都市建造物(または単に建物)は、都市に建設することで様々な面からその機能を高めることができる。
classicルールセットでは全40種類が存在し、それぞれ異なる効果を持つ。
いわゆる「内政」の中で、「建物を各都市に揃えること」が大きなウェイトを占める。
これはRPGでいえば装備品を買い揃えるという感覚に近い。
ただしがむしゃらに建設すればするほどいい、というわけではないことは言うまでもない。
特徴
- 各都市に建設できる
- ただし1都市に同じ建物を複数建設することはできない。
- (世界の不思議に比べて)効果が小さい
- 全都市に影響を及ぼすようなものはほとんどない。
あくまでもその都市に付加価値を与えるもの。 - コストが安い
- 特に購入費はユニットや不思議に比べて安い。
そのため生産ポイントをちまちま貯めるよりも、さっさと購入してしまう方がよい。 - 売却できる
- すぐに売却して換金することができる(経済学ではこれを流動性が高いという)。
赤字のため警察署や裁判所を売却するのはシムシティなどでも見られる、大変微笑ましい光景である。 - 維持費が必要
- ほとんどの建物は維持費として毎ターンいくらかの金が必要である。
もちろん建て過ぎれば歳出がかさんで赤字になり、強制売却の憂き目に遭う。
建設する
都市建造物はそれぞれ設コストが異なるが、いずれもユニットの生産と同様に、生産ポイントを蓄積することで完成させる。
1都市に建てられる建物は各種類1個ずつで、重複して建てることはできない。
また特定の建物が既に建設されていることを必要とするものもある。
例えば「銀行」を建設するには、既にその都市に「市場」が建設されている必要がある。
ゲームに慣れてくると揃えるべき建物やその順番が定まってくることだろう。
操作時間を短縮するため、グローバル作業リストをあらかじめ用意するとよい。
売却する
「宮殿」と「鋳貨」以外の建物は売却でき、建設コストと等しい額で換金される。
ただしそれぞれの都市で売却できるのは、1ターンに1個のみである。
各ターンの開始時に、国内のすべての都市建造物の維持コストを支払うことができない場合は、いくつかの建物が自動的に売却される。
ここで自動的に売られてしまう建物はおそらく売ってもよかった建造物ではないだろうから、
このようなことにならないように注意すべきである。
科学技術と建物
ほとんどの建物は、特定の科学技術を研究し終えることで建設できるようになる。
また一部の建物は、科学技術の進歩に伴い旧式化する。
ユニットとは異なり、旧式化した時点でそれらは自動的に売却される。
つまり必要なら新型の建物を新たに建て直すことになる。
戦争と建物
敵都市を占領したとき、いくつかの建物が失われる。
この確率を制御するのがサーバーオプション"razechance"(占領した建物が壊れる確率:デフォルト20%、ただし占領者がバーバリアンや海賊である場合、+30%される)である。
また敵軍が迫ったとき、占領される前に自ら建物を売却するのを焦土作戦と呼ぶ。
例えば城壁や沿岸防衛を売却すると、奪還が容易になる。
市場やコロシアムを売却すると、暴動を発生させることができるかもしれない。