FF4TA
集結編『月の引力』
合流したリディア、エッジ、ルカ、黒衣の男の四人はファルコン号で一度地上世界に向かう。
四人は地上世界の有様を見て愕然とした。
月が徐々に大地に接近してきており、地上に無数の流星が降り注いでいたのだ。
接近する月の影響で太陽は覆い隠され、世界中が闇に包まれていた。
黒衣の男がルカを押しのけ舵を取り、一行はバロンへ向かう。
一方バロン城王の間では、セオドア、ローザ、カイン、シド、ギルバートの五人が、
様子のおかしいセシル、謎の少女の二人と対峙していた。
バロンへ到着したリディア達。自分の正体を明かさない黒衣の男にエッジは不審を抱いていた。
一行はそのままバロン城へ乗り込もうとするが、城はバブイルの塔と同じ輝きを放っており、
その光が外部からの侵入者を完全に遮断していた。入るための手立てを探すため、一行は一度戻る事に。
バロンの城下町では、ゾンビと化したバロン兵達が彷徨っていた。
この状況に住民達は家に鍵を掛けて避難しているため、殆どの建物には入る事は出来ない。
ローザの家、シドの家では鍵を開けてくれるため入る事が出来る。
皆行方の分からないセオドア達を心配していた。
(ここから世界中を回る事に、回る順は自由)
- 【ミスト】
ミストの村は、リディアの母の魂の助力により、ミストドラゴンの霧が村を守っていた。
リディアは「敵に囚われた幻獣達を解放し、再びここを訪れなさい」という母の声を耳にする。
謎の少女から幻獣達を取り戻すため、一行は再び出発する。
ミストドラゴン、アスラ、リヴァイアサン、バハムート以外の幻獣達を解放し、再び訪れると、
村の霧が晴れ、リディアはミストドラゴンを取り戻す。
ミストドラゴンだけは敵の手に落ちておらず、村の子供達が力を合わせて守っていたのだ。
子供達はリディアと同じ召喚の力を持っていた事が判明する。
一行は幻獣達の力なら光を打ち破れるかもしれないと、再びバロンへ向かう。
- 【カイポ】
カイポの村では、暴走したシルフが狂った様にヤンを探し回っていた。
一行は北東の民家でヤン、アーシュラを発見する。
船が沈んだ後、ヤンは娘を担いで何とかここまで来たのだが、力尽きてしまったらしい。
二人を起こす手掛かりを求めて、一度ファブールに赴く。
一行はファブールでシーラから貰った「愛のフライパン」、「愛のたまじゃくし」で二人を叩き起こす。
ヤンはファルコン号内のベッドで休む事に。カイポ、ファブールのシルフ ストーリー分岐 1体でも生き残っている リディアがシルフを
取り戻し、召喚魔法として習得全滅させた 召喚魔法シルフは習得不能 ヤン編のクリアデータ ストーリー分岐 引き継いでいる アーシュラもファルコン号内へ、終章から登場 引き継いでいない アーシュラはカイポに残り、終章には登場しない
- 【ダムシアン】
ダムシアン城では、月の影響で凶暴化したアントリオンが暴れ回っていた。
なるべくアントリオンを刺激しない様、一行は城の奥へ進む。所々にバリケードが作らている。
王の間には城内の人々が一斉に避難していた。
ハルや大臣からギルバートがバロンに向かった事を聞かされる。ギルバート編のクリアデータ ストーリー分岐 引き継いでいる ハルもファルコン号内へ、終章から登場 引き継いでいない ハルはダムシアンに残り、終章には登場しない
- 【ファブール】
ファブールでは暴走したシルフが狂った様にヤンを探し回っていた。
一行は城内でシーラと会い、ヤン達の事を任され「愛のフライパン」、「愛のたまじゃくし」を渡される。
ちなみに包丁は生憎品切れ中らしく、貰えなかった。
- 【ミシディア】
ミシディアは、前回の魔物の襲撃と謎の少女のクリスタル強奪により目茶目茶になっていた。
祈りの館に向かう一行に、突如暴走したラムウが遅いかかる。ラムウとの戦闘後、祈りの館に入った一行の前にはポロムが立っていた。ラムウとの戦闘 ストーリー分岐 戦闘中のイベント後
攻撃せず待つリディアがラムウを
取り戻し、召喚魔法として習得そのまま倒す 召喚魔法ラムウは習得不能
魔物の侵入を防ぐため、一人で必死に結界を張っていたらしい。
重傷の長老はまだ動ける魔導士達に任せ、ポロムはファルコン号内のベッドで休む事に。
- 【トロイア】
トロイア城は暴走したシヴァにより、城全体が人々と一緒に凍りついていた。
クリスタルルームに向かう一行だが、そこには土のクリスタルは無かった。
リディア、ルカはパロム達が黒チョコボで磁力の洞窟の方へ向かった事を思い出し、行ってみる事に。
磁力の洞窟最深部のクリスタルルームを訪れると、パロムとレオノーラが凍りついていた。
しかもこの氷はただの氷ではなく、シヴァのダイヤモンドダストによるものであった。
一行に暴走したシヴァが襲いかかる。シヴァとの戦闘後、パロム達とトロイア城の氷が溶け、元に戻り、一行は一度トロイア城へ。シヴァとの戦闘 ストーリー分岐 戦闘中のイベント後
攻撃せず待つリディアがシヴァを
取り戻し、召喚魔法として習得そのまま倒す 召喚魔法シヴァは習得不能
医務室で休んだ後、「自分も連れて行け」とせがむパロムは、ファルコン号内のベッドで休む事に。パロム編のクリアデータ ストーリー分岐 引き継いでいる レオノーラもファルコン号内へ、終章から登場 引き継いでいない レオノーラはトロイアに残り、終章には登場しない
- 【アガルト】
村人達は皆建物内に避難しており、村は閑散としていた。
そして村の奥には、謎の少女が佇んでいた。
「この星にはもう用はない」と言い、少女はタイタンを召喚して消え、タイタンが一行に襲いかかる。戦闘後リディアはタイタンを取り戻す。先にポロムを救出したか ストーリー分岐 救出していない タイタンの地割れに飲み込まれ、
一行はアガルトの地下洞窟に落下する。救出している 地割れを喰らう寸前にポロムの
レビテトで攻撃を逃れ、戦闘続行。
- 【エブラーナ】
エブラーナは暴走したイフリートの襲撃を受けていた。
爺の早急な判断により、民達は既に避難しているが、このままでは城は崩壊する。
エッジは皆を逃がすため、イフリートをたった一人で引き受ける事を決意。
仲間達の制止を振り切り、塔の最上階へイフリートを引き付け、
一人立ち向かうも、地獄の火炎を喰らい敗北。
リディア達が無事に逃げ切れたか気にしながら、死を覚悟したエッジの元に
突如ルビカンテの幻が出現する。
「私の炎に打ち勝ったお前がなんと言うザマだ」と言うルビカンテの言葉に、
エッジは力を振り絞って立ち上がる。
そこへリディアが一人で駆け付ける。「逃げろと言ったはずだ!」とエッジは叱るが、
「そうはいかないわ!」と、リディアは聞き入れなかった。
立ち向かう二人に、ルビカンテは「かえんりゅう」を放つ。
突如、ルビカンテの幻は消滅、二人の周りには先ほどまでと同じエブラーナの光景が広がっていた。
大火を消すには爆風を、目には目を、炎には炎を使う事に気づくエッジ。
リディア、エッジは、バンド技「かえんりゅう」を修得。
再び襲い来るイフリートに「かえんりゅう」を放つ二人。ルカ、黒衣の男も駆けつける。
戦闘後、リディアはイフリートを取り戻し、召喚できるようになる。
- 【エブラーナの抜け道】(訪れなくても良い)
再びバブイルの塔へ侵入しようと、抜け道最奥を目指す一向。
だが、既にバブイルの塔は完全に光に包まれており、入る事は出来なかった。
どうやら次元エレベーターでクリスタルを月に運ぶつもりらしい。
エッジが光に向けて突進するも、弾き返されてしまう。
仕方なく戻る一行の前に魔物が出現。倒すと「きくいちもんじ」が手に入る。
- 【バロン】(幻獣達を解放後に入れるようになる)
リディア達が幻獣達を解放するため世界各地で戦う中、
バロン城内ではセオドア達とセシルの激闘が繰り広げられていた。
カインがセシルに戦いを挑むも、相手が相手だけに本気が出せずに敗北。カインを庇うセオドアを罵るセシル。
セオドア達は全員で再び戦いを挑む。今度は本気でかかって来た一向を前にセシルはオーディンを召喚。
だが、オーディンは微動だにせず、時間が経つと先代バロン王の意識でセオドア達に語りかけてきた。
「世界とセシルを頼む」と言い、セシルに向けて強烈な光を放つ。光を浴びたセシルはその場に倒れこんだ。
王の間にリディア達がなだれ込む。
駆け寄る黒衣の男を見たセシルは意識を失う直前、彼が兄、ゴルベーザである事に気付いた。
その事に周りの者達は動揺する。
一部始終をただ傍観していた謎の少女はゴルベーザを見ると「生きていたか」と言う。
セオドア、ローザ、リディア、エッジ、ゴルベーザの五人が少女に戦いを挑む。
死闘の末勝利するも、倒れた少女の周りにさらに四人の少女が出現し、一行を取り囲んだ。
「この星の役目は終わった」と言い残し、少女達は消える。
倒れたセシルに皆が駆け寄る。どうやら本物のセシルである様だ。
セシルを見てセオドア、ローザは項垂れる。
これからの事を話し合う面々。
ゴルベーザの言葉で、あの月は月の民の眠る月とは全く別の、
未知の月である事を知った一行は驚く。
少女の言動から、このままだと恐らく青き星はあの月に滅ぼされる事になるだろう。
何とかあの月に行く事は出来ないかと考えていた一向に、ゴルベーザが「手はある」と言う。
バロン城の前には魔導船が降り立っていた。
ストーリー上突っ込み所が多い。
- まだ地上が荒廃していなかったエッジ編終了直後から始まるのに、地上は既に荒廃している。
- コリオの台詞などから「突然流れ星が大量に降り始めた」と思われ、短時間で真月が青き星に接近し、急激に環境が変わったことが分かる。
- リディア編で黒衣の男が「バブイルの塔に行く」と言っていたのに、エッジ加入直後に地上に引き返し、何故かバロン城へと向かう
- 実は地底から突入できず、バブイルの塔から戻る直前だったとか?
- エッジ達がたまたま塔の上から落っこちてくるという勘がはたらいたんだよ。
- おそらく黒衣の男は異変が起きていないか調査するためバブイルの塔に向かったと思われる。その調査は合流したエッジたちが既にやってくれていたので、わざわざ再突入する必要が無かったのだろう。
- バロン城は謎の輝きに包まれているが、全ての幻獣を開放すると、何故かバロン城から謎の輝きが消え去っている
- 謎の輝きは幻獣の力だったのかも? ただしそうならば、バブイルの塔の輝きが説明不能
- バブイルの塔の輝きは次元エレベーターの作動によるものではないだろうか。前作でも丁度そのようなタイミングで光ってたみたいだし。そのエネルギーの一部を召喚獣の力でバロン城に転用していたのかもしれない。
- 謎の輝きは幻獣の力だったのかも? ただしそうならば、バブイルの塔の輝きが説明不能
- リディアたちが世界中を冒険して幻獣集めにいそしんでいる間(さすがに半日じゃ済まないだろう)、
バロン城の王の間では、ずっとセシルとカイン達の対峙が続いていたことになる。- ご都合主義的な解釈になるが、バロン城を覆っていた不思議な光によって、場内の時間の経過が遅くなっていた、という解釈がギリギリ可能……かも(ファンタジー世界だしね)。
- ストーリー上の致命的な欠陥ではないものの、何かしらの補足説明が欲しいところではある。
何というか、本作品は(だいたいの理由は想像できるものの)説明不足な点が多めである。
(何故カインがこのタイミングで善と悪の二人に分かれてしまったのか、何故前の戦いのときと同じようなことが次々と起こるのか、などなど)
- ストーリー上の致命的な欠陥ではないものの、何かしらの補足説明が欲しいところではある。
- ご都合主義的な解釈になるが、バロン城を覆っていた不思議な光によって、場内の時間の経過が遅くなっていた、という解釈がギリギリ可能……かも(ファンタジー世界だしね)。
どことなくFF6の世界崩壊後を思い起こさせる雰囲気。
ワールドマップ上では歩き、飛行中に関わらずメインテーマが流れているのだが、
Wii版ではこれが何故か飛空艇のテーマになっている。
- Wii版の方が燃える。FF6の仲間を求めてみたいな雰囲気になる。実際仲間を求めているので間違ったチョイスではない。
- PSP版も飛空艇のテーマが流れ続ける。
- スマートフォン版では徒歩でメインテーマ、飛空艇で飛空艇のテーマといつも通り。
Wii版では引き継ぎ無しで「真月編」を開始すると、
ゴルベーザはレベル30、その他三人はレベル25という中々の低レベルでスタートする。
初期装備も寂しいものであり、結構な苦戦を強いられる。
色々とイベントが変わるので、慣れた人は引き継ぎ無しでプレイしてみるのもオススメ。
- アダマンタイトやレアアイテム系がないのはもちろん、ナレッジリングが手に入らないのでギルバート(というか「くすり」)の回復力が半分になるなど、色々とバランスが変わってくる。
さらに尻尾系アイテム封印、幻獣はなるべく手に入れない、ゴルベーザは死亡させる、などするとなかなか手ごたえのある難易度になる。
それまでのシナリオの全てのデータを引き継ぐため、フリーシナリオをやり込んでいるほど開始からメンバーのステータスもギルもアイテムも装備も潤った状態で始められる。
集結編メインメンバー4人以外のキャラの装備品はあらかじめ外しておくのも良い。
ただしセオドア、ローザ、カイン、シド、ギルバート(特にセオドア、ローザ)はバロン城でのボス戦に備えて外さない方が無難。
この5人はバトル中のみの操作になるので武器と盾以外は変更できない。
色々寄り道できるが即行でシナリオを終わらせるなら
バロン城を出た後、→南東のミシディア→西のアガルト→西のエブラーナ→南の磁力の洞窟→トロイアから西のファブール→西のダムシアン→南のカイポ→南西のミスト→南のバロン城
と行くのがおそらく最短ルート