水崎ツバメ

Last-modified: 2022-07-19 (火) 16:11:56

「私はチェーンソーの刃が跳ねる様子を観たいし、そのこだわりで私は生き延びる。」

 
 

【基本データ】

(みずさき・つばめ)
CV:松岡美里/演:山下美月

浅草みどりの同級生。カリスマ読者モデルとして活躍しており、校内でも有名人。両親ともに役者であり、ツバメも将来女優になることを期待されている。しかし本人はアニメーター志望で、特にキャラクターの動きを描くことに長けている。両親からアニメ研への入部を禁じられていたため、浅草、金森とともに映像研として3人でアニメを作り始めることとなる。お金持ちの家庭で育ったため、他の2人とは金銭感覚がだいぶズレている。

 

5月15日生まれ。*1
観察眼が鋭く、映像研のメンバーに対しても「金森さん髪切った?」「浅草さんっていつからそういう話し方できるようになったの?」等の質問を投げかける姿がみられる。(原作10話)
髪型はアシンメトリーのボブカットで左側が長く襟足をツーブロックにしている。(原作13話他)
LINEのアイコンは本人の顔。(原作37話)

 

【家族構成】

(作中に登場し、存在が確定しているもの)
原作では水崎両親に名前はないが実写映画版にてクレジットされている。水崎の曾祖母はアニメオリジナルキャラクター。
アニメ公式ガイドでは同居人が両親&使用人と記されている。

 
  • 母/水崎菜穂美(実写映画版) CV:日髙のり子/演:松本若菜
  • 父/水崎葉平(実写映画版)  CV:三上 哲/演:山中聡
  • 曾祖母(アニメオリジナルキャラクター) CV:宮寺智子
     

【呼称まとめ】

浅草みどり:そこの帽子の人、浅草さん、浅草氏、浅草先生、あさ助、浅マル
金森さやか:金森さん、金森氏
百目鬼・パーカー:百目鬼さん
桜田セキ?:桜田どん

 

【作中描写からわかることメモ】

●お年玉は総額10万円近い。(1集2話)
●何かと高いところに登りたがる。(1集2話他)
●浅草氏が振り回していた木の棒を欲しがる一面もあり好奇心旺盛。(1集2話)
●小3の頃のお小遣いは3万円。(1集4話)
●家に番頭さんがいる。映像研部室に置いてあるソファー(300万円)は水崎邸から番頭さんが運んでくれたもの。(1集3話)
●高いところにすぐ登ることについて「楽しいじゃん」。(1集3話)
●部屋が屋上にある。(1集3話)
●寝る前に波動拳を出す練習をしている。(2集10話)
●ダチョウの生卵を孵化させようとして腐らせたことがある。(2集13話)
●両親が役者。父親にアニメ系の部活に入ることを反対されているが厳しいわけではなく水崎氏曰く「過干渉」。(2集13話)
●上空を飛ぶドローンの機体に書かれた警備部の文字が読めるほど目がいい。(3集22話)
●37話の「自転車に乗り遅れちゃって。」という妙な言い訳は1話の浅草氏「自転車に乗り遅れちまってさ~」のオマージュ。(5集)
●演技力が高い。*2(6集40話)
●6歳の頃に映画出演。役者経験を少ししていた。動画で見た銃の反動を再現するなど天才子役だった様子。
その時に仕事をしていた映画監督のユウキ・サクラダがアニメに詳しく、撮影の度にアニメのことを教わる。水崎氏曰く「師匠」。だが水崎氏の発砲がリアルすぎてとある団体から苦情が寄せられた模様。映画は公開禁止となってしまった。(6集40話)

 

【作中以外からわかることメモ】

 

●ツバメはちょっと可愛い少女系。美人度だと金森。【インタビュー】『映像研には手を出すな!』大童澄瞳「そもそも僕にはマンガ的手法のいろはがひとつもない」|コミスペ!


●クールで物静か、飄々としているようなキャラを最初イメージしていました。でも編集さんから「バックグラウンドでめちゃくちゃ個性がある超お金持ちってどうですか」ってことで、可愛くて明るいキャラクターになった。【インタビュー】『映像研には手を出すな!』大童澄瞳「そもそも僕にはマンガ的手法のいろはがひとつもない」|コミスペ!


●(2巻ラスト水崎父はアニメ制作を許してくれたのかという質問に対して)
どんな作品でも親を敵にしがちじゃないですか。でも僕はそういうことがしたくなかったんです。水崎の両親はただ子供に構っている時間がなかっただけで、愛情がないわけではない。ただ接する機会がなかっただけです。
両親も表現のフィールドに生きてきた人間ですし、自分の娘に演技の才能があると勘づきますし、心も広い。そういうところで問題として浮き上がってくるのは親ではなく親の取り巻きといいますか、環境が一番問題になってくる。ただそれだけのことにしたかったんです。だから娘のことは応援しているんじゃないでしょうか。【インタビュー】『映像研には手を出すな!』大童澄瞳「そもそも僕にはマンガ的手法のいろはがひとつもない」|コミスペ!


●技術的なことや絵を描くことに対してすごく真摯で真面目。クリエイターかくあるべし、みたいなイメージ(アニメディア3月号大童先生コメントより)

 

【水崎ツバメ名言集】

「初めまして同じ一年だね。私水崎ツバメよろしくね!」「アニメ好きなの?私もなんだ~」
「私は普通に生きたいの!友達と一緒に帰ったり、部活で青春したり!好きな夢を追ったり!」「アニメーターは立派な役者なんだよ。」
「ネコだな君は。ここがねぐらなの?」
「楽しいじゃん。私の部屋も屋上に建てたよ。」
《3万円って大金なんだ。私が小3の頃のお小遣いと同じ額だ。》
「アニメーションは動かしてナンボなんだあああ!」
「私が作りたいのはアニメじゃなくてアニメーションなの。」
「殺陣以外にも犬とか猫の動きも演じるし、海に嵐に車に飛行機、ビームも爆発も全部アニメーターの演技ってことなの。」
「トラックで突撃すればワンパンじゃない?」
「浅草さんはたまにリアリズムの矛先がフィクションに残酷。」
「私は寝る前に毎日波動拳出す練習してる。」
「結局ロボットアニメ作ってる人が一番信頼してるのは人間でしょ。」
「巨大ロボは『責任』だからねー。」「ロボアニメ制作は逃れられない罪を背負うことだもん。」「何をやっても非の打ちどころがある。」「どちらに転んでも死ぬさだめでしょ。」
「人間って重いんだね。」
「アニメーターは動画の守り人だよ。」
「アニメーションでデフォルメ化された動きとかは、地味な仕草でも、『動きの細部に注目して描いてる』って点で強いインパクトを持ってんだよね。」
「『ロケットはここがかっこいいんだ!』っていう画圧に感動するわけよ!!」「『わかってんじゃんアンタ!!』ってさ!!」「どこの誰だか知らないけど、アンタのこだわりは私に通じたぞ!!って」「私はそれをやるために、アニメーションを描いてんだよ!」
「チェーンソーの振動が見たくて、死にかかってる人がいるかもしれない。」「私はチェーンソーの刃が跳ねる様子を観たいし、そのこだわりで私は生き延びる。」「大半の人が細部を見なくても、私は私を救わなくちゃいけないんだ。」「動きの一つ一つに感動する人に、私はここにいるって、言わなくちゃいけないんだ。」
「気合い、入ってます。」
「大人になると、完成品に満足できるのかな。」
「作ってて思ったんだよ。」「『私が生きる』ってことは、こういう物をひたすら作るってことなんだって。」「これは、もう、どうしようもない。」
「私達の生きる世界は天国で地獄か~」
「沙羅双樹。」(そりゃそうじゃ)
「あ、でも少し調節しないと危険が危ない。」
「愛であるよ。」
「純粋な評価ほしい…この悩み一生抱えてくんだな~」
「忘れてないでしょ。」「忘れられるわけない。」
「納期に追われてない時の作業は楽しい!あと自分に関係ない仕事はめちゃ楽しい。」「自分の部屋は散らかすのに他人の部屋の掃除とかは好き。」
「金森さんは異常だから。」
「お待たせー!自転車に乗り遅れちゃって。」

【大童先生のTwitterメモ】

 

●好きな食べ物は

  • 牛丼
  • 紅ショウガ
  • ブロッコリーとクルトンマシマシのチョップドサラダ
  • オールレーズン的なやつ(アニメでは「ぜんぶどう」という商品名が付けられている。)
    大童先生Twitterより

●両利き。大童先生Twitterより


●髪型はツーブロック。大童先生Twitterより


●水崎氏の髪型図解大童先生Twitterより

画像を表示
loading...

●水崎氏は基本的にモデルになりたいわけではなくてアニメーターになりたいわけで、かつ学生である事もファッション芸能業界に身を置かない理由。大童先生Twitterより


●名前の由来は適当。何となく水崎っぽかったので。大童先生Twitterより


●アニメ版水崎氏の走り方は明らかに一人だけおかしい。大童先生Twitterより


●自転車はクロスバイク。大童先生Twitterより


●映像研のなかで一番ペン回しが上手い。大童先生Twitterより


●文化祭のとき着用していた独特の服は水崎氏の私服。大童先生Twitterより

画像を表示
loading...

●極度の偏食。大童先生Twitterより


●似合うミリタリー装備はPx4。大童先生Twitterより


●水崎氏はハチャメチャな所が主なんですが、特に何も考えずに頭冷やすタオル絞ってくれてたりするすごいいいやつ 大童先生Twitterより

画像を表示
loading...

●水崎氏リュック大童先生Twitterより

画像を表示
loading...

●水崎氏は最初寡黙なイメージだったんだけど「明るいお嬢様」みたいなイメージにしようということになった。なのでワシは水崎氏がどんな人なのかあまりわからない。記号的に「可愛い顔」でもあるから、あんまり描けない。大童先生Twitterより


●水崎氏が日常芝居激押ししてたけど、あのシーン描いてる時ワシはずっと「これは完全に水崎氏の趣味でしかないから、これがキャラクターになる」と思ってた。大童先生Twitterより


●リアル系アニメーションってのは凄さがすぐわかりやすいんじゃ。前に指摘されたことがあるんじゃが、ワシは原作では水崎氏は特に「リアル系アニメーター」とは限定していない。「リアルなのをやりたい」と言ったのは、その時リアルなのをやりたかっただけであってという 大童先生Twitterより


●手描きにこだわるのは「完成品を見たい」のではなくて、自分の手で動きを再現していくプロセスに喜びを感じる人だからだと思うんだよ。ヘリコプターでエベレストの頂上に行くのと自力で登るのは違うから。そこを考えれば、ここで水崎氏の決断*3が意味する所が重くなるわけじゃ

完成させるだけが全てじゃない。
大童先生Twitterより大童先生Twitterより


●水崎氏はもの作る人として1番浅草氏のことを理解しています。なのでたまに浅草氏の言いたい事を金森氏に通訳したりするのです。浅草氏→水崎氏→金森氏もあれば、水崎氏→浅草氏→金森氏もあるという。大童先生Twitterより


●(スタジオ映像研ジャージを映像研メンバーが着るとしたらどのサイズを選ぶかという質問に対して)
水崎氏は大きめで着たいのでLサイズ。大童先生Twitterより


●水崎氏の「愛であるよ」は、植木等のCMの「なんである、アイデアル」が元ネタです。大童先生Twitterより


●(質問箱に寄せられた登場人物の身長についての質問に対して)
金森氏180cm>ソワンデ>水崎氏=桜田氏>百目鬼氏(身長160cm)*4>浅草氏。
金森氏の肩と頭頂部の真ん中の高さに水崎氏の頭頂部。*5

 

【大童先生の配信メモ】

●金森氏は四角、浅草氏が丸に対して水崎氏が三角のイメージ。(第3回シロナガスたぬき配信)


●水崎氏は初期設定はクールなイメージだった。(『映像研には手を出すな!』第1巻を作者・大童澄瞳先生本人とオタキングが1ページずつ徹底解説!)youtube

 

【アニメからわかることメモ】

loading...

●日常の自然な動きや生活感あふれるリアルな芝居が描きたい、ちょっとしたリアルな表情や顔の角度、リップシンクとかまばたき、相槌のタイミングにもこだわりたいと思っている。(アニメ2話他)
●いつもはタブレットだけど手描きアニメーションにこだわりを持っている。(アニメ4話他)
●水崎邸はプールやテニスコートを完備したリゾートホテルのような見た目で、水崎氏が桁外れのお嬢様であることが窺い知れた。アニメでは海沿いに立地しているが原作では川沿いに立地している。(アニメ7話)
●水崎家リビング設定画 アニメ映像研公式Twitter

画像を表示
loading...

●アニメ7話にチビ崎氏(幼少水崎氏)と水崎氏の曾祖母の回想シーンが登場。自身がおばあちゃん子であると告白する。
●幼少期から水の動きや人体の動きに興味があり、事あるごとにスケッチをしていた。(アニメ7話)
●年々歩けなくなっていく曾祖母のために楽な立ち上がり方を図解したり歩行のコツを一緒に練習したり自ら車いすで走ることで動きのコツを理解しようとしている描写があった(アニメ7話)
●走り方がおかしい。(アニメ5話他)
●箸の持ち方がおかしい。(アニメ8話他)
●水崎家は個人事務所。(アニメ9話)
●アニメの作業をする傍らモデルの仕事をこなす様子が見られた。(アニメ10話)


●水崎氏&ダンボールロボ解剖図→サイエンスSARU公式Instagram


【その他】

水崎氏の欲しいものリスト


*1 映画映像研グッズ付き前売券の学生証 映像研には手を出すな! グッズ付き映画前売券
*2 金森氏が「これだけ上手いとは水崎両親が役者にしたいと思うのも分かります。」と褒めるほど
*3 アニメ4話オリジナルシーンで作業が遅れる水崎氏のために金森氏が自動中割ソフトを提案。手描きにこだわる水崎氏は最初は反発したものの最終的には受け入れる。
*4 原作5集34話 作中で百目鬼氏が描いた百目鬼のソノリティの図を参照
*5 (全文)ちなみに、金森氏180cm>ソワンデ>水崎氏=桜田氏>百目鬼氏>浅草氏。金森氏の肩と頭頂部の真ん中の高さに水崎氏の頭頂部。金森氏の肩の高さに浅草氏の頭頂部です。大童先生Twitterより