「DEATH NOTE」
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ
DEATH NOTEとは週刊少年ジャンプで連載されていた漫画作品
概要
原作は大場つぐみ、作画は小畑健による漫画、略称は「デスノ」
週刊少年ジャンプにて2003年12月~2006年5月に連載、2008年1月に本編の後日談で読み切りの「Cキラ編」、2019年には小畑健の原画展開催に伴い「αキラ編」の製作が発表された、完成版は2020年3月に「ジャンプSQ」にて掲載
死神リュークが暇つぶしに落としたデスノートを拾った夜神月と探偵Lを中心とした頭脳戦や弥海砂などデスノートに関わったものの運命が描かれている
2006年にTVアニメと実写映画化、2015年にミュージカル化され同年夏には連続ドラマ化
2016年10月にはまた実写映画化され海外でも実写化されている
あらすじ
夜神月は警視庁刑事局局長のエリートを父に持つ裕福な家庭に育ち容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能とあらゆる面に恵まれ刺激のない、退屈な日々を送っていた
ある日、月は学校の校庭で奇妙なノートを拾う。そのノートは死神リュークが意図的に落としたもので名前を書かれた人物を自在に操り殺すことのできるデスノートだった
最初は信じない月だったが好奇心に負けノートを使い、その効果が本物であることを目の当たりにする
人を殺めた罪に苦しむ月は以前からあった犯罪者や悪人がのさばる世界への不満からそれらをノートの力で清め善意な人間だけがつくる理想の世界を作ろうと決意
それからは次々と凶悪犯を殺害し理想の世界へ向けて躍進する。やがて月は「キラ」と呼ばれるようになりネット上で信者が現れ始める
世界規模で殺人を繰り返しているキラに対しICPOの依頼で世界一の名探偵である「L」が捜査に躍り出た
はじめは純粋だったが邪魔者を排除していくうちにだんだんどす黒い狂気に染まっていく月、その月こそが「キラ」の正体だとにらみ
しっぽを掴むべく様々な駆け引きを仕掛けるL、2人はお互いの正義を貫くため極限の頭脳戦を繰り広げていく
デスノートとは
本作のキーアイテムであるデスノート、作中では「殺人ノート」とも呼ばれている
見た目はごく普通のA4サイズの大学ノートだがこのノートに相手の顔を思い浮かべながら名前を書き込むとその人は死んでしまう
死亡時間や死に方などを書き込むことで死因を設定することができる
死神はこのノートを用いて人間を殺すことでその人間の寿命を貰い死神の寿命を延ばすことができる、死神にとっては日記帳のような存在だとか
死の操り方や使用方法は本来何も書いていない。作中では基本的なルールは表紙裏に書かれているがこれはリュークが手書きしたもの
取扱説明書は一応死神界には存在しパピルスや羊皮紙のような紙束で死神や死神界の掟も記載されているようだが人間に渡すことは許されていない(内容を死神が見て人間に教えるのはOKらしい)
原作13巻では巻物型のデスノートも死神界に存在するらしく時代と共に形状が進化していっている模様
リュークによると夜神月が拾う前にも何度かデスノートが人間界に出回ったことがあったが5日間で300人以上名前を書いたのは夜神月だけだった
デスノートのルール
- このノートに名前を書かれた人間は死ぬ
- 対象の人物の顔が頭に入っていないと効果がない、つまり同姓同名の人物は何の影響もない
- 名前の後に人間界の時間で40秒以内に死因を書くとその通りになる
- 死因を書かなかった場合、死因は全て心臓麻痺になる
- 死因を書くとさらに詳しい死の状況を書く時間を6分40秒(400秒)与えられる
- このノートは人間界の地に着いた時点で人間界の物になる
- 所有者はこのノートの元の持ち主である死神の声や姿を認知することができる
- このノートを使った人は天国にも地獄にも行けない
- 死因に心臓麻痺と書いた後、40秒以内であれば死亡時刻を指定することができる。その時刻は40秒以内でも可
- デスノートに触った人間は所有者でなくても元持ち主の死神の声や姿を認知できる
- デスノートを持っている限り死ぬまで元持ち主の死神が憑いて回る
- 死神は通常、人間がデスノートを拾ってから39日以内に姿を現す
- デスノートの使い方やそれを持つ人間に発生する掟を死神が説明する義務はない
- 自分で自分の寿命をデスノートによって縮めることができる
- デスノートの所有者となった人間は残りの寿命の半分と引き換えに人間の顔を見るとその人の名前や残りの寿命を見ることができる死神の眼球を貰うことができる
- 死神は心臓をナイフで刺しても頭を銃で撃ちぬいても殺すことはできない
- 書き入れる死の状況は物理的に可能なこと、その人間がやってもおかしくない範囲でなければ無効になる
- 死の状況で可能になることの詳しいことは死神にもわからないので自分で検証して明らかにしなければならない
- デスノートから切り取った1ページや切れ端でも効果は残る
- 文字として残る物でデスノートに直接書き込めるものであればなんでもいい、鉛筆やペンだけでなく筆・化粧品・血でも可
- 生後780日(約2.5年)未満の人間はデスノートの効果を受けない
- 同一人物の顔を思い浮かべ、名前を4回書き間違えるとその人間に対してデスノートの効果が無くなる
- 死因を設定する際「自殺」を設定することも可能
- 自殺でも事故死でも名前を書かれた人間以外の死を直接的に招くような死に方は設定できない、そうした場合対象の死因は心臓麻痺になる
- デスノートで死因を設定しても6分40秒以内であれば直したい部分の文字に2本線を引いて新しく書けば何度も変更できる、ただし変更が可能なのは死ぬ前で死んでからは変更不可。また死ぬことの取り消しも不可
- デスノートを紛失した・盗まれた場合は490日以内に取り戻さなければ所有権を失う
- デスノートの貸し借りは可能、借りた人に死神は憑いてこない
- 人間界で124歳以上または残りの寿命が12分以内の人間はデスノートで殺すことができない
- ページは無限、1億人殺そうが10億人殺そうがページが切れることはない
- 死神の目を持った人間は元の視力に関わらず3.6以上の視力になる
(多すぎるので割愛!)