戦車兵(Tanker) 現在作成中

Last-modified: 2023-09-03 (日) 22:46:36

戦車兵(Tanker)

概要

  • 装甲戦闘車両の乗組員の一部として戦場に出撃する。
  • 強力な大砲と機関銃は、敵陣地を迅速に突破し、任意のターゲットを破壊することができる。
  • 1人の戦車兵でも、運転手と砲手の場所を切り替えることで戦車を制御することが可能。
  • 予備の分隊員(通信士や積み込み、指揮者)が既に死亡した状態で主要な分隊員(操縦手、銃手)が死亡すると別の分隊が戦車に乗り込む事ができる。→2人で一両を操作する事になり、まともな操作が出来ないので人数の多い分隊に戦車を受け渡す事を推奨

武装

主砲

主砲は文字通りその戦車の主兵装である。対戦車・対歩兵ともに有効だが、適宜砲弾を変更する必要がある。砲弾の種類は以下の通り。
また、T-60やII号戦車の機関砲を除くと、どれも一発射撃するごとにリロードが必要で連射することはできない。歩兵を効率よく撃破するためには同軸機関銃も効果的に使用する必要がある。
弾薬を切り替える際には、Rキー(PC)で弾薬の選択を切り替えた後、すでに装填済みの砲弾を発射する必要がある。

機関銃

戦車の副兵装だが歩兵に対してはとても効果的。基本的に装備しているのは重機関銃であり、発射速度・打撃力共にかなり高い。
ただし、一度撃ちきってしまうと長いリロードが発生するので残弾などには気を配ろう。また、オーバーヒートなどもあるためずっと連射し続けると発砲不能になる。バースト射撃のように小刻みに射撃するとオーバーヒートを防げるだけでなく、弾持ちもよくなるため効果的に敵歩兵を掃討することができる。

弾薬

徹甲弾 (AP)
装甲を貫通するための砲弾で、戦車に対して非常に効果的。ただし、加害範囲は狭いので歩兵に対しては直撃させなければならない。また、対戦車であっても小口径砲のものの場合、内部モジュール(乗員・弾薬・エンジン等)を的確に狙わなければ損害を与えられない。
弾薬庫の配置についてはこちらを参照
対戦車榴弾 (HEAT)
徹甲弾と同様に装甲を貫通するための砲弾だが、徹甲弾とは異なり成形炸薬と呼ばれる特殊な構造の爆薬を用いている。Wikipedia: 成形炸薬弾
この砲弾の特徴は、着弾し炸裂した際に前方へ細長いメタルジェットと呼ばれる超高速の噴流が発生することで、このメタルジェットが装甲を貫通する。貫通力は極めて高いが、加害半径が砲弾の正面の細長い棒状のエリアであるため、的確にモジュールを狙撃する必要がある。また、空間装甲と呼ばれる、2枚の装甲を隙間を空けて並べた構造の装甲に対してかなり弱いことも特徴である。ゲーム内では、ドイツのIII号戦車やIV号戦車の一部が装備するシュルツェンと呼ばれる鉄板や、砲塔横に取り付けられた工具箱などが空間装甲としてのふるまいをする。HEAT弾を用いる際にはこれらの場所を狙っても効果的ではない。
歩兵用の対戦車兵器(PIAT等)も同様の弾頭を用いている。
榴弾 (HE)
いわゆる炸裂弾。着弾時に炸裂することで、周囲の歩兵を殺傷する。特に、75mmなどの榴弾であれば一発で周囲の歩兵をまとめて吹き飛ばすことも可能だ。迫撃砲や通信兵の支援砲撃、航空機の爆弾なども同様に榴弾を用いている。
ただし、戦車に対してはほとんど効果がない。敵戦車の下の地面を射撃した場合、大口径であれば底板を貫通して撃破することも可能だが、弾薬切り替え時に運が良ければダメージを与えられるかもしれないという程度に考えておくとよいだろう。

下車戦闘

このゲームでは、戦車から降りて戦闘したり、修理したりすることが可能である。ただし、不用意に車外に降りると乗員を失って戦車の戦闘能力が激減してしまうので下車する場所についてはよく考慮する必要がある。 また、このゲームでは1度に出撃させられる車両の数は限られているので、決して乗り捨てをしてはならない。 他の乗員を車外に出す必要がない場合は、戦車を向いてXキーを押すことで、車内に戻すことができる。拠点占領時や修理時などの際にはこの機能が役に立つだろう。
車両から降りるべきタイミングは以下の通り。

戦車が行動不能になった場合
敵前でエンジンや主砲が破壊されたり、乗員がほとんど戦闘不能になってしまった場合は、撃破されるのを待つよりも脱出して歩兵として戦闘したほうがマシと思われる。短機関銃を装備したアサルターのように戦うことができるだろう。最後に生き残るのはドライバーであることが多いため、ドライバーに優先して装備を持たせると役に立つかもしれない。
拠点を占領する場合
拠点を占領する場合は乗り物から降りる必要がある。敵歩兵を掃討済みの拠点など安全な場合は積極的に占領しよう。取り返しに来た敵歩兵を戦車にのって返り討ちにするのも一興である。
車両を修理する場合
モジュールが破損した場合や火災が発生した場合は車外から消火・修理することができる。
可能であれば安全な場所に後退してから修理したほうがよいだろう。

運用のコツ 

戦車はとても強力な兵器ではあるが、当然ながら撃破するための手段も多数存在する。特に、戦車は視界がどうしても限られるため、背後から敵歩兵に忍び寄られると何もできずに撃破されてしまうこともあるため、むやみに突撃するのは避けるべきだろう。歩兵は戦車の代わりに周囲の警戒をし、忍び寄る対戦車歩兵を排除することができるので、なるべく味方歩兵から離れすぎないようにしよう。
また、立ち止まってしまうと爆弾やダイナマイトの餌食となりやすい。敵の脅威が高い場合はなるべく動きを止めずに走行し続けたほうが安全かもしれない。

移動のコツ

塹壕には要注意
このゲームでは、戦車は簡単に塹壕にはまってしまう。超壕能力はほぼないものと思って、トタン板の渡し板などを利用するようにしよう。マップでも塹壕が表示されているので、マップをよく見て進撃ルートを考えよう。
障害物になるべく体当たりしない
破壊可能な障害物であっても、移動速度が低下してしまうため敵歩兵に接近されるとかなり危険である。また、樹木などは倒すとかなり目立つため敵に警戒されてしまうかもしれない。逆に敵陣地付近で高い木が倒れたのが見えたら、その付近に車両がいる可能性が高い。移動中も索敵を怠らないようにしよう

対戦車戦闘のコツ

対戦車攻撃のコツ

弾薬庫を狙う
弾薬庫を破壊すれば、どのような戦車であっても一撃で撃破できる。弾薬庫を狙うことが可能であれば、まず弾薬庫を狙うべきだ。ただし、20mm機関砲や37mm砲などの低打撃力の徹甲弾ではなかなか破壊できないため乗員を狙ったほうがよい。
砲塔にいる砲手を狙う
砲手を戦闘不能にすれば、一時的とはいえ敵は攻撃不能になり、一方的に攻撃したり退避したりすることが容易になる。
注意点として、ノルマンディー米軍のM4A3E2の砲塔正面は178mmときわめて分厚いので、狙うことは不可能である。
側面から攻撃する
正面に比べて、側面は装甲が手薄となっていることが多い。また、弾薬庫も狙いやすい場合が多いので、可能であれば側面に回り込んでから攻撃しよう。

対戦車防御のコツ

側面・背面を隠す
側背面は防御力が低いため、なるべく敵にさらすべきではない。場合によっては戦車の残骸や建物などを用いて隠すと効果的だ。また、事前に自分の戦車の弾薬の位置を調べておき*1、そこを敵に見せないように心がけよう。
車体を「昼飯の角度」に傾ける
車体を敵に対して傾けると、疑似的な傾斜装甲としてふるまうため実質的な防御力が向上する。垂直装甲で防御力に劣るドイツ戦車などで特に効果的である。注意点として、側面に弱点のある戦車(eg. M4A3E2の履帯裏等)ではむやみに傾けずに正面だけを向ける方が防御力が高くなる。
もともとはTiger Iの教本に書かれていたテクニックで、昼食の時間帯である11時または1時の方角に対して傾ける、ということから昼飯の角度と呼ばれている。
装填中は砲塔を左右に傾ける
戦車にもよるが、砲塔正面は装甲が垂直になるために防御力がやや低いことがある。これを補うために、敵に対して傾けることで疑似的に装甲厚をあげたり、左右に砲塔を振り続けて狙いを困難にすることで攻撃を防ぐというテクニックがある。効果的ではあるが、うっかり敵を見失うと危険なため注意しよう。

*1 戦車を選択する画面のX線から可能