基本情報
- イデア名:Lalafina
- 身分:人間?
Night Theaterではシェオルによって移動劇団に取り込まれ、「幸福」を象徴するドールとして歌姫の役を演じていた。描かれ方からしても、主役のような役回りであったようである。
Lost Dreamでは、劇団の崩壊後の凋落の様子が描かれている。どうもシェオルの劇のような筋書きにはならなかったようだ。身体目的で召し上げた男を気絶させ、持っていた宝石を奪うという、なんとも泥臭い人生となっている。
収録弾
- Blade Rondo -Night Theater-
- No.33 窓辺立つミュージカル
- 喝采の大舞台を転落してから人のために歌うようになれた歌姫の寓話「幸福について」
- No.33 窓辺立つミュージカル
- Blade Rondo -Lost Dream-
- No.97 泥濘のヘリオドール
- ついぞ一度も喝采を浴びず、目先の欲と虚栄におぼれた自称歌姫の物語。
- No.97 泥濘のヘリオドール
Tradition
No.33 窓辺立つミュージカル(ララフィーナ)
貧しい家に生まれながら、類まれな歌唱力により歌姫となったララフィーナ。綺羅びやかな舞台でこの世の春を謳歌するが、周囲の期待に追い立てられて自分を見失う。彼女は衆目のもと人知れない苦悩を抱え、やがて求めるものはここには無いと悟る。その地位を手放し、身近な子供のために歌うことに喜びを見出した。遠回りをしなければ辿り着けない心境があるという寓話。
彼女はシェオルの考える「幸福」を象徴するドールである。
No.97 泥濘のヘリオドール(ララフィーナ)
劇団が崩壊してからのララフィーナは悲惨であった。シェオルの脚本が紡いだ喝采に始まり詩的静寂に終わる夢の日々を忘れることができないまま、彼女は世俗に放り出されてしまう。歌手を志すが評判は散々で、酒場を転々としていた折に成金の男に声をかけられる。男はララフィーナの歌唱を大げさに褒めそやす。彼女は男の下心に気づかずに自分を安く売った。屋敷に向かう馬車の中で男は欲望を剥き出して来た。酒瓶で殴るとかれは気絶し、悶着のはずみで開いた鞄から宝石がざらざらと流れ出す。それらがぬかるみに落ちていったのを見ると、彼女は躊躇なく尊厳に別れを告げる。