
概要
3500ゴールドで購入すると使用可能になる対戦車自走砲である。
BR・Tier
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| Tier | 3 |
| BR | Ⅲ |
| モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード |
| - | - | - | - | ◯ |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 乗員(人) | 5 |
| 砲塔旋回速度(°/C) | 12° |
| 俯角/仰角(°) | -15 / +10 |
| リロード速度(秒) | 10 |
| 最高速度(km/h) | 27.84 |
| 車体装甲厚 (前/側/後/底)(mm) | 50/20/20/10 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30/20/20 |
| エンジン出力(rpm/hp) | **⇒3200/180 |
| 重量(t) | 22.0 |
| 視界(%) | △△ |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 105mm K.18 加農砲 | 1 | 26 |
解説
特徴
第6軍,521戦車駆逐大隊配属の(プレミアム)戦車兵付属のドイツ軍IV号a型10.5cm対戦車自走砲である。購入後すぐに使用可能な戦車である。
IV号戦車E型の車体に大きな改修を加えたもので、砲塔を撤去し、主砲を収める戦闘室としてオープントップの上部構造を構築している。本車は「IV号a型10.5cm対戦車自走砲」として知られていたものの、1941年8月13日には「10.5cm K (gp.Sfl.)」へと改称されている。またディッカー・マックスという渾名も知られる。(Dicker Max、太ったマックスの意。)
1枚目が1番席の兵士がハッチから乗り出した時の視界図、2枚目がハッチから乗り出す前の照準、3枚目が照準時の見え方、4枚目が運転手席の視界となっている。




【火力】
火力は申し分なく、対戦車、対歩兵の両方で活躍出来るだろう。ただ、大口径なため装填速度がやや遅い。砲の照準器はかなり遠くまで見えるので遠距離射撃に向いているだろう。
【装甲】
装甲は正面は50mmはあるが、45mmや37mm砲に簡単に貫通されてしまう。それと天板がない為、敵歩兵に車体の頭上に乗られて、搭乗員を蜂の巣にされることも多く、慎重な行動が必要である。
【機動性】
機動性はIV号戦車にのっそり感を加えた感じである。
【総論】
歩兵に回り込まれやすく搭乗員の損失が早い、装甲が薄いのも拍車をかけているため立ち回りや射撃位置の工夫が必要となる。
だが大口径の威力は素晴らしく、車体のデカさにも魅力があり、ロマンに溢れた自走砲であるので購入価値は大いに高い。
史実
【車輌】
10.5cm対戦車砲をオープントップの車体に搭載した対戦車自走砲として、1939年からクルップ社によって開発が始められたこの車両はドイツの軍馬と呼ばれたIV号戦車E型の車体を利用。その際、砲塔を取り除き、車体上部を改修してそこに設けられたオープントップの戦闘室に10.5cm対戦車砲を搭載し1941年2月には2両の試作車両が完成。第521駆逐戦車大隊に配備された2両はバルバロッサ作戦に投入されて実戦テストを実施した。敵の砲撃により1両は破壊されたが残りの1両はその後も試験運用が続けられ、そちらは実戦で十分運用可能な評価が出されたが、結局わずか2両の試作だけで量産されることはなかった。
↓IV号a型10.5cm対戦車自走砲「ディッカー・マックス」とその乗員。

【部隊】
1940年2月に第521対戦車大隊から独立して編成された第521戦車駆逐大隊はディッカー・マックスやシュトゥラー・エミールといった試験的な対戦車車輌運用したことで有名。独ソ戦開戦以後はソ連軍との激戦に参加し、1943年1月にスターリングラードの戦いにおいて壊滅した。
小ネタ
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