Tradition/ヴィエラ

Last-modified: 2020-01-21 (火) 21:57:51

基本情報

  • イデア名:Viera(ヴィエラ)
  • 身分:人間? 暗殺者

暗殺者としての伝承を持つイデア。
カード効果やフレーバーテキストを見る限りでは、武勇よりも知略、特に薬毒の扱いに長けていると思われる。
無印では毒を、FVでは(ヤバい)薬を用いた効果となっている。

 

収録順を考慮すると、
青年に恋した→信じきれず毒殺した→精神の果実でその悩みや苦しみも消し去った
という一連の流れが、二番底の物語となっていると考えることもできる。

収録弾

Tradition

No.04 お気の毒の刃(ヴィエラ)

 

狡知に長け、数々の謀略を生き延びた女暗殺者ヴィエラにもやわらかい一面はあった。何も知らずに料理屋を経営している男との恋である。ヴィエラはここでも謀略を用いて、デーデルタの階段で奇跡的な出会いを演出して男と馴れ初めた。

 

想い叶った夜、男がこしらえた芋と鶏肉の煮込みスープの皿を見ながらひとつの可能性に気づく。この男が自分を謀っている万が一の可能性に備えて、男の分にだけ毒を振りかける。

No.71 結実するドルチェ(ヴィエラ)

 

格好いいですね、と言われてヴィエラは面食らった。

 

「暗殺者、格好いいですね」

 

なんと皮肉ではなかった。ハンチング帽の少年はまっすぐにヴィエラを見ていた。何も知らない子供が、一体なにゆえにこのうすら汚い世界の伝令役をやらされているのかは知らない。ただ残念ながらヴィエラには、みっともないわよ、と正直に言う良心は残っていなかった。代わりに囁いてやる。

 

「本気で望めばなれるわよ」

 

「なれますか!」

 

と興奮する少年に舌なめずり、彼が好みそうな秘密をヴィエラは口にする。力が弱くても大丈夫。人間の限界を超える秘密があるの。そう言って樫の箱から取り出したるは禁忌の林檎。ヴィエラが密造した、血よりも紅い精神の果実。