PTRD-41

Last-modified: 2025-01-23 (木) 01:22:05

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旧モデル

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デグチャレフPTRD-41は、ソビエト連邦で開発された対戦車ライフル。歩兵用対戦車火器として、1941年に赤軍に採用された。
モスクワ防衛戦においてはIII号戦車・IV号戦車の装甲を側面から貫通し、ドイツ軍の機甲部隊を苦しめた。
ゲーム内では、近距離であれば現時点でモスクワキャンペーンに登場する全ての戦車の装甲を貫通できるため非常に有効。爆発パックを用いた肉薄攻撃より安全に敵戦車を処理することができる。
精度が高いため狙撃も可能で、歩兵相手であれば掠っただけで即死する。また、ある程度の遮蔽物なら貫徹することが出来るため、隠れた歩兵を障害物ごと撃ち抜くこともできる。
難点は17.3kgという凄まじい重量で、これを背負った兵士は亀のように足が遅くなってしまう。

項目数値
Tier1
BRI
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後)
距離(m)1015030040065010001500
打撃力150.0⇒172.5142.5⇒163.9135.0⇒155.2105.0⇒120.875.0⇒86.260.0⇒69.045.0⇒51.8
 
貫徹力 (改修前⇒改修後)
距離(m)510050010001500
貫徹力(mm)40.0⇒40.030.0⇒30.020.0⇒20.010.0⇒10.05.0⇒5.0
項目初期値⇒最大値
口径(mm)14.50
打撃力*1150.0⇒172.5
銃口初速(m/s)1020⇒1020
発射速度(発射数/分)15⇒17
リロード時間 (秒)4.0⇒3.4
拡散値5⇒5
垂直反動280⇒224
水平反動120⇒96
供給システム*21発マガジン
重量(kg)17.3
カートリッジの質量(g)200.0
射撃方法手動

ボルトアクション式単発の対戦車ライフル。
歩兵が個人で運用するライフルとしては極めて大口径の14.5x114mm弾を用いる。
【火力】
14.5㎜という大口径弾の打撃力はすさまじい。
あらゆる距離でどこに当たったとしても歩兵は即死する。
また貫通力も高く、モスクワキャンペーンに登場するドイツ戦車であればどこかしらの装甲を貫くことができる。
2号戦車3号戦車BE型であれば正面装甲をも容易に貫徹し、側面や背面からの攻撃であれば4号戦車や3号戦車J型すら撃破が可能である。
なおVer 0.1.28.25現在、発射レートは780-860発/分(強化後で900-990)と表記されているが、これは誤表記バグだと思われる。
具体的な数値は不明だが実際はおおよそ毎分10発程度。
Update 0.2.3.22にてこの不具合は修正され、現在の発射レートは14-15 発/分(強化後で16-17)となっている。
【適正距離】
遠距離であっても高い貫通力を持ってはいるが、乗員や弾薬庫を的確に撃ちぬく必要があることを考えれば近距離戦が望ましい。
とはいえ、3号戦車B型までであれば数百メートルほど離れていても正面装甲を貫通する可能性はあるため、敵陣の奥深くや進入禁止エリアから砲撃してくる敵車両に対抗することができる。
対歩兵戦であれば弾道が素直で弾速も速く遠距離でも打撃力が十分あること、装填速度が遅いことなどを鑑みて遠距離で用いたほうがよい。
【命中精度】
極めて高い。
照準器は銃身の軸から左に逸れたところにあるがちゃんと狙ったところに着弾する。

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【総論】
対戦車兵器として十分に役立つ素質のある武器といえるが、撃破するには乗員や内部モジュールを撃ちぬくスキルが必要である。
前もって演習モードで敵車両の弱点を調べるなどして実戦に挑もう。
また対戦車ライフルは工兵の設置する対空砲や対戦車砲を破壊することができる。
これらの厄介な兵器を遠距離から高い精度で安全に処理できる歩兵用武器は対戦車ライフルだけである。
見付け次第 破壊してチームに貢献しよう。

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1941年、大祖国戦争中に開発された14.5mm弾を使用する対戦車ライフル。設計者はデグチャレフ設計局のヴァシリ・デグチャレフとデメンチェフ技師である。
前史として、戦前にも対戦車ライフルの開発は進んでいたが敵の戦車は60mm~80mmの装甲厚を持つ戦車であるだろうと予想されていた為、ソ連軍としては対戦車ライフルの製造に消極的だった。
しかしいざ戦争が始まると、ドイツの三号戦車4号戦車等開戦当初のドイツ戦車はそこまでの装甲を持っておらず、スターリンは早急(一ヶ月以内)に歩兵用の対戦車ライフルの製造を命じた。

デグチャレフは緊急で対戦車ライフルを設計するグループを率い、デグチャレフ自身は14.5mmを用いる単発式の対戦車ライフルを設計。デメンチェフはマガジン給弾式の対戦車ライフルを設計した。
両方の案が提出された時、デグチャレフ設計のPTRは重量がありすぎるとされ、デメンチェフ設計のPTRはマガジン給弾を廃止し設計を簡素化すべしと返された。
その結果、単発式にされたデメンチェフ設計の銃が採用されることになる。開発期間は22日間と、驚異的なスピードで設計から生産まで至った。
同時期にシモノフによるPTRS 41も提出されるが、生産性は当銃の方が優れており、こちらが先に生産される事となった。

PTRD-41は100mにて最大40mm~45mmの装甲を貫通させる事ができ、対独の初期戦車に対して効果的に運用することが出来た。
ドイツ側は車体に追加の装甲板を貼ったり、シュルツェンという鉄板を車体側面に配置する事で抵抗した。
戦争後半になり、ドイツ軍の戦車の装甲が分厚くなりPTRによる対戦車戦闘が難しくなると、PTRDは軽装甲目標や対空兵器として運用されるようになった。
大祖国戦争を通して、PTRD-41は29万挺も製造された。戦争が終わるとソビエト赤軍による運用は停止されたが、北極圏においては捕鯨に使用されたほか
北朝鮮軍では対空目的として運用、その他ブルガリア軍とポーランド軍に対して供与された。

現代においては、ウクライナ戦争においてウクライナ軍もしくは親露派勢力がが改造されたPTRD-41を運用している事が確認されたほか、シリア内戦でも使用されているという。

ーー加筆求むーー

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  • サイト左に離れてて見づらいけど、だいたい照準どおりに飛んでいくっぽい -- 2024-10-06 (日) 15:46:29
  • Ⅱ号やⅢ号は側面弾薬庫狙えば大抵爆散してくれる。 -- 2024-10-06 (日) 15:46:38

*1 hitPowerTotar
*2 銃本体に1マガジンで供給できる弾の総数