Tradition/メヴィエリアラ

Last-modified: 2022-01-30 (日) 00:45:48

基本情報

  • イデア名:Mevy-Eliara(メヴィエリアラ)
  • 身分:徴税官

魔剣クルドヌールを用いてある国の徴税官を務めていた女性。
その仕事ぶりについては高い評価を受けていたが、思想や根本にある理屈は人々からの理解を得られにくかった模様。

収録弾

Tradition

No.41 徴税剣(メヴィエリアラ)

 

少女によって花を蝶に、遊牧民によって木の枝を鞭に、芸術家によって大岩を熊へと変じた魔剣クルドヌールは、物質を使用者の認識で「似ているもの」に変える力を持つと言われている。どうにでもしろと開き直る滞納者に困り果てたメヴィエリアラが使うと、その魔剣は斬った相手の血を分解して通貨へと組み替えた。経済は社会の活力を運ぶ血流であるからと彼女は説明したが、つまるところ、人が金に見えているのではないか。

No.73 調停するカンパネラ(メヴィエリアラ)

 

メヴィエリアラの編み出した手法は、どうにも思うように広まらない。彼女は評価されている。その仕事ぶりについてだけなら悪く言う者もいない。巧妙に策定された、八方丸く収める制度の数々。どうしたら思いつけるのかとよく尋ねられ、彼女はそのつど正直に答えている。単純明快な理屈である。すべては8で説明できるのだ。それは黄金の数字であり、どのような難問であっても8という数値から解決策を導けるのが彼女の方程式だ。

 

誰にも理解されなかった。