
概要
BR・Tier
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| Tier | 3 |
| BR | Ⅱ |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 乗員(人) | 5 |
| 砲塔旋回速度(°/C) | 16 |
| 俯角/仰角(°) | -10 / +20 |
| リロード速度(秒) | 6.0 |
| 最高速度(km/h) | 39.70 |
| 車体装甲厚 (前/側/後/底)(mm) | 25/25/20/9 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後/上)(mm) | 25/25/25/10 |
| エンジン出力(rpm/hp) | 2000/145⇒△△ |
| 重量(t) | 17.0 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 三式七糎半戦車砲 | 1 | 46(APHE20,HE19,SM7) |
解説
特徴
前車に比べ、砲塔が全周装甲になったほか、装填手が二人増え、全体的に生存率が上がった。また、車長用ハッチがあり、運転・索敵がかなり楽になった。
1枚目が指揮官がハッチから乗り出した時の視界図、2枚目がハッチから乗り出す前の照準、3枚目が砲手の照準全体図、4枚目が照準時の見え方、5枚目が運転手席の視界となっている。





【火力】
高い貫通力・加害範囲を持ち、弾速も良好だが、BR2のため抜けない敵に会うことがある。砲身を割る火力はあるので一時的な対処は出来る。榴弾も安定した火力で、対歩兵も容易。
【装甲】
前述の通り、全体に施されているので後ろから小銃で撃破されたり航空機にミンチにされたりすることはなくなった。だが決して厚いわけではなく、撃たれたら貫通されるということをしっかり覚えておこう。特に、戦車より発見しづらい対戦車砲やAT兵には注意しよう。
【機動性】
比較的良好。
【総論】
高い火力、貫通力、良好な機動性を持つ本車は(固定砲塔な点を除けば)優れた戦車と言える。しかし、パーシングなどには敵わないため、おとなしく砲身を破壊して(履帯の破壊も望ましい)味方に任せよう。装甲が薄いので、前線のやや後方から拠点の敵を破壊すると良い。ただ、同じBRで車長用の機銃と75mm砲を備えた回転砲塔を使用できる三式中戦車と比べるとどうにも使い勝手が悪く、そもそも本車を使う理由があまりない。
史実
小ネタ
砲戦車とは
1930年代の日本陸軍の機甲戦力は迅速な突破を主目的としていた。
快速な軽戦車を数的主力に、軽戦車の突破支援を行う比較的多数の中戦車、さらに中戦車を支援する少数の砲戦車の三本立てで構想していた。
その中で砲戦車は特に大口径主砲を搭載し、中戦車では対応が難しいような強固な陣地や対戦車砲陣地を迅速に粉砕することを主目的としていた。
砲戦車は本来中戦車と同じ車体に旋回式砲塔に大口径砲を搭載し、中戦車と大きく見た目が異なってはいけないことが要求されており、固定砲塔はやむを得ない場合のみ可、オープントップは明確に否定していた。
しかし1940年代になると一転して中戦車が数的主力になり、全ての戦車で対戦車戦闘を考慮する必要も出て来た。
とりあえず砲兵が当時試作していた一式七糎半自走砲を機甲科で試験したところ、移動目標や対戦車戦闘においても問題なく使えることが判明したのでとりあえず直接照準器の追加、対戦車戦闘を行う為の密閉戦闘室化などの回収を行い三式砲戦車が採用された。
しかし、航空機や艦船が最優先で戦車系統の優先順位は低く、三式砲戦車の生産は1944年からと遅かった。そのころになると旋回式砲塔に同様の主砲を搭載した三式中戦車も生産されていたが、両方生産数の問題から同じ砲戦車中隊内に配備される事態も発生した。
出典/参考文献
アジア歴史資料センター「砲戦車ノ諸元ニツキテノ理由」レファレンスコードA03032102700
コメント
- 主砲の性能ホニⅠと変わらんならBR2に下げてくれよ… -- 2025-10-12 (日) 12:06:44
- 祝!BR2に下がったぞ兵士よ! -- 2025-12-17 (水) 20:19:40