんまり人に話すことではないんだけど…、シンはスターズの一員だからね…。」と付け加え事の次第をシンに話した。

しばらくすると、なのはとの散歩を終えたのか、ティアナが戻ってくる。
スバルはすぐにかけよっていった。
「いろいろ…ごめん…。」
と謝るティアナ。
それに、気にしないでと言うスバル。
それから、ティアナはガジェットの残骸を興味深そうに見ているキラへと歩みよって行く。
「あの…キラ……ありがとう…。それから、いろいろ…ごめん…。」
「あ…えと…うん。気にしてないから、心配しないで。」
それだけ言うと、キラはフェイトに呼ばれ、キャロ、エリオの方へと走っていった。

管理局機動六課本館玄関口前。
任務を終えて現場を撤収したメンバー一同はそこで、なのはからの指示を待つ。
なのはが訓練をすると言うのなら、これから訓練だからだ。
「今日は、午後の訓練おやすみね。」
「明日に備えて、ご飯食べて、お風呂はいって…ゆっくりしてね。」
となのはの隣に立っているフェイトが言う。
それに敬礼で答え、六名は解散となった。

日も半分沈みかけ、辺りが夕日に染まる中を、局員隊舎へと向かって歩いていく六名。
ティアナが不意に立ち止まり、
「スバル…、私、これからちょっと一人で練習してくるから…」
と言い出した。
「自主練?私も付き合うよ?」
元気一杯答えるスバル。それに続き、エリオ、キャロ、キラも付き合うと言う。
シンも
「俺も付き合うよ、なんかスバルやティアとの連携とかまだやったことないし…」
そう言って、みんなで自主練をしようと促すが…、ティアナはそれを断った。

そんなわけで、キラとシン、エリオは先に寮へと戻り、風呂に入っている。
頭、髪、顔、体を洗い、湯船へとつかると、たまっていた疲れが流れていくような気がし、つい顔の筋肉が緩んでしまう。
シンはずっと気になっていたことをこの場でエリオとキラに聞いた。
「何か、一緒に模擬戦やったりしてた時から思ってたんだけど…。
ティアって…前に何かあったのか?」
「何で?」
キラが聞くと、たまに無茶をやったり、何かを失敗したりしたときの態度が気になるらしいのだ。
シンを見ているキラの目からしてみると、そうでもないのだが、何か二人には通じるものがあるのだろうか。
「お兄さんに、関係があるみたいですよ…。」
エリオが言った。
ちょっと待ってくださいねと、何事か念話でお願いしたのだろうか、スバルとシン、キラ、二人の念話が繋がった。
「ティアのお兄さんが…執務官志望の魔導士だったんだけど…。」
スバルがゆっくりと語りだした。

両親をなくしてからティアナの兄が育ててくれたこと。ティアナが十歳の時に任務中に亡くなったこと。
その任務で犯人に手傷を追わせるも取り逃がしてしまっていたこと。
犯人はその日のうちに、地上部隊が捕まえたが、その件につき、心ない上司が酷いコメントをしたこと。
それが問題となったこと。立った一人の肉親を失ったのに、その最後の兄の仕事が無意味で役に立たなかったと言われたこと。

ちょっとした休憩室の様なところで、ドリンクを買い、四人は飲みながらスバルの話を聞く。
「だからティアは…、証明するんだって…。
お兄さんが教えてくれた魔法は役立たずじゃない。
どんな場所でも、どんな任務でもこなせるって…。」
一旦言葉をきり、続けるスバル。
「そして、残された夢を…、お兄さんが叶えられないで終わっちゃった…執務管になるって夢を叶えるんだって…。
ティアがあんなに一生懸命で必死なのは、そのせいなんだよ…。」

「そう…だったんですか…。」
皆表情を沈ませる。
「そっか…。何か…分からないでもないな…ティアのこと…。」
とシン。えっ?皆が言う。
「まぁ境遇とか状況は違うんだけど…俺は…両親と妹いっぺんに亡くして…、それからずっと、ここに来るまで必死だったから…。」
シンの目がキラと合うが、すぐにキラはうつ向きそらした。
シンは缶を握り潰すと、ゴミ箱へと放り、一人先に部屋へと戻っていった。
その後を追うようにしてキラも部屋へと戻り、解散となった。

エリオが寝静まったのを確認してからキラはシンに話しかけた。
「思い出してたんだ…シンは…。」
「思い出しましたよ。あんたが俺の家族を殺したってこと…。
それとも、忘れたまんまの方がよかったですか?」
「…………。」
「許せませんけどね…、でも、言いましたよね?
前にこっち…正確にはアースラってところで…。」
「何だ…、シンは全部思い出してたんだ?」
「そういう、あなたはどうなんです?言わなくていいんですか?はやて部隊長に…。」
「シンこそ、なのは隊長やフェイト隊長に言わなくていいのかな?」
くっくっくっと笑うシン。今更言ったって、恐らく立場は変わらないのだ。
二人は一度会ってから一年も立たなかった少女たちが、いつのまにか自分達より年上になっていることに違和感を感じつつ、眠りについた。

ピピピピピ………。
早朝からなり響く電子音。
「ティア?」
スバルは音に目を覚まし、ティアナを起こそうとする。
昨日、正確には今日だが、真夜中を過ぎて部屋に戻ってきたティアナが
「私、明日から四時おきだから…目覚まし…うるさかったらごめんね。」
といって寝てしまった。
まぁそれはいいのだが、問題は起きると言った本人が起きないことに問題がある。
「ティア、起きてよ、朝だよ?朝練するんでしょ?
ティ~ア?」
「ん…ん~…。ありがと…スバル、起きた…。」
ティアナは布団の魔力から抜け出し、さっそく訓練着に着替える。
すると、その横でスバルも着替を始める。
「何であんたまで着替えるのよ?スバル…。」
「私はティアの相棒でしょ?だから…。」
上着を着ているスバルに
「そぅ…勝手にしなさいよ…」
とティアナが言った。

「そうだ、シンも誘おうよ!」
「何でよ?」
スバルの提案に明らかな嫌悪を示すティアナが理由を聞く。
「同じスターズの一員じゃん。それに、チームでと言うより、シンはいつも一人で戦ってるじゃん。
それに空戦もできるからきっと連携バリエーションも増えると思うんだぁ。」
実際スバルの言うことは正しいと思う。

というわけで
「何だよ?朝っぱらから呼び出して…。」
別段眠そうな顔もしていないシンが集合場所には立っていた。
「あんた…眠くないの?」
「まぁ、慣れてるからな…。それより何をやるのか説明してくれるか。」
こうして、三人での早朝訓練が始まった。
それから、なのはによる午前の訓練、午後の訓練とこなす。
それが数日続いて、早朝訓練にキラも参加。この理由はティアナたちの技や、連携が実際に効くかどうか試すためである。
それからまた数日がたった。今日はなのはとの訓練のおさらいで、模擬戦を行うらしい。
「じゃあ、午前の訓練のおさらいいくよ?
3on1での模擬戦…、まずはスターズから行ってみようか?」
ついに特訓の成果を出すときがきたと、スバル、ティアナ、シンの三人はそう思い、顔を見合わせ、笑みを浮かべる。
「じゃあ三人とも、バリアジャケットを準備して…。始めるよ!」
「「「はい!!」」」
「ライトニングの三人は私と一緒に見学な…。」
戦闘準備を開始する三人とは別に、エリオ、キャロ、キラはヴィータのあとについていった。

空に築かれる数多の水色の道、ウィングロードを疾走するスバル。
地上から空中に向かい射撃するティアナ。
そして、空を自由に滑空する鮮やかな魔力光、シン。
その様子をヴィータと、エリオ、キャロ、キラがとある建物の屋上から眺めているとフェイトが息を切らしながら現れた。
「あぁ、もう模擬戦始まっちゃってる…。」
その声に気付き、一同はフェイトへと向き直る。
「本当は私がスターズの模擬戦の相手もしようと思ってたんだけど…。
このところ、なのは全然休んでないし…。」
「なのはもいい加減、訓練密度が濃いからな…。」
と再び空を見上げながら、ヴィータが言った。

「なのはさん…、いっつも僕たちのことをみててくれるんですよ…。」
エリオが言ったその言葉に頷くキャロ。
「部屋に戻ってからも、ビデオを見て皆の訓練メニューを考えたりしてくれてるんだよ。」
「おっ…クロスシフトだぞ?」
ヴィータの言葉に見てみれば、ちょうどティアナが魔法陣を展開したところだった。
「クロスファイヤー!!シュートォオ!!」
一斉に放たれる複数のオレンジ色の光弾。
しかし、なのははそれをものともせずかわす。
ヴィータたちは違和感を覚えた。
「なんか…キレがねぇな…。」
「うん…。狙いは正確なんだけど…。」
フェイトも、エリオ、キャロも疑問に思う。
(やっぱ、早朝訓練の疲れなのかな?)
キラはそんなことを思いながら、見学を続けた。

なのはへと光の道が架る。
視線の先に見えるのはこちらに向かってくるスバルの姿。
(幻影じゃない…本物?)
普段ならば幻影を使ってのコンビネーションを多用するのだが、今回は違うようだ。
確認のため、ためしにアクセルシューターを放ってみる。
レイジングハートの尖端に桜色の魔力が溢れだし、複数の奔流が放たれ、滑らかな起動を描きながらスバルへと向かっていった。
回避するかと思いきや、プロテクションを使い、アクセルシューターを防ぎ、強引に突攻を仕掛けてくるスバル。
リボルバーナックルをふりかぶり、なのはに向けて拳を放つ。
なのははラウンドシールドを発生させ、攻撃を防いだ。
走る衝撃、明滅する閃光。
そして、予め予想していたのかスバルとは逆方向にもラウンドシールドをはると、案の定、シンの攻撃がラウンドシールドを叩いた。
なのははまず、スバルを力で押し飛ばし、次にシンに対してはシールドを爆破させることで対応。
「スバル、その軌道、危ないよ!!」
情けない声をだしつつ、崩した体勢を建て直すスバル。
そして、今度はシンへティアナの攻撃をかわしながら
「シン、突然の事態に動揺しすぎだよ!もっと冷静に…」
と助言と注意をする。
「あ、はい…、でも、ちゃんと防ぎますから…!!」
とスバル。
「はい!」
シンも返事をして、すぐに体勢を建て直した。

なのはは違和感を覚えた。

「(スバル、シン、クロスシフトC、行くわよ!)」
「(おう!)」
「(了解ッ!!)」
リボルバーナックルから消費されるカートリッジ。
そして、消費されたカートリッジの魔力は連動しているマッハキャリバーへと供給される。
回転を始めるマッハキャリバーのローラーを押さえ付け、クラウチングスタートの姿勢を維持しつつ、力をためるスバル。
シンもカートリッジ一発消費し、連結エクスカリバーをアロンダイトへと変化させた。
そして、自分の身長を上回る長さの大剣の切っ先をなのはにむけて構えると、実体部の切っ先と鍔までを魔力刃が繋ぐ。
魔力翼が展開され、隙間から鮮やかな色の魔力噴射炎が噴射された。

一方、なのははティアナに照準され、攻撃を警戒していた。
しかし、一瞬だけスバルとシンの動向に気をとられた次の瞬間にはティアナの姿はもう消えていた。

「あのティアナさんは幻影?じゃあ…本物のティアナさんは?」
エリオがそう言うと同時、スバルとシンが同時に動き出す。

放たれる数多の奔流をスピードで強引にかわし、突っ込んでくるスバル。
なのはは、スバルの打撃を再びラウンドシールドで受け、シンに対してはパルマフィオキーナを警戒し、シューターを厳しくコントロールする。
「「*1」」
スバルとシンは念話を使い、ティアナに指示をだす。
今回の作戦は、普段は後方支援に回るティアナを前衛に出すというものだ。
そして、射撃だけではこの先やっていけないと感じたティアナは近接戦闘用の魔法を編み出した。
スバルが張り巡らせたウィングロードを駆け上がっていくティアナ。
なのははスバルとシンの相手に気をとられている。
クロスミラージュのカートリッジを二発消費した。
銃口から短いながら発生するオレンジ色の魔力刃。
そして、ティアナはなのはの頭上までくると、なのはに魔力刃を向け直下する。
(バリアを切り裂いて、フィールドをつき抜ける…)
「一撃必殺!!でぇぇええい!!!!」

なのはの違和感は確信に代わった。
「レイジングハート…モードリリース…。」
『オールライト』
デバイスを待機形態に戻したなのは。
目を見開くスバル。
直後、爆煙が四人を包み込んだ。

息を飲む、見学者一同。
当たったのか、当たらなかったのか、気になるのはそこだ。
しかし、煙が晴れてみると、スバルのリボルバーナックルを素手で、ティアナの一撃必殺を素手で止め、シンを二重のバインドで拘束しているなのはの姿があった。
「おかしいな…三人とも……どうしちゃったのかな…」
「あっ…」
「えっ…」
と間抜けな声をあげるスバルとティアナ。
そして、バインドを外そうともがくシン。
「がんばってるのは分かるけど…模擬戦は…喧嘩じゃないんだよ?」
いつもよりもトーンが低い声。
「練習の時だけ言うこと聞いてる振りで…本番でこんな危険な無茶するなら……練習の意味、ないじゃない…。
ちゃんとさ…練習通りやろうよ…。」
いつもの雰囲気ではないなのはの声と、無表情な顔にスバルとティアナは脅え始めた。
「ねぇ?」
と振られても、言葉にならないただの声が漏れるだけ…。
「私の訓練…そんなに間違ってる?」
なのはを見下すティアナを見上げ、三人に問掛ける。
沈黙と緊張がはりつめ、それが堪らなくなったのか、ティアナは魔力刃を消し、素早くなのはから距離をとる。
「私は!!…」
カートリッジを消費。流れる涙を拭いもせず、ティアナは再びなのはに銃口を向ける。
「もう誰も…誰も傷付けたくないから…!!亡くしたくないから!!」
「ティア…。」
今までみたことのないティアナの姿を見て、スバルが名前を呟く。
そして、そんなティアナに向けるなのはの表情は無。
「だ…から……強くなりたいんです!!!」
生成される魔力弾。
「少し…頭冷やそうか?」
なのははそう言って、魔法陣を展開し、人指し指をティアナへと向けた。
スバルがなのはに何か言おうと口を開く前に
「クロスファイア…」
冷めた声と
「うわぁぁああ!!!ファントムブレイ!!!」
ティアナの悲痛な叫び響いた。
「シュート…」
なのはが使うティアナの魔法。放たれるそれは六つの光弾を束ねたものだった。
散弾しない分、威力は大きい。そしてそれは、ティアナに直撃した。
弾け、舞い上がる爆煙。
煙が晴れると、そこには脱力したティアナが立っていた。
「ティア!!」
バインドを解いたシンが、ティアナを蒲いに向かおうとすると、再びなのはのバインドに拘束される。
「なんで!…またっ?」
スバルもだ。
「じっとして…、よく見てなさい…。」
指先に収束されていく六つの魔力弾。

「どうしてとめないんですか!?」
声を荒げてフェイトとヴィータに言うキラ。そんな二人はただ黙ったまま首を振る。
訓練を無視して無茶をやったあいつらが悪い。
恐らくそう言うことなのだろう。
「隊長も副隊長も行かないなら、僕が!」
バリアジャケットを装備し、飛ぼうとするキラの肩をフェイトが掴んだ。

「やめろぉぉおお!!!」
「ぁ…なのはさん!!!!!」
スバルとシンの叫びも虚しく、収束型のクロスファイアがティアナに再び直撃した。
シンの頭の中にティアナとの早朝訓練の様子が駆け巡る。
「ティアァァ!!!」
荒がう術もなく、ただ重力にその身を委ねるティアナの元へと向かうスバル。
なのはがティアナの落下速度を減速させ、ウィングロードに寝かせた。
スバルが駆け寄り名前を呼ぶが返事はない。

ミスをしてからも、その前からも、ずっと必死だったティアナ。
早朝訓練やって、午前の訓練やって、午後の訓練もやって。付き合った期間は短いけど誰よりも必死だったティアナ。

「模擬戦はここまで…、今日は三人とも撃墜されて終りょ…。」
『フラッシュエッジ、エクスカリバーシフト』
なのはのラウンドシールドに弾かれる大剣エクスカリバー。
「あんたって人はぁぁああ!!!」
戻ってきたエクスカリバーを掴み向かっていくシン。『バリアジャケット・インパルス・ソードシルエット』
「聞こえなかったのかな、模擬戦は…」
「終われるかよ!!ティアの気持ちも知らないで…こんな…。こんなことをする!!」
空を切るエクスカリバー。なのはは飛翔し、レイジングハートのデバイス形態を起動した。
「二度も撃たなくてもよかったんだ!!言えばわかることだったんだ!!
訓練通りにやらなかったから気にくわない…訓練通りにやらなかったから今日は三人とも撃墜?
なら、今、ここで!!俺を撃墜してみろよ!!!!」
『Type Speed SEED Burst』
失われる目の光。怒りに眉はつり上がり、険しくなる表情。
翼から溢れ出す魔力の噴射が増大する。
『ミラージュコロイド』
二刀のエクスカリバーを構え、なのはへと向かっていくシン。幾重にも発生するシンの残像。
超高速でなのはへと向かっていく。
呆然とする見学者一同。
「シンを止めないと…。」
フェイトが言うが今度はキラがフェイトの肩を掴み引き留めた。
「じゃあ何で…、さっきはとめなかったの?」
「キラ、お前…。」
ヴィータもフェイトも驚いた表情でキラを見た。
「こうなるとは…思わなかった?」
キラはそう言って、ぶつかり合う桜色と緋色の閃光を視線で二人に見るよう促した。

予告

シン「もうちょっとであの魔王に勝てたのに…。何で邪魔なんか…あんたは!!」
キラ「だって、あのままやってても、仕方ないでしょ、話進まないし…。」
シン「そりゃあそうだけど…。」
キラ「まぁそのシャーリーやシグナム副隊長たちから話を聞く限り、あの魔王も意味もなくあんなことをしたわけじゃないらしいんだ。」
シン「だろうな、意味もなくされたら殺意が沸く。」キラ「まぁ理由は…ごにょごにょ…。」
シン「えっ?マジで?」
キラ「…うん。」
シン「え~、そんなぁ…。

次回 シンとヤマトの神隠し~Striker'S~

第八話 伝えたかったこと」

シン「その日、オレのキレ損が明らかになる。てか、不器用にもほどがあるぞ!魔王様!!」


*1 ティアナ!!!