

概要
ドイツ国防軍第160戦車大隊第60歩兵師団のプレミアム分隊Pz.Kpfw II(F) の火炎放射器戦車、通称(フラミンゴ)である。II号軽戦車D型およびE型の車台を利用している。
BR・Tier
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| Tier | 3 |
| BR | I |
| モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード | 太平洋戦争 |
| - | - | - | - | ◯ | - |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 乗員(人) | 3 |
| 最高速度(km/h) | △△⇒43.76 |
| 砲塔旋回速度(°/C) | 16° / C |
| 俯角/仰角(°) | -6 / +22 |
| リロード速度(秒) | -1.0 |
| 車体装甲厚 (前/側/後/底)(mm) | 20/15/15/15 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後/底)(mm) | 29/15/15/10 |
| エンジン出力(rpm/hp) | △△⇒2600/180 |
| 重量(t) | 12.0 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 貫徹力 (前/側/後)(mm) | |
|---|---|---|---|---|
| 主砲 | 7.92 mm MG34 機関銃 | 1 | 1800 | △△ / △△ / △△ |
| 副砲 | M火炎放射器燃料袋 | 2 | 720 | △△ / △△ / △△ |
解説
特徴
ドイツ軍のII号軽戦車に火炎放射器を搭載したタイプであり、メインの砲塔部分はMG 34機銃になる。正面両サイドに小さな砲塔が二つあり、そこから火炎放射器を放出する仕組みになっている。
1枚目が指揮官席の照準全体図、2枚目がエイム時の照準図、3枚目が銃種の照準図、4枚目が運転手席の視界となっている。




【火力】
歩兵相手には容赦ない威力であり、建物の中に籠る敵も窓や隙間から放射器を浴びせればたちまち火だるまになる。籠城している敵にはもってこいな戦車である。ただ二つの砲塔から火炎放射器を噴出するので火炎燃料がすぐになくなるので撃ちすぎには注意が必要だ。敵戦車に対しては敵戦車の後ろのエンジン部分にはダメージが入るがそれ以外は入らないので敵戦車に遭遇したら障害物に隠れつつ敵の砲塔目掛けて火炎放射器を浴びせ、目潰しを行いながらすかさず、後ろのエンジンに火炎放射器を浴びせるのが最良である。
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【装甲】
装甲はとても薄く対戦車砲はおろか、側面側はソ連軍の対戦車ライフルも貫通するので対戦車兵器を持った歩兵は真っ先に排除した方がいいだろう。
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【機動性】
機動力はとても良く、快適に操作が可能。状況によっては敵戦車にスピードをいかした回り込み攻撃をするのも可能である。
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【総論】
スピードが速く火炎放射器の範囲が広いので歩兵相手には問題なく力を発揮できる戦車である。弾切れも起こりやすいがスピードもあるので弾薬補充するのもそこまで時間は掛からないのが良い。ただ装甲が薄いので空爆、対戦車兵器に狙われた際は大いに気をつける必要がある。
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史実
【車輌】
Sd.Kfz.122ことFlammPz.IIはII号戦車E・D型の車体を利用して製造された火炎放射戦車。独ソ戦に投入されたものの、装甲が薄いせいであまり役に立たず、引き上げられた車輌はマルダーIIに改造された。
【部隊】
本車を運用する第60歩兵師団第160装甲大隊は1942年6月15日に第18戦車連隊を母体とする3個中隊で編成された。編成されてすぐ東部戦線に配備され、1942年夏~秋にかけてコーカサス~ヴォルガ方面からスターリングラードへと転戦。しかし激しい戦闘によって1943年1月には壊滅。同年6月にフランスで第160装甲大隊として再編成され部隊名をフェルトヘルンハレ装甲大隊へと改称した。また、同部隊は「水面上の髑髏」を模った部隊章を使用していたとの情報もある。
小ネタ
本車はしばしば「フラミンゴ」と呼ばれるがこの愛称が公式に使用されたことはなく、戦後の創作である可能性が高い