基本情報
- イデア名:Daisy Daisy
- 身分:人間? ならず者 盗賊団の長 女王(3日間限定)
盗賊団の頭領としての伝承を持つイデア。
実力ある自由人でカリスマ性も持ち合わせることが伺える。
ブレインさえあれば国盗りまでできてしまう辺り、いかに強力な力を持っていたかがわかる。
GGソロプレイにおいては、最強格のLEVEL3のイデアとして登場した。
「夢希望愛ぜんぶ砕き」「あらゆるもの根こそぎ全部砕き」という技名が大体全てを表している。
Traditionの記述より、少なくとも「魔女」「頭脳」に該当する人物と関わりがある。
GGでの記述は、「頭脳」である"愛しい腹心"がブリオッシュである可能性を思わせる(最低限、ブリオッシュからの絡みはある)。
FVで「魔女」はコゼットが確定。7枚のカードを用いた勝負相手は、実に1年半越しの伏線回収となった。
記念すべき最初のプロモーションカードは彼女が担当した。
初出のゲームマーケットで配布されたきり情報がないので、現在ではかなりレアかもしれない。
収録弾
- Blade Rondo(無印)
- No.05 意志砕きの鉈
- 盗賊団を引き連れ気ままに生きて、孤独な魔女の心を溶かした女頭領の物語。
- IDEA.05 享楽の女頭領 デイジーデイジー
- 「誰かの許しなんて要らないんだけど?私が私のすべてを許す!」
- No.05 意志砕きの鉈
- Blade Rondo -Night Theater-
- Blade Rondo -Grim Garden-
- No.45 骨響きの鉈
- 参謀を使い倒して国盗りを成し、王様稼業に三日で飽きた女頭領の物語。
- IDEA.38 凄絶姫 デイジーデイジー
- 「あははははは、後生大事に抱えてるそれ、端からぜんぶ叩き壊す!」
- No.45 骨響きの鉈
- Blade Rondo -Lost Dream-
- その他
- PR.01 意志砕きの鉈(プロモーションカード)
- 人間を信じるはずのない孤独な魔女は、彼女を案じて贈り物をした。その鉈。
- Blade Rondo Heroic Tale IDEA X1 暴虐乙女 デイジーデイジー
- PR.01 意志砕きの鉈(プロモーションカード)
Tradition
No.05 意志砕きの鉈(デイジーデイジー)
自由を謳歌する生き方において、デイジーデイジーを超える者はいないだろう。自由同士が衝突するとき、常に彼女は勝つ側にあった。そして頑なに孤独を守る一人の魔女と出会ったとき、デイジーデイジーはその心を開かせようと決意した。
7枚のカードの勝負を挑み、自分が勝ったら一杯付き合え、負けたら世界中から溜め込んだ宝を何でもやると宣言する。魔女は相手の愚かさにほくそ笑み、宝を次々と奪っては女頭領の盛大な失意を愉しんだ。すべてを巻き上げた魔女が大笑いで勝利の美酒に酔い痴れた頃、デイジーデイジーは目的を達している。
No.45 骨響きの鉈(デイジーデイジー)
札付きの粗暴集団を率いるデイジーデイジーに、「頭脳」が加わったのが良くなかった。効率化された彼女らの稼ぎは日に日に大きくなっていき、盛り上がった果てに国盗りをおっぱじめる。愛しい腹心の実に的確な采配により辺境の国の防衛を突破。性根の腐った王を裸に吊るして権勢をまるごと手に入れる。デイジーデイジーは王冠を頂いて高らかに宣言する。この国の民も富もわたしものだ!
王様は楽しかった。レジスタンスや悪党どもが起こす暴動を自ら乗り出して鎮圧するのも悪くない。だが問題はその後にあった。家来たちが報告してくる問題が多すぎたのだ。辟易したデイジーデイジーは三日にしてすべてを投げ出してしまう。
彼女が理解していなかったのは、自分が「守る」のに致命的に向かないことだった。
暴虐乙女 デイジーデイジー
彼女には独自の代謝がある。
恐怖にちっとも寄り添えないデイジーデイジーは、そびえ立つ何かを壊し尽くしたときだけ静かに涙する。
獣であれ組織であれ超人であれ、その巨体が倒れる断末魔よりも聴くべきものが、果たしてこの世にあるのだろうか。
うだる鉄柱、砂埃の慰撫、どうせ色褪せる細切れの人体。千切れた母の手を引きずる子供はいつかわたしに挑むだろうか。
彼女らが踏みにじったのは、醜い共鳴ばかりに勤しむ臆病者の集まりだ。
いずれ消えゆくような喜びを崇めて、塩漬けに保存したがる類の掃き溜めだ。
そんな連中であっても手下を率いて盛大に滅ぼした末路には、彼女はたまらなく肩を震わせる。
惜しむべきことは何もないのに、どうとも説明のつかない感情がぼたぼたと滴り落ちる。