概要
海軍陸戦隊で使用されていたベルグマン機関拳銃。SIG社がベルグマン社からMP18の製造権を獲得し、弾倉構造など細部に変更を加えたもの。
1920年代に盛んに輸出され、戦間期に普及した「ベルグマン」の大半が本品である。帝国海軍は1935年の発注分以降30年式の着剣装置を取り付けさせた。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||
---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 150 | 200 | 300 |
打撃力 | 5.5⇒6.6 | 2.8⇒3.3 | 2.6⇒3.1 | 2.4⇒2.9 | 2.3⇒2.8 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 10 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.65 |
---|---|
打撃力*1 | 5.5 ⇒ 6.6 |
銃口初速(m/秒) | 370 ⇒ 370 |
発射速度(発/分) | 600 ⇒ 690 |
リロード時間 (秒) | 3.3 ⇒ 3.0 |
垂直反動 | 27 ⇒ 24 |
水平反動 | 7 ⇒ 7 |
供給システム*2 | 50発弾倉 |
重量(kg) | 4.2 |
弾倉質量(g) | 10.0 |
射撃方法 | オート |
銃剣 | ◯ |
解説
特徴
7.65㎜弾を使用する短機関銃で、MP28などと比較すると発射速度が向上しており、大容量50発マガジンが特徴である。
また、着剣することが可能であり咄嗟の白兵戦にも対応できる。
火力
高い連射速度から繰り出される弾幕は敵をアッという間に蜂の巣に出来る。
適正距離
至近距離~50m程度まで、反動が大きいので中距離以降は狙い辛い。
命中精度
反動が大きいため連射するとかなり弾がバラけ、距離が離れた敵には当てづらい。
総論
比較的見やすいサイトに、高い発射速度と50発大容量マガジンが合わさり、米軍の短機関銃にも引けを取らない火力を手に入れた。日本軍の通常ツリーの中でも上位にランクインする短機関銃と言える。
史実
この銃は日本においてはベルグマン自動拳銃と呼ばれており、戦間期に日本海軍が多数を輸入して上海特別陸戦隊や各艦艇の陸戦隊などで広く運用していた。
概要
SIG M1920はベルグマン社のMP 18をもとにSIG社が独自に改良を加えたもので、大きな50発箱型弾倉を使用する。これはおそらく当時の民間市場において拳銃弾が50発単位で販売されていたことに由来するものだろう。生産は主に1920年代に行われたが、帝国海軍による追加発注で1935年にも生産された。
輸出を想定し様々な弾薬に対応しており、北欧では7.65mmパラベラム仕様が、日本や中国では7.63mmマウザー仕様が主に導入された。
「MP28」と「SIG1920」の関係性
ややこしいことに、ゲーム内ではなぜかSIG 1920が別の銃として実装されているが、実際にはどちらも同じものである。日本海軍では輸入したベルグマン自動拳銃を独自に改造して(というよりおそらく1935年の発注時にSIG側に要求して)30年式銃剣を装備できるようにしており、ゲーム内におけるSIG 1920はこの改造型を元にしていると考えられる。
小ネタ
陸軍はMP18やMP28を一纏めにベルグマン式(ベ式)自動短銃と総称した。
史実無視
ゲーム内では、なぜか日本軍がおそらくほぼ導入していないはずの7.65mm仕様が登場している。