★米山市・木戸市・三隅市・栗井市・なぎさ市・常葉町・樫村町・麦引町・海関町・舛倉村
1.「ときわ」と読む。
- よく「常盤」や「常磐」と書き間違えられる。
- 「じょうよう」と読んでしまう人もいる。
- 「じょうよう」と読んでしまう人もいる。
2.上和泉・下和泉と同様、やたらと東西に長い。
- 沿岸のなぎさ市と辺見市に近い三隅市が同じ地域と言われても…
- 海に近い西常葉郡と内陸の東常葉郡を合わせた地域なのでこうなっている。
3.米山・木戸・栗井が3大都市として君臨している。
- 城下町米山・鳥居前町栗井・農業の木戸・漁業のなぎさ・陶芸の栗井。
米山市
1.人口約13万5千人を抱える県南部最大の都市で、地域の商業の中心となっている。
- 現在は県第4位の人口規模。昔は3位だったが西塚に抜かれた。
- 少子高齢化が進む米山に対し、工業の発展や外国人労働者の増加で今なお伸びている西塚。差は開くばかり。
- でも歴史ある城下町なので市街地は立派。新興の港町にはない風格がある!
- 少子高齢化が進む米山に対し、工業の発展や外国人労働者の増加で今なお伸びている西塚。差は開くばかり。
- 県南はもとより、南海県北部(主に杉田市・大賀市・黒野目町)の住民も買い物や仕事で日常的に行くことが多い。
- 杉田市や大賀市から米山市内の高校に通う(その逆もあり)のも普通。隣接県協定のおかげである。
- ただ、杉田市東部だと南海県の坂安市へ行く人も多い。
2.米山城の城下町。
- 現存天守の一つ。国宝指定されている。
- 海崎城の天守は火事で一度焼けており、現在建っているのは復元されたものだが、米山城は数百年の間変わらずその威容を放つ。
- 常葉地域の小学生は、一度は社会科見学で訪れる場所。
- 海崎城の天守は火事で一度焼けており、現在建っているのは復元されたものだが、米山城は数百年の間変わらずその威容を放つ。
- 市街地の地名や道路網にも城下町の名残がある。
- 市立城内小学校と県立米山高校は城内に存在する。
- 米山高校へ向かう城内の坂は「ここで転ぶと次のテストで赤点を取る」という都市伝説から「赤点坂」と呼ばれているらしい。
- 米山城の異名は「槿城(むくげじょう)」なので、街のことを「槿都(きんと)」と言うことがある。
- 城に誇りを持つ市民も多く、海崎や羽野へひそかな対抗意識を抱いている住民も。
- 人口や都市規模を見る限り、羽野はまだしも海崎には足元にも及ばないことは火を見るより明らかだが…。
- 人口や都市規模を見る限り、羽野はまだしも海崎には足元にも及ばないことは火を見るより明らかだが…。
3.2008年に戸森町と東米山町を編入した。
- 戸森町と米山市の境は米山市中心部のかなり近く(小糸川の川向こう)まで迫っており、連続した市街地を形成していた。
- 1980年代に一度合併の計画が持ち上がり、住民投票にまでなったが結局否決されている。約20年越しの合併は悲願だったようだ。
- 東米山町はほぼ南海県である。
- ちなみに国鉄陽南本線の東米山駅は旧東米山町内に無い。一応旧町役場の最寄り駅ではあるが…(といっても数kmは離れている)
- ちなみに国鉄陽南本線の東米山駅は旧東米山町内に無い。一応旧町役場の最寄り駅ではあるが…(といっても数kmは離れている)
4.中心部には葵屋百貨店がある。ただし販売しているのは食品・衣料品・ギフトのみ。名前も「米山フード&ギフトショップ」であり、扱いは支店に近い。
- かつては5階建ての建物をフルに使っていたが、2005年に規模を大幅縮小し、1~2階に集約。同時に書店や生活雑貨店などを閉めている。衣料品売り場も5階建て時代より随分小さくなった。
- 3~5階は市役所のまちなか支所とイベントスペースになっている。
- しかし百貨店も市役所の支所も閑散としている…。プレヴィ米山店を始めとする郊外のロードサイドへの流出が激しい。
- しかし百貨店も市役所の支所も閑散としている…。プレヴィ米山店を始めとする郊外のロードサイドへの流出が激しい。
- 3~5階は市役所のまちなか支所とイベントスペースになっている。
栗井市
1.三輪神社の門前町(鳥居前町)。
- 南佐国一之宮の賀茂神社(海崎市)に勝るとも劣らない、由緒ある神社。
- 毎年7月の夏祭りは盛り上がる。
- というか祭りに関わる市民的には数週間前から準備に気合を入れている。ごく普通の地方都市の、年に1回しかない一大イベントなので。
- 市外からの訪問客は夕方に来て神輿を見た後に露店を食べ歩いて帰ってしまうが、地元民にとっては昼の踊りと奉納相撲から祭りが始まっている。
- 子供の頃、特段体格がいいわけでもないのに奉納相撲の参加者に選ばれて困惑した男性市民は少なくないはず…。
- 毎年7月の夏祭りは盛り上がる。
- 時々「みのわじんじゃ」と誤読されるが、正しくは「みわじんじゃ」である。
- まれに「さんわじんじゃ」と読んでしまう人もいるとかいないとか。
- 神社のすぐ近くにある県立栗井高校の文化祭の名前は「神楽野祭」。由来はもちろん神社の街にあることから。
2.栗井駅には陽南新幹線が止まる。しかし県内の他の2駅(海崎駅・西塚駅)よりかなり地味…
- 止まる列車が少なく、そこそこの規模がある都市の代表駅にもかかわらず「存在価値はあるのか?」なんて言われがち。
- 市民も全否定はできない。開京方面行くならいっそのこと海崎まで車か在来線で行ってから新幹線…という人もそれなりにいるし。
- 停車する本数も少ないので仕方ない。もっとも、それは西塚駅も同じなのだが…
- ただ、駐車場が妙に広くて空いているので利用価値は少なからずある。しかも安い。
- 市民も全否定はできない。開京方面行くならいっそのこと海崎まで車か在来線で行ってから新幹線…という人もそれなりにいるし。
3.「くりー」みたいに発音されがち。
- ローマ字表記的には「Kuri」でも間違いではないが、「栗」と誤解されることを防ぐために市役所は「Kurii」表記を推奨している。
4.県最大の地銀にして県指定金融機関である海崎銀行は栗井で創業したが、数年で海崎に移っている。ただ、その後も栗井を重要視していたようで、栗井支店は他店に比べ豪勢なつくりになっているらしい。
- その名残からか南府銀行で口座を作る人はあまりおらず、海崎銀行の勢力が県内でも特に強くなっている。
- 栗井支店前には発祥の地の石碑が立っている。
5.県立栗井新修館高校の「新修館」は、前身の私立学校の名前である。
- 戦後の学制改革に合わせ県に移管されたが、それを知る人も今やほとんどが80代後半以上に。
木戸市
1.東部に低い山が点在する以外はだだっ広い平野が広がっている、全体的にかなり平べったい地形の市である。
- 広い平野と市内を流れる梅川の水を生かし稲作が盛ん。郊外では秋になると一面に広がる黄金色の稲穂を見ることができる。
- 県内トップクラスの農業地帯であり、他にもほうれん草やトマトの栽培で知られる。
- 県内トップクラスの農業地帯であり、他にもほうれん草やトマトの栽培で知られる。
2.米山・木戸・栗井が常葉の三大都市ということになっているらしいのだが、この3市の中だとちょっと木戸の影が薄い…。
- 米山には米山城、栗井には三輪神社があるが、木戸にはなかなかこれといったものがないのが原因になっているのかもしれない。
- 人口でも都市の規模でも木戸を下回る三隅の方が、陶芸の街として県外の人には知られていそう。
- 市街地もパッとしない雰囲気だしなぁ。
- 米山や栗井と違って農村の在郷町から発展した都市だからというのが原因か。街道筋からも離れているし。
- ただ、国道77・207・275号が集まる道路交通の要衝ということもあり、観光に来る人は少ないものの市内を通ったことのある県民はわりといる。
- 道の駅木戸は休日になると車と人でごった返している。広いフードコートやイベントスペースなども備えた立派なつくり。
- 道の駅木戸は休日になると車と人でごった返している。広いフードコートやイベントスペースなども備えた立派なつくり。
3.市内一の進学校である県立木戸高校は中高一貫化に伴い郊外に移転し敷地を大幅拡張したが、その立地の悪さゆえ生徒からは「監獄」と呼ばれているとかいないとか。
- 周囲は田畑ばかり。
- でもなんだかんだ言って進学実績は上がった。中高一貫の効果か、はたまた辺鄙な場所になったことで遊ぶことが出来なくなったからか。
- 市内のにあるもう一つの高校・県立木戸緑風高校は、木戸北・木戸農業・粂川の3校を統合して開校した新しい高校。
- 校舎は木戸農業のものを利用しており、学科も農業科が中心のため、いまだにお年寄りからは「木戸農」と呼ばれがち。
- 校舎は木戸農業のものを利用しており、学科も農業科が中心のため、いまだにお年寄りからは「木戸農」と呼ばれがち。
4.市街地にある5階建ての空きビルは、かつてデパート(丸茂デパート)だった。
- デパートと言っても、海崎や羽野の葵屋百貨店とは比べ物にならない小ささだったが…。でもゲームセンターや屋上の遊具で遊んだのが懐かしい市民も多いのでは(特に中高年)?
- 1990年代後半に閉店したが、建物はその後も長年放置されている。ボロボロになった外壁も相まって、少々寂れ気味の市街地をより寂しくしている。
- 再開発の声も聞こえてこない。
- 土地や建物の所有者とちょっと揉めたりして大変だったらしいが、2022年4月にようやく解体スタート、約1年かけてついに更地になった。
- 跡地利用はまだ決まっていないが、市役所が移転するとか、スーパーかドラッグストアが建つとか、色々な噂が市民の間で流れている。
- 1990年代後半に閉店したが、建物はその後も長年放置されている。ボロボロになった外壁も相まって、少々寂れ気味の市街地をより寂しくしている。
なぎさ市
1.県内初にして現時点では唯一のひらがな自治体名。2007年に南瀬町と日向町が合併して誕生した。
- その安直なネーミングは決定当時批判が相次いだ。確かに元陽海沿いの渚の風景は綺麗だけれどさぁ…。
- 他の案には「常西市」(常葉地域の西にあることから)や「日南市」(日向町と南瀬町から)などがあった。
- どの案もパッとしないのがつらい。
- 実は最多得票は「日南市」である。しかし何らかの力が働き、この名前になったとか…。
- 他の案には「常西市」(常葉地域の西にあることから)や「日南市」(日向町と南瀬町から)などがあった。
2.市役所は旧南瀬町役場を利用している。
- 一応建前上は対等合併だが、合併前の人口は南瀬3.1万に対し日向1.8万。行政施設だけでなく商業地も完全に南瀬に偏っており、格差が表面化している。
- 面積では日向の方が上なのだが、日向は山が海の近くまで迫っていることが多いため平地が少なく人口が伸びなかった。
- 当初は分庁方式を採用することも検討されたらしいが、うやむやになって結局南瀬町役場に落ち着いた。
3.当初は北にある舛倉村も合併する予定だったが、舛倉の財政は新清ケミカルの事業所があることにより潤沢だったこともあり、合併協議会が立ち上げられて数か月後に離脱してしまった。
4.基幹産業は漁業。南瀬の大きな漁港も良いが、日向の南部に行くと山と海に挟まれた狭い平地に家屋が密集する昔ながらの小さな漁村風景を見ることができる。
- 丸浜地区の景観は国の文化的景観として選定されている。
5.国鉄継原線の本数が少ない。基本朝夕以外2時間に一本。
- 朝夕だけ1時間に1~2本に増発されるが、完全に高校生輸送用。
三隅市
1.陶芸の街として知られている。
- 人口は常葉の市の中で最小だが、県外での知名度は米山に並ぶかも。
- 毎年5月と10月の陶器市には、県内外から多くの観光客が訪れる。
- 市章も壺を横から見た形を模している。
- 統合新設した新しい小学校の名前に「陶和」と名付けるくらいには陶芸の街である。
- 遠足で陶芸体験したことのある県民も少なくない。
2.名産の三隅焼は赤みのある色合いが特徴。
- 基本の制作方法は約500年前から変わっていない。
- 三隅焼に使う土は、市南部の帆副山から主に採れる。
- わりとこの辺の山ではどこでも見られる土らしいが、帆副山の土が一番良い、とどの陶芸家も言う。
- わりとこの辺の山ではどこでも見られる土らしいが、帆副山の土が一番良い、とどの陶芸家も言う。
- 三隅焼に使う土は、市南部の帆副山から主に採れる。
3.常葉に属しているが、麓南の辺見市とのつながりの方が深い。
4.三隈市ではない。
- 三角市でもない。
- たまに書き間違えられる。
- たまに書き間違えられる。
常葉町
1.地域名(郡名)を冠した町。
- 陽南街道の宿場町として栄えた歴史があり、往時は現在の常葉地域の中で最も規模の大きい宿場であった。
- しばしば「常磐」「常盤」と書かれるが、「葉」である。
- 常磐町は海崎市中心部の地名です。
- 地域名もそうなのだが、基本、「ときわ」と読んでくれない。「とこは」「つねは」…
- あまりに読んでくれないので「常磐」か「時和」あたりに改名しようか、という話が昔出たが、町民の反対に遭い流れた。
- あまりに読んでくれないので「常磐」か「時和」あたりに改名しようか、という話が昔出たが、町民の反対に遭い流れた。
2.枝豆が特産品。というか枝豆に限らず豆全般の生産が盛ん。
- 町内の直売所やスーパーには夏から秋にかけて地元産の枝豆が並ぶ。
樫村町
1.町制以来町内に鉄道が通ったことがない。ちなみに、高校も分校を除き存在したことがない。
- 常葉町の常葉駅か栗井市の南佐梅木駅に行けばOK!…ではあるが、そこに行くまでも面倒。
- 公共交通機関は完全にバス頼み。
- ちなみに国道は通っている。
2.常葉町より山を越えた先のなぎさ市が近い地域もある。
- なぎさ市との境にある菅俣峠は、気軽に行ける良い感じのドライブコース。
3.樫村と菅俣の双子都市。
- 都市なのか…?
- 実際のところ樫村の方が規模は一枚上手といったところ。町役場は2地区の中間地点に長年あったが、最近樫村地区に移転した。
麦引町
1.昔は海崎電鉄三隅線の麦引駅が市街地にあったが、路線廃止により駅も消滅。今は町内に駅がない。
- 駅舎は保存されており、バスの待合室になっている。が、誰もいない。そして年々ボロくなっている。
- 2021年に修繕工事が行われ、かなり綺麗になった。
- 2021年に修繕工事が行われ、かなり綺麗になった。
2.淡川から引いた水路が中心部をはじめいくつかの地区を流れる。
- 一見綺麗だが、実は水質的には飲用に適さない(飲めなくはない)らしい。
- 地元のお年寄りは普通に飲んでいるが、あれは慣れているのか…
- 地元のお年寄りは普通に飲んでいるが、あれは慣れているのか…
海関町
1.競艇場の存在で県民には知られている。
- 実は隣の弓坂市との境にあり、弓坂市に敷地の一部がかかっている。
- 一部の建物と駐車場が弓坂。事務所のある建物が海関にあるので海関町に存在していることになっているらしい。
- 年に数回、田舎町にボートレースファンがどっと押し寄せる。
- 1970年代に廃止された塩田の跡地に作られた。
2.町名は合成地名で、「海島」と「関野」が由来。
- 隣の弓坂と並んで合成地名。
- 海島村と関野村が合併して「海関村」となり、その後「海ノ関村」と改称したが、15年ほど経ち町制を施行する際に「海関町」となったという変わった経緯を辿っている。
3.競艇場と並び村の財政を支える、プレヴィモール海関。
- 常葉地域西部では唯一のプレヴィモール。
- 商店街の無い町にようやくまともな商業施設が出来、町民歓喜。
- 弓坂や栗井からも結構人が訪れる。
- 町の中でも栗井寄りの場所にあるので、栗井市民にとってはなじみのある遊び場。
- 町の中でも栗井寄りの場所にあるので、栗井市民にとってはなじみのある遊び場。
4.競艇場とプレヴィモールのW効果で、村の財政は割と豊か。
- 数年前に建て替えられた町立海関中学校は滅茶苦茶綺麗。
舛倉村
1.常葉地域唯一の村。
- 人口は約7000人と、村としては多め。
2.「升倉」「桝倉」「枡倉」など色々間違われがちだが、「舛」である。
- 町民は「タとヰのます」と説明する。
- 「タイ(鯛)」だけど「マス(鱒)」…
- 「タヰ倉」?
3.新清ケミカルの工場が町内にあり、隣接する海関町と並んで財政が豊かである。
- 南瀬町・日向町との合併協議会は半分お情けで入ってあげて、半年も経たずに離脱した。
- 転勤になった社員は最初あまりの何もなさに衝撃を受ける。しかし車で海関のプレヴィや栗井のバイパス沿いに行くようになると、まあまあ便利な割にのどかで良いところだな、と思い始める。
- まあスーパーは村内にあるし、独身男性が数年過ごすならそこまで不便は無いかも。ただ、大都市部から転勤になった人はつらいだろう…。
- まあスーパーは村内にあるし、独身男性が数年過ごすならそこまで不便は無いかも。ただ、大都市部から転勤になった人はつらいだろう…。
4.村立舛倉しおかぜ学園は、県内初の義務教育学校。
- 小学校も中学校に合わせて業間休みが無い。低学年の子はちょっとつらそう。
- また、小学校はランドセルではなく自由なリュックやバッグでの登校(中学校と同じ)になっている。高いランドセルを買わなくていいのはちょっとした魅力かもしれない。
- 全学年2クラスだが、面白いことに1組が「海組」、2組が「浜組」となっている。そこはしお組とかぜ組じゃないのか…
- 高校で「どこ中出身?」と聞かれ「しおかぜ学園」と答えると、「…え、どこ?」と言われがち。
5.昔は塩田で栄えていたが、現在は全廃されており、跡地は魚介類の養殖場やメガソーラーとして利用されている。
- エビの養殖が盛ん。