中島 AT-2
機体概要
中島 AT-2とは、中島飛行機が開発した双発旅客機である。
当時DC-2のライセンス生産準備がなされていたので、それをベースにその他色々な機体のいいとこ取りをしてまとめ上げた機体である。
こう書くと「ただのパクりかよ」と思うかもしれないが、飛行機は空を飛ぶ以上ちゃんと纏め上げれないと、よくて失敗作、悪ければ飛び立つ事すら出来ないので、そつなくまとめ上げた手腕は評価されるべきである。
さて、この機体の特徴はなんと言っても操縦席の窓が前に突き出していること。
飛行機の常識に挑戦したような窓だが、意外にも気流をちゃんと流しており、雪の付着も少なく好評であった。
満州航空で運用されていたため、満州全土でお目にかかれる旅客機である。