概要
MP 43/1はドイツ・ヘーネル社にてヒューゴ・シュマイザーが開発したアサルトライフル。のちのStg-44である。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 5 |
BR | V |
モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード |
- | 〇 | 〇 | - | - |
距離毎ダメージ減衰率
項目 | 改修前⇒改修後 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 | 300 | 400 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 8.0⇒9.6 | 6.2⇒7.2 | 5.0⇒6.0 | 4.0⇒4.8 | 3.2⇒3.8 | 0.7⇒0.9 | 0.3⇒0.4 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.92 mm |
---|---|
打撃力 | 8.0 ⇒9.6 |
銃口初速(距離/秒) | 680 ⇒680 |
発射速度(発射数/分) | 600 ⇒600 |
リロード時間 (秒) | 2.6⇒2.6 |
垂直反動 | 41⇒35 |
水平反動 | 10⇒9 |
供給システム*1 | 30発弾倉 |
重量(kg) | 4.5kg |
弾倉質量(g) | 16.8g |
射撃方法 | オート/セミオート |
解説
特徴
枢軸側の突撃兵が使用できる最上位武器。
今までのSMGを圧倒的に凌駕する性能を持っている。
【火力】
10mで9.6ダメージというカービン並の打撃力のある弾丸を630-690/分という速度で30発も連射する。リロードも早く(2.3秒)射撃反動も少なく非常に扱いやすい。
本銃ではピストル弾ではなくFG42などで使用されていた弾薬を改良した新型の7.92mm弾を使用しているため弾速が速く打撃力減衰も少ない。フルオート・セミオート切り替えもできるため、近距離から遠距離まで安定した打撃力を発揮し敵を圧倒することができるだろう。
欠点としては全体的に動作が速い銃であるのにマガジン(30発)と予備弾薬(90発)の計120発しか持ち込めないため無駄弾を撃っていると直ぐに弾切れになる事と、強化値が十分でないと連射速度と反動が少し残念な感じになってしまうため入手できたら順次強化して行きたいところだが、武器の強化に使う銅チケットの量が非常に多いということか。
【適正距離】
10m~400m。殆どの状況において安定したダメージを叩き出せるため残弾数以外は気にしなくていいほどではあるが、流石に1000mを超えてくると打撃力減衰が酷くなってくるため敵の狙撃手との撃ち合いなどは避けた方が良いだろう。
【命中精度】
良好。ライフル弾のようなものを使用しているためか弾速が速く多少目標が動いたり銃身がぶれたとしても、弾道のズレが大きくなる前に着弾してくれるため命中精度は高いと言える。
【総論】
枢軸最上位短機関銃として相応しい性能に仕上がっており、本銃を複数人が装備した分隊は非常に脅威になる。武器強化に使う銅チケットの数は非常に多いが最終強化された本銃は7.92弾を低反動で乱射できるというとんでもない性能に進化するため、もし機会が有ったら試してみても良いかもしれない。
史実
概要
MP 43/1はStg-44と基本的に同一の銃であり生産時期の違うのみで大きな変更はない。ヘーネル社のヒューゴ・シュマイザーによって開発された。
19世紀以前の戦場では織田信長の長篠の戦いに代表されるように横隊を組んでの一斉射が基本の用兵であり、射程の長さは最も重視される性能であった。そのため19世紀末(一部20世紀初頭)に登場したライフルはどれも非常に長い射程を持つよう設計され、20世紀に入ってもそれらは配備が続けられた。ところが実際に20世紀の戦場─第一次世界大戦を経験した各国は長射程がこれからの戦場では不要であることに気づいた。19世紀末に各国が開発した開発したライフルはどれも高い連射性能と命中精度を誇っており横隊は的でしかなく、19世紀末に想定されていたような遠距離戦など発生しなかったのである。そのため、戦間期の各国では中~近距離での戦闘で有利に立てるよう従来の小銃を切り詰めたり、自動小銃の開発が試みられることになった。
開発
ドイツではそうした流れの中1930年代に陸軍兵器局(HWA)にて従来のライフル弾よりも近距離での交戦を想定した中間弾薬とそれを使用する自動銃(マシーネンカラビナ、MKb)の研究を行った。しかし、研究の結果生まれた7.75×39mm弾は既存の生産ラインを流用できずコストが非常に高くなるという問題があった。そこで1942年に既存の弾薬と同一の直径でより短い弾頭と薬莢を持つ「短小弾」である7.92×33mm弾が開発され、ヘーネル社とワルサー社にこれを使用する銃の設計要求が出された。ヘーネル社が提出したものがMKb 42(H)として採用される。MP43はその1943年以降の名称である。
短機関銃の開発を行っていたヒューゴ・シュマイザーの開発らしく全体的なデザインは従来の小銃よりも短機関銃に近い。銃身上部に設けられたガスピストンによって動作し、オープンボルトから撃発する構造となっている。1943年には生産能力の問題と小銃擲弾の運用に適さないことから主力小銃としての運用を断念しており、着剣装置が省略され短機関銃に代わる車両の搭載火器や下士官の装備として運用されることを想定していた。
小ネタ
最上位武器であり強化には大量の銅チケットを消費するが、購入自体は銀チケット3枚でできるため、強化値が初めから高い個体が出るまで銀チケットで引くことによって銅チケットの節約をする事ができる。
ゲーム内ではMP43/1とGew43kurzは同じ弾薬を使用していることになっているので、片方を初めから装備した状態で戦場に落ちている何方かの銃を拾うと弾薬が共有される。つまり弾薬箱で補給すると両方の銃で使える弾薬が補給される。
※持ち運べる装弾数が増えるわけではないので注意。