海崎の学業

Last-modified: 2024-03-12 (火) 18:03:42

全般

1.地方らしく公立高校が強いものの、私立もそこそこ頑張っている。

  • とはいえ学校全体でまともな進学実績を挙げているのは隼府くらいで、他は公立のすべり止めという印象。最近は向学社・海崎学院・白嶺館あたりの特進コースも進学実績を上げてきているが…
    • 私立高校に行くのは公立に落ちた人か部活に打ち込みたい人というイメージもまだまだ強い。
    • 半世紀前から進学校として名を馳せていた隼府は別格。
       

2.県内高校受験業界には「三大進学校(海崎高校・羽野高校・隼府高校)」というワードがあり、各塾はこれらへの合格実績を競っている。

  • このうち隼府高校だけ私立で、あとは県立。
    • 最近隼府が高校からの枠をかなり絞ったこともあり、今後は海崎と羽野が二強として固定化しそう。
  • 海崎高校or羽野高校→海崎大学がかつてはエリートコースであったが、最近は県外の難関大学へ行く人が多いため崩壊しつつある。
    • 現在では、海崎大学への進学者はどちらかというと中堅進学校が多い。海崎市内なら海崎城北や海崎西。
      • 今のエリートコースは私立・国立中学校→三大進学校→県外難関大学かな…。
         

3.公立高校の学区制は2003年に撤廃されているため、行きたい高校に自由に出願することが出来る。

  • これにより海崎市と羽野市の高校への流出が進み、入学偏差値や進学実績が低下してしまった高校もある。
     

4. 校歌の歌詞には「豊白山」「賀茂川」がしばしば登場。

  • 南部なら「淡川」も多い。
  • 海崎市内の学校は「隼城」「城南山」などが登場する場合も。
    • 城だと米山では「米山城」が登場する。
       

5. 国立の海崎大学は陽南「南部」で一番の大学であり、県民の誇り。あくまで「南部」に限定しているのがミソ。

  • 北部も含めてしまうと金水大学という越えられない壁があるので…。
    • 進学校の上位層は金水大学に流れがち。
  • 県内就職では無敵。文系なら公務員かマスコミか銀行、理系なら山橋テクノロジーや東重工業といった有名製造業系企業が優秀な学生のコース。
  • 海崎大学以外の国公立大学の選択肢としては、教員志望なら海崎教育大学、工学系をやりたいなら羽野市立大学。海崎県立大学は海崎大学の人文学部/理学部前期志願者が後期に出願しがち。
    • 私立大学としては、向学社大学が結構地方私大としてはレベルが高い。南陽南外での知名度ではさすがに苦しいが、県内なら大学名を出すと「まあまあ賢い」とは思ってくれるはず。
      • とりあえず海崎大学志望、無理なら他の国公立大、落ちたら向学社が県内中堅進学校のありがちなパターン。
         

6. 海崎教育大学が所在するのは松葉市だが、その附属小学校・中学校は海崎市と羽野市にある…という奇妙な状況になっている。

  • 海崎教育大学の設立と同時に海崎大学の教育学部が教養学部に改組され、同時に海崎大学附属海崎/羽野小学校・中学校の管轄が海崎教育大学に移ったため。
    • そんな海崎大学教養学部だが、2014年に再改組されて総合科学部となった。学際・文理横断型の教育に力を入れている。
  • 附属中生はエリート扱いされがち。実際、海崎高校や羽野高校への進学者が非常に多い。海崎・海崎東・海崎城北・羽野・羽野北・(+私立特進コース)以外の高校を受験すると逆に驚かれる。
    • ライバルは隼府や海崎学院中等部あたり。
       

7.県内の中学生がこぞって受けるのが県内最大手の進学塾・川津塾による全県模試。受験率は中3になると8割を軽く超える。

  • 受験本番よりやや難しいとされており、本番の合格点の平均は模試の合格目標点マイナス20~30点程度、と言われている。
    • 例えば海崎高校だと450点が模試でB判定の目安とされているが、本番では430点程度取れればOKらしい。
  • 昔は土曜日に中学校に集められて強制的に受けさせられたが、2000年前後から自由参加となり、会場も私立高校の校舎(or塾)に変更。中学校で受けたか外部で受けたかで年齢がバレる。
    • 会場は海崎が向学社大学附属高校と海崎学院高校、羽野が白嶺館高校、西塚が光英学園高校、米山が米山誠学高校、辺見が辺見国際高校。
       

8.麓北地域の小中学校の運動会では、地元に伝わる「三晩踊り」をクライマックスに踊る。

  • 100年以上の歴史がある踊りだが、覚えるのは正直だるい…。
    • 厳しい先生に何度もやり直しさせられた思い出がある人は多いはず。
    • 祖父母から家で教わる人もいる。
       

9.高校名を略しがち。海崎高校なら「海高(うみたか)」、海崎東高校なら「海東(うみとう)」、羽野高校なら「羽高(はたか)」のような感じ。

  • 「○高」と略する高校の場合、「所在自治体内に工業高校があれば『○○たか』、なければ『○○こう』」というルールがある。なので、栗井高校は「栗高(くりこう)」、辺見高校は「辺高(へんこう)」。
    • 俗称になるけれど、南瀬高校は町高(昔町立高校だったから)といったケースもある。
       

10.西塚高専という、地味ながら確かな難易度と進学・就職実績を持つ学校。

  • 上和泉・下和泉(+平永南西部)の理系志望中学生の間で人気。国立大附属中からも来るほど。
  • 卒業後は海崎大学へ編入する人が多い。
     

11.海崎高校・羽野高校・米山高校・隼府高校の生徒会役員によって組織される「四士會」(ししかい)という団体が存在する。

  • 応援団員も加入するらしい。
  • 4校はかつての旧制中学校をルーツとする伝統校であり、学校同士の親睦と交流を深めるために戦前に結成された。
    • 「四士」は各校が元男子校であることに由来する。「志士」にもかかっている。
      • 現在では4校共に共学なのに、「士」はどうなのか、という意見も無くはない。
    • 隼府より歴史の長い元・旧制中学校である西塚高校がハブられているのはなぜなのか。
  • 活動内容は生徒会活動の報告と議論、部活動の交流戦の実施、大会で加盟校が当たった際のエール交換などなど。
    • 結構ゆるい繋がりだが、四士會所属である(あった)ことに誇りを持つOB/OGも多い。

高校

公立

海崎高校
1.海崎一の進学校。

  • 県立のライバル・羽野や同じ海崎市内の名門私立・隼府と進学実績を争っているが、今のところは海崎高校が一枚上手。それは今後も変わらないだろう。
    • 隼府とさほど変わらない年度もある。
  • 生徒や卒業生の頭が良いのは確かだが、なぜか県内における政治力はない。現海崎市長は海崎高校出身だが、実はそれまでは3代続いて非出身者が占めていた。知事に至っては、ここ30年当選者がいない。
    • 多くの卒業生が県外に出て活躍するからともいわれている。
  • 開京大学や医学部医学科合格者数は例年県内トップ。
    • 医学部医学科合格者数は時々隼府に抜かれることもある。ただ、私立の隼府はお金持ちの家庭が多いのか、私立医学部が多め。国立医学部なら毎年トップ!
       

2.自由な校風だが、後述の羽野高校のような私服校ではなく制服がちゃんとある。男子は金ボタンの黒の学ラン、女子は濃紺に白のラインが襟に入ったセーラー服と、トラディショナルな雰囲気。戦後の学制改革で共学になった時から変わっていないらしい。

  • あくまで羽野高校が自由すぎるだけであって、一般的な基準からすると十分自由。
     

3.最寄り駅は海崎電鉄藤谷線風見町駅。駅の西口から少し歩けば着く。

  • 風見町駅で難しい参考書を読んでいたりやたらとマニアックな話をしていたりする制服の集団がいたら、間違いなく海高生。
     

4.県内(特に和泉・常葉)における「海高生です」という言葉の強さは異常。

  • 高校名を尋ねられて「海高」と答えれば「賢いね~!」と言われること間違いなし。年配の人だと「医者か学者にでもなるんか?」もセット。
  • とはいえ県外だと普通の人の間では無名。高校生クイズをよく観ている人だと名前は知ってるかも…?
     

5.クイズ研究会は高校生クイズに通算18回(県勢最多)の出場を誇る。

  • 輝かしい実績を誇りながらも、数年前まで正規の部活動ではなく同好会扱いだった。部室が無く、放課後の教室などに集まって活動していたかららしい。
     

6.通信制がある。

  • ただし、全日制とは完全に別の高校と言ってよく、接点はほとんどない。
     

7.旧講堂は国の有形文化財。

  • 現在は使われておらず、資料館として開放されている。

海崎東高校
1.海崎市内2番手校。海崎高校が無理ならここ。

 

2.旧制高等女学校が前身であり、その伝統を受け継いで今なお家政科を設置している。

  • 偏差値はさすがに普通科に劣るものの、60弱はあるので勉強できなければ入れない。
    • 専門学科という扱いではあるものの、名門大学の栄養系学部などに一般入試で合格する人が結構いる。推薦枠も充実。
  • 普通科は共学だが、この家政科は女子のみ募集している。
    • 2021年度から「生活科学科」と改称し、男子の募集も開始する予定。果たしてどれだけ男子が入るか。
      • 実質的な女子校状態が続きそうな気がする…。
      • 共学初年度の入学者は女子37人に対し男子3人となった。地元テレビ局のニュースでも取り上げられた。
      • 2023年に全学年共学化。
         

3.別名:海崎大学予備校。

  • かつては海崎高校への進学者数が県内トップだった。
    • 最近は大都市圏の名門私立大や県外の国立大を目指す人も増え、「予備校」から脱却しつつある。
       

4.創立時(高等女学校)は今の春島駅東側にあったが、戦後に清野へ移転した。

  • 学校の歴史を知るたびに、「春島のままでよかったのに!」と感じる生徒多数。最近は郊外化に伴って清野も栄えてきたから昔ほどではないかも?
     

海崎城北高校
1.海崎市内3番手校。旧制海崎県立海崎第二中学校+旧制海崎市立高等女学校。

  • 理数科が高い進学実績の維持に貢献している。
     

2.ラグビーの強豪でもある。

  • ただ、最近は潤沢な資金と数・質ともに優れた部員を持つ私立校の後塵を拝している。
    • 県大会では毎回準決勝くらいまで順調に進んでくるが、準決勝で強豪私立と対戦し負けてしまうことが多い。
  • 推薦を使わずして名門強豪私立大学に進む部員もいる。
     

3.市内の他の方角が学校名に付く高校は「東」「西」「南」なのに、ここだけ「城北」。

 

4.現在の校舎は2007年に建てられた新しいもので、そのデザイン性は海崎の高校の中でも卓越している。一方で独特の構造のためか、迷ってしまう新入生も少なくない。

  • 着任式で大体の先生が「城北高校は校舎が複雑ですね」と言う。
    • というか先生すら迷う。
  • 毎年新入生には校舎の教室配置図が配られる。最初の一週間は必携。
     

海崎市立海崎高校・附属中学校
1.普通科・音楽科・美術科を置く県内唯一の市立高校。

  • 普通科には市外枠(定員の15%、20人強)があるが、音楽科・美術科はなく、県立高校と同様に市外から自由に受験することができる。
  • 普通科で完全中高一貫教育を導入している。附属中から音楽科・美術科に行くことも制度上は可能だが、一応完全中高一貫教育なので相応な理由がないといけないのと、中高一貫教育の対象外なので同じ学校なのに再度受験し直さなくてはいけないというめんどくさい状況になってしまう…。
    • 附属中学校の学費は他の海崎市立中学校と同水準であり、一般的な公立中学校・高校と変わらない学費で中高一貫教育を受けられるということで人気。ただし出願可能なのは基本的に海崎市内在住者に限られる。市外枠もあるが狭き門。
  • 公立の音楽科・美術科は県内唯一。そのため非常に人気が高く、かつて市外枠があったには住民票を市内に移してまで受験する人も少なくなかった。現在は市外枠が撤廃されている。
    • 昔は近くに音楽科・美術科の生徒向けの下宿まであった。
       

2.「海崎高校」だと県立の海崎高校と間違えられるので、「市立」や「市海(いちうみ)」、「市高(いちこう)」と呼ぶことが多い。

 

3.県内の公立高校では珍しく学食がある。

  • 学食に憧れて入ってきたという人もいるらしい。
     

4.起源は海崎市立美術学校。

 

海崎商業高校
1.県内の実業高校では最難関である。

  • 特に国際経済科は入学難易度だけでなく進学実績も専門学科とは思えないほど。普通に難関大学への進学者(一般入試)がいる。
    • 学校側も国際経済科は「商業を学べる国際科」と位置付けており、商業科・情報処理科とは毛色が違う印象。
      • 「将来就職の時に有利になるような資格を取りつつ、大学進学を目指したい」という人に人気らしい。
         

2.資格取得に力を入れている。

  • 夜遅くまで居残りして勉強する生徒も多い。
    • 毎年春になると「海商生、○○検定1級全員取得」のような記事が新聞に載る。「全員」ではなく「99%」などだと、「取れなかった人は…」と思ってしまう…。
       

3.強豪の部活動は陸上競技部やテニス部など。

 

4.所在地の地名は「海崎市文教町」。

  • 市立城北中学校や県立博物館、県教育センターの存在する、名前通りの文教地区。
     

海崎工業高校
1.県内の工業高校では最難関。

  • 「西塚高専が無理だったからここに来ました」という人もいるとか。
     

2.複数の学科をまとめた「系」で募集し、2年進級時に学科を選ぶ、という方式を取っている。

  • 機械システム系・電子情報システム系・社会基盤工学系・産業デザイン系の4系列で、それぞれM・E・S・Dと略される。
    • 女子の多さはD>>>>S≧E>>Mくらいらしい。Mは男子だけになる学年すらあるとか…。
       

3.昔は市街地にそびえる城南山の西側にあったが、2004年に現在の船島町に移転。僻地郊外に移転したことで校舎も校庭も広々、設備も最新鋭に。

  • 通学はめんどくさくなった。バスもあるが、自転車や原付で通う人も多い。
    • 跡地には「創立の地」と刻まれた石碑が立っている。
  • 船島町へ移転することを知った海崎市民は全員「あんな辺鄙なところに…」と思ったはず。
    • 海沿いにあることからオーシャンビューなのを売りにしているけど、上の方の階からしか見えない。
       

4.野球部が強豪。

  • 昔は「野球=海工」だったけど、ここ20年くらいは私立が強くなってきてなかなか全国の舞台へ行けない。
    • 2021年は3年ぶりの県大会決勝だったが、向学社に惜しくも敗れた。
       

南和農芸高校
1.「南和」は「泉郡の」に由来する。

  • 碇町の上和泉農業高校と並び、県内で学校名に自治体名ではなく地域名を用いる公立高校の一つ。
    • 生徒や地元住民からは「南農(なんのう)」の愛称で親しまれている。
  • 所在地は海崎市の旧南和泉町。周りは田畑だらけでとてものどかなロケーション。
     

2.農業系の高校だが、家庭に関する学科であるライフデザイン科も設置している。

  • 男子の多い農業系学科に対して、ほとんどが女子のライフデザイン科。教室の空気がまるで違うとか。
    • 食品科学科はまだ女子も多い。農業工学科は8割男子といったところ。
       

3.実は全国有数の歴史を誇る農業高校だったりする。

  • 1898年に創立。創立120年を超える伝統校である。
     

羽野高校
1.海崎高校の永遠のライバルであり、県立2番手校。

  • 進学実績は拮抗しているが、多くの鉄道路線が集まる県都海崎にあって県内各地から生徒を集める海崎高校の方がわずかに上手といったところか。
     

2.超が付くほど自由な校風で知られており、制服は存在せず校則も無いに等しい。

  • 憲法をはじめとする法規や社会のルール・マナーが校則のようなもの。
    • よほど奇抜なもの以外なら、どのような服装で登校しても良い。また、校内に持ち込むものも危険物や学業の著しい妨げになるもの以外であれば自由。原付免許の取得やアルバイトも許可されている。
      • 過去にはホットプレートや鍋を持ってきて皆でパーティーをした人もいたらしい。
    • 毎年、卒業式にはコスプレや変な服装の人が1クラスに1人はいる。
    • 同好会の設立に関しても人数の規定が無いため、部員1人でも学校に申請するだけで自由に作ることが出来る。そのため毎年様々な同好会が生まれるが、創設者が卒業すると消滅してしまうこともしばしば。
  • 1960年代に当時盛んだった学園紛争が飛び火して、当時の生徒と教員が数日間にわたって激論を交わし、最終的に生徒側の主張の多くが通り、この形になったとのこと。
    • リベラルな市民性の羽野にある高校らしいエピソード。
  • 文化祭になると派手な髪色にしてくる人多数。
    • 普段OKなのは暗めの茶髪くらいまでだが、文化祭だけはカラフルでも黙認されるらしい。
      • クラスの陽キャ数名は文化祭後も色が抜けるまで髪染めを守り通すぜ!
         

3.異様に浪人率が高い。自由な校風の弊害か…。

  • 浪人ではなく元々4年制高校で、3年で卒業できる人は飛び級をしただけである。4年次は羽野市か海崎市の予備校に校舎を移動する。
    • というネタである。
  • 年によっては、学年の半分が浪人することも。
    • 「行きたいところとりあえず受けてみろ!無理なら来年だ!」が進路指導のベース。
  • ちなみに海崎高校の浪人率は約20%。これでも十分高い方だが…。
     

4.野球が意外と強い。2019年の夏の大会では県ベスト4進出を果たした。

 

羽野北高校
1.羽野市内(麓北内)二番手校。羽野高等女学校を起源とする。

  • 同じようなルーツを持つ海崎東高校と同様に家政科を設置していたが、2001年に閉科してしまった。
     

2.「北高校」と名乗っているが、羽野高校を基準にするとどちらかというと「東」。気持ち北にあるくらい。

 

3.五百野町に分校を置いている。

  • かつては五百野高校として独立した高校だったが、鉱山の閉山に伴う人口減少でどんどん入学者が減ってしまい分校化された。ちなみに2022年現在の在校生数は60人もいない…。
    • 2024年度以降の募集停止が決定しました。

米山高校
1.県南の雄。

  • とはいうものの、入学難易度も進学実績も海崎・羽野両校には及ばない。
    • それでも毎年開京大・東嶺大・珠城大・丹海大にコンスタントに合格者を出しているし、その他の難関大合格者数で見ても毎年県南トップ。
      • 海崎・羽野両方から遠く離れている上に比較的交通の便が良いため、県南の広範から優秀な入学者を集めることが可能になっているとか。
         

2.国の重要文化財である米山城の城内に校地がある。

  • 学校の正門は城の西門を利用している。
    • 西門への坂は「ここで転ぶと次のテストで赤点を取る」という都市伝説(?)から「赤点坂」と呼ばれている。
  • 留学生が来ると必ず城を案内する。
  • 「お濠にテストを捨てた人がいる」という出所不明の噂が毎年どの学年でも流布される。
    • 実際に捨てた人はいるらしい…。
       

西塚高校
1.工業都市の伝統進学校。

  • 地元で工業に携わる優秀なエンジニアを育成するためか、理数科が設置されている。
    • なお、大学に行った後地元に戻ってくる人はそこまでいない模様。
      • そういう人材は同じ市内の西塚工業高校と西塚高専が主に供給している。
  • 進学校とは名ばかりで、進学実績は海崎市内の同偏差値帯の高校に負けている。
    • 海崎市の高校にその気になれば通えてしまうため。普通列車でも十分通えるし、朝7時台の陽南本線快速「みほつ」に乗ることが出来ればより楽。
       

2.近年は海崎東高校に代わって「海崎大学予備校」となりつつある。

  • 卒業生は毎年240名弱だが、そのうち20~30名が海崎大学に進む。
    • 地理的な要因からか平永大学への進学者も多い。
       

出島高校
1.旧東和泉学区最難関校。

  • 最近は隣接する木戸市・金井市の公立中高一貫校に上位層を取られがちで、少々進学実績が振るわない。加えて周辺自治体が少子化の進む農村地域主体なこともあって、志願者が年々減少している。
     

2.校名は古い自治体名に由来する(出島町)。

  • 戦前に出島中学校として設立され、戦後の市町村合併で山際市となった後も校名は変えなかった。

金井高校
1.県内初の公立中高一貫校。

  • 中高一貫になったことで優秀な小6生を青田買いすることが可能になり進学実績アップに繋がった一方で、6年間で中だるみしてしまう人も少なからずおり、下位層も増えたらしい。
    • 2020年度入試において、28年ぶりに開京大合格者を出した。
      • 海崎新聞の地域面でも大きく取り上げられた。地元出身の中入生らしい。
         

2.先述の出島高校同様、校名は古い自治体名に由来する(金井町)。

  • 戦前に金井高等女学校として設立され、戦後の市町村合併で山際市となった後も校名は変えなかった。
     

3.射撃部が強豪。

  • 射撃場は下金井の方にある。
     

辺見高校
1.麓南一の進学校。

  • いや、唯一では…?
    • 辺見東高校も一応大学進学者が約4分の3だけれども、難関大進学者はほとんどいないしなぁ。
  • 辺見市からだと高みを目指して米山市の米山高校や山際市の金井高校に通う人もいなくはないが、養老市北部や下山町のようなところだと、通学時間を考えて地元の辺見高校を選ぶ人が多い。
     

2.公立の進学校ながら自転車競技部が強豪。全国大会出場経験も豊富である。

  • 海崎県全域どころか隣の南海県からも自転車競技のために入部してくる人がおり、高校近くで下宿生活を送っている。
  • 卒業者はほとんどが進学する中、かつての部員の中には地元の自転車ロードレースプロチームに引き抜かれるような形で入団した人もいたらしい。
     

3.公式の略称は「辺高(へんこう)」だが、生徒や地元の住民は親しみを込めて「ベ高(べこう)」と呼ぶ。

 

栗井高校
1.旧西常葉学区随一の進学校。

  • ただし、海崎や米山への流出があるためか、入試偏差値のわりにそれほど進学実績は伸びていない印象。
    • テコ入れのため中高一貫化も検討されているらしい。
       

2.国際科があったが、2016年に廃止されてしまった。

  • 最後の方はずっと定員割れしていたしなぁ。とはいえ国際科に行くには海崎(海崎西高校)まで出ないと駄目なのはちょっと面倒。

3.文化祭の名前は「神楽野祭」。由来は、市のシンボル・三輪神社のすぐ近くにあることから。

  • ちなみに校章には榊の葉がデザインされている。
  • 昔は登校する際に神社の境内を通ってショートカットする生徒がいたらしい。
     

南瀬高校
1.なぎさ市の旧南瀬町にある。

  • 戦前に町立高等女学校として開校。
  • 戦後の学制改革で南瀬町立女子高校となり、そこから県に運営が移管され共学化されるまで約30年にわたり県内唯一の町立高校・公立女子高であった。
    • 今でこそ男女比はほとんど1:1であるが、共学化して間もない頃は女子が8割だったことも。
    • 町立であった期間が長いためか、地元のお年寄りは親しみを込めて「町高」と呼ぶ。
  • 漁業のまち・南瀬の海沿いにあり、風向きによっては校舎の中に磯の香りが漂ってくる。
     

2.常葉地域西部では栗井高校に次ぐ進学校。ただし、栗井市や常葉町から行くには陽南本線を北上して作場駅で(本数の少ない)継原線に乗り換えて今度は南下するという面倒なルートを辿らなくてはならない。

  • 旧学区が別の弓坂市から来る人や、バスで山を越えて樫村町から来る人、さらには隣接県協定を利用して南海県の潮川町や潮南村から通学する人もいる。
     

3.市内にある県立水産高校との統合が模索されている。

 

私立

向学社大学附属高校
1.県内一のマンモス校。

  • 学科数も県内随一。
  • 教員でさえ、1学年全生徒の顔を覚えることができないらしい。
     

2.学科は普通科系(教養科学部)と実業学科系(文化産業部)に大別され、この2部はもはや別の高校である。

  • なんなら教養科学部の中でもトップの特進科Aコースと一番下の総合文理科Bコースでは天と地の差。
    • 科の上に部があるなんて大学かよ…。
       

3.昔は公立の滑り止めの印象が強かったが、近年は進学実績も伸ばしてきている。

  • 特に特進科は下手な県立の中堅進学校よりも実績が良い。
     

4.部活動が盛んで、特に野球・バスケ・テニス・吹奏楽などは県内トップクラスの強豪。

  • 部活のためで推薦で入りました、という人も多い。
  • 私立の強豪部活動だと、県外から強い選手をかき集めて県内出身者はチームに2、3人というところもある中で、向学社大学附属は県内出身者の割合が圧倒的。育成が上手いのか、良い選手を県内中から真っ先に引き抜くのか。
     

5.系列の向学社大学に内部進学する人も結構いる。

  • 一定の成績さえ収めていれば基本的には内進できるらしいが、歯学部だけは上位の成績でないと駄目。枠も他学部に比べてかなり狭いので、毎年激戦になる。
     

海崎学院高等部
1.海崎市は平田野にある、「海学」の愛称で親しまれる高校。

  • 生徒は「MGHS」や「MG」と略しがち。
  • 「○○高校」ではなく「高等部」なのが良い。
    • 系列の小学校は初等部、中学校は中等部。なお、初等部は県内唯一の私立小学校である。
  • 朝の平田野駅はここの生徒・児童と海崎大学の学生とで混雑する。
     

2.サッカー部は県内トップクラスの強豪で、全国大会の常連。

  • ダークブルーと白地に大きく「MG」とプリントされたユニフォームを覚えている高校サッカーファンも多いだろう。
  • 過去二回全国制覇を成し遂げている。最近では2017年に準優勝を果たした。
     

3.向学社大学附属と同様、内部進学で系列の海崎学院大学に進む人が少なからずいる。

  • 学部が文系+看護ということもあり、内部進学者は圧倒的に女子多数。
     

海崎聖明女子高校
1.海崎市内唯一の女子高。

 

2.県民(特にお年寄り)からはお嬢様学校的なイメージを持たれているが、実際はそんなことなく普通の女子高らしい。

  • 学費も他の私立高と大して変わらないし、学校内が特段高貴な雰囲気というわけでも全く無いし…。
    • 昔のイメージを引きずってるんだろうなぁ。
       

3.校舎は平田野駅の東側にある。駅を挟んだ反対側には海崎学院小学校・中学校・高校が。

  • 海崎学院の男子と聖明女子の女子のカップルも多いとか。
    • カップルで両校近くの海崎大学に進学したら面白い(?)。
       

隼府高校
1.県内私立随一の進学校。その歴史は海崎藩主である上倉家の末裔・上倉弘岳が設立した私学・上倉学館に遡り、120年以上の歴史を誇る。

  • そんな背景もあって、校舎は海崎城内にある。米山高校と並び、「城の中にある学校」として県内では有名。
  • 他の私立高が揃って滑り止めだった時代から進学校として名を馳せていた。
    • 県内高校受験業界が掲げる「三大進学校(海崎高校・羽野高校・隼府高校)」の一角を占める。
      • 毎年他2校と熾烈な進学実績バトルをしている。進路指導集会では大学総合適性試験の点数を比較されがち。
  • 弘岳の思想に基づき、科学教育と外国語教育に昔から力を入れている。
    • 2013年には「MS(Medical & Science)コース」を設置し、医歯薬学部や最難関大学の理系学部を目指す体制を強化。
       

2.学校名は海崎市の古い呼び名・隼府から。

  • 読み方は「しゅんぷ」。「しゅんふ」ではない。
     

3.南海県や平永県からの進学者もおり、敷地内には遠方からの通学者のために寮が設置されている。

 

4.県内私立唯一(県立含めても他に羽野高校があるのみ)の私服校。

  • ただし、式典の時にのみ着用する「標準服」がある。男女共にブレザー。
    • 別に普段から標準服を着ても良いのだが、大抵の生徒は私服で登校する。
  • 年に数回しか使わない標準服のために高いお金を払うのはどうなのか、という保護者からの意見も少なくない。
    • 2020年から入学時の購入は選択制になった。
       

興邦大学海崎高校
1.賀茂江市にある、開京の中堅私立大学・興邦大学の附属校。

  • ごく普通の田舎の地方都市になぜか存在する首都の私立大の系列校…。
  • 入学者の志望理由は「家から近い私立高校だったから」「部活をやりたいから」「興邦大学に内部進学したいから」の3つに大別される。
     

2.ラグビーや柔道の強豪。

 

白嶺館高校
1.今はわりと進学重視だが、昔は結構ヤンキー高校だったらしい。

  • 羽野実業高校時代のこと。高校時代、夜の羽野駅で悪い羽実生に目を付けられたことのある人は少なくないかも…?
  • 1990年代前半から、新たに就任した校長によって改革が図られ、すっかり普通の高校(どころかそこそこの進学校)に。
    • 実業学科も廃止したので学校名を変更し、現在の名称になった。
       

2.スポーツが強いが、運動系の部活をやりに来た人は皆スポーツ科に在籍。文武両道ならぬ「文武別道」だ。

大学

海崎大学
1.陽南南部唯一の国立総合大学。略称は「海大(うみだい)」。

  • 南陽南最難関とはいうものの、陽南地方全体では金水大学に大きく差を付けられている。
    • 大学総合適性試験のボーダー得点率で見ても、金水大学が75~80%ほどなのに対して、海崎大学は70~75%。(どちらも医学部を除く)
    • 金水と海崎の間にある平永の高校生は、まず目指すのが金水大、それが無理なら海崎大か柴川大、それでも駄目なら平永大らしい。
  • とはいえ、全国の国公立大学の中では中堅上位にくくられる難易度ではある。
    • 大手予備校などが使う中堅上位国公立大の総称「MANTH(海崎・秋島・成島・戸倉部・萩穂)」の一角を成す。
  • 難易度以上に、県内で何でも学べる地元の総合大学というのが魅力的ではある。
    • 唯一足りないのは歯学部くらい?私立も含めれば向学社があるけど。
       

2.理工学部と農学部だけ羽野キャンパスにあり、2年生になると海崎から引っ越さなくてはいけない。

  • 農学部は羽野農学校をルーツに持ち、新制大学設置時に海崎に移動することを拒んだため。戦後設置された理工学部は「理系だから」という単純な理由で農学部と一緒のキャンパスに収まったらしい…。
  • 上記2学部は、1年次の必修科目を落とすと、翌年羽野から1時間以上かけて海崎に通う羽目になる。
     

3.本キャンパスは平田野にある。地名はその名も「平田野大学町」。

  • 学生の街らしく、大学周辺にはスーパーマーケット・ファストフード店・居酒屋などが集まっている。飲み会やバイトには困らない。
    • 昔から住んでいる地元住民からは「学生向けの脂っこくてボリューミーな飯屋が多くて年寄りにはつらい」との声も。
  • 大学裏の大綱川沿いの道は学生の散歩スポット。
  • 平田野駅から大学へと伸びる道は「大学通り」と呼ばれている。
  • ちなみに工学部のキャンパスは羽野市の磯川。平田野と比べると少々田舎だが、こちらも飲食店やスーパーが多く生活しやすい。
     

4.教育学部は海崎教育大学設立とともに教養学部に転換され、現在は総合科学部と改称された。

  • 学内で一番何をやっているか分からない学部だが、人気はわりと高い。
    • 専攻によっては他学部の授業が必修になるが、理工学部や農学部の科目が必修なことを知らず専攻を選び、羽野まで行って授業を受けなくてはならないことに絶望する学生が毎年いる。

海崎教育大学
1.教育学部の単科大学。

  • 創立は1979年と比較的新しい。
  • 学校教員だけでなく、幼稚園教諭や保育士も養成している。
     

2.松葉市のかなり辺鄙なところにある。

  • その分(?)敷地は広々としている。
  • 前述の通り、附属校は海崎市と羽野市にある。
     

海崎県立大学
1.海崎市の東隣の暁町にある。

  • 約4.8万人の暁町の人口のうち、約2000人が県立大学の学生である。
  • 大学が存在しているおかげで、暁町の平均年齢は他市町村に比べて低くなっている。
  • なお、現町長は元学長。国際政治史の研究者でもある。
     

2.学部は人間社会学部と自然環境科学部。

  • 人間社会学部は海大の人文学部を、自然環境科学部は海大の農学部や理学部を前期で受ける人が後期に出願することが多い。
     

3.大学側が定めた略称は「海県大」だが、県民からは「県立大」と呼ばれがち。

  • 学生はSNSのプロフィールなどで「MPU」をよく使う。
     

羽野市立大学
1.先進工学域・地域創造学域の2学域体制。

  • 先進工学域の航空宇宙工学類は航空宇宙工学や地球惑星科学などを専門的に学ぶことが出来る、全国的に見ても数少ない学科。
    • 研究実績では名門大学の工学部や理学部にも劣らない。
    • 羽野の山奥と海崎市の沖合の海底に地震計を設置している。
  • 現在人工衛星を開発中。「MADE BY HANO CITY UNIV.」の人工衛星が打ち上げられる日も近い?
     

2.キャンパスは羽野市南部の南陽台にあり、県立羽野南陽台高校・羽野南陽台小学校&中学校・市立看護学校と隣接。小さな学園都市の様相を呈している。

  • 大学とその周辺の住所は「羽野市学園町」となる。海崎大学の「海崎市平田野大学町」への対抗意識か?
     

向学社大学
1.海崎の私立大で唯一の総合大学。レベルも地方の私立大としては比較的高い。

  • 京内(開京・愛山・水無坂)にある中堅~中堅下位の私立大くらいの偏差値である。
  • 海崎の偏差値55~60くらいの普通科高校では、国公立のすべり止めとしてとりあえず受けておく、的な風潮がある。
    • 南陽南では人気の私立大だが、それ以外の地域では無名。でも案外京内や丹海ら辺から来ている人もいる。
       

2.キャンパスは清野。5学部20学科が1つのキャンパスに集まっており、敷地はかなり広い。

  • 大学近くにあるプレヴィモール清野には向学社大生がたくさんいる。
    • バイト先兼遊び場。
       

3.歯学部がある。地方私立大学の歯学部としては難易度が高い。

  • 海崎大には歯学部が無いので、県内で歯科医を目指すならここしかない。
     

海崎学院大学
1.海崎学院高校とは系列が同じ。ただし「附属」ではないことに注意。

  • 向学社と違い、海崎学院には同じ学校法人の学校に「附属」という名前は付けない。
     

2.生活科学部・現代教養学部・看護学部の3学部。

  • 生活科学部は元々女子のみの募集だったが、2013年度より男子も受け入れている。
    • ただ、現在も女子の方が圧倒的に多い状況が続いている。
       

羽野医療福祉大学
1.医療の総合大学。

  • 医学・歯学を除く医療・福祉の大体の分野が学べる。
    • 医学部を設置しようという動きもかつてあったらしいが、すでに海崎大学医学部が存在しているため立ち消えに。
       

2.県民は「医福大」と略すが、他県の人からするとどこにある大学なのかさっぱり分からない。

  • まあ海崎県立大学も県立大って略すし…。