基本情報
- イデア名:Freesia
- 身分:人間?
奇病に人生を振り回された、薄幸の少女の伝承。
本人に非はないのに、一方的に人間の都合で葬られ、(恐らく)望んでもいないのに街を滅ぼしたことになっている。
また、「奇病」「魔女扱い」の記述から、魔法使いではなく人間であると推測される。
奇病の伝承は、自傷を伴う魔法攻撃として表現されている。
最終弾であるLost Dreamにて、辺獄に堕ちた魂の看取り手として再登場した。
収録弾
- Blade Rondo(無印)
- No.08 ガウラミアズマ
- 触れた者と傷つけあう奇病を患い、魔女扱いされ忌み嫌われた薄幸の少女の物語。
- IDEA.08 破滅の運び手 フリージア
- 「わたしの物語はどうしてこうも、むごく書かれたのでしょうか?」
- No.08 ガウラミアズマ
- Blade Rondo -Lost Dream-
- No.84 羽ばたきの刃
- 三日月の夜、花の絨毯。救いを求める魂に死の抱擁を与える看取り手の少女の物語。
- No.84 羽ばたきの刃
Tradition
No.08 ガウラミアズマ(フリージア)
靴職人の徒弟が、フリージアと出会って恋に落ちた。フリージアは少年を歓迎するものの、触れ合うことだけは頑なに拒んだ。少年は夜を待って少女の家に押しかけるが、少女に触れたその手はおぞましく爛れてしまった。フリージアの奇病はすぐ町中に知れ渡り、いきり立った町民たちは彼女を家ごと焼却する。すると少女の遺体から毒の蝶が大量に飛び出して、町は一夜にして滅んだのだと云う。
No.84 羽ばたきの刃(フリージア)
大人たちが忘れた夢を再利用して架けられた橋を渡れば、フリージアの待つ地獄はすぐそこだ。振り返ってはいけない。幻想を信じる者たちの憎しみを買う。眼下に流れるのは銀河。空に浮かぶのは成就し損ねた想いの残骸。人が真実に愛想を尽かせたとき、現実を向き合う価値なしと断じたとき、蝶のナイフで自害を果たせればこの辺獄への扉は開かれる。ここでは現実は一つではない。だから争いは起きない。他者すべてから重んじられる主役の座が一人ずつ個別に与えられ、それぞれがフリージアと運命的な再会を果たす。彼女を命がけで愛した少年を模した魂たちが、無数に並んだ玻璃の瓶のなかに揺らめいている。