海崎の文化

Last-modified: 2024-02-23 (金) 23:18:26

方言

1.「陽南っぽい訛りですね~」と他地方出身者に言われがち。

  • 同じ陽南の金水の人間に言わせると、海崎弁は田舎っぽいらしい。大して変わらないような気もするが…。
  • 平永と南海の間にある海崎は、両県の方言の特徴を併せ持っていると言われている(ただし、平野部に限る)。
    • 常葉は南海寄り、上和泉は平永寄り、下和泉は中間。
      • 麓南・麓北は語彙などが少し違う。そして和泉・常葉よりも訛っていることが多く、特に山間部のお年寄りの会話は地元民ですら聞き取れないことも。
         

2.郷土料理の「ごど鍋」の「ごど」が方言だと知った時の驚きは大きい。

  • 意味は「全部」「全て」「何でも」など。
     

3. 「だから」という意味で「どって」と言う。例「今日は晴れてんなぁ、どって散歩でも行くか」

 

4.車を駐車場に入れることを「上げる」、出すことを「下げる」と言う。

  • というか、車に限らず海崎では大きなものを仕舞う時や出すときはこのように言う。「布団上げておいて」は「布団を仕舞って」。
     

5.海崎に標準語が根付いたきっかけの一つが1964年の陽南新幹線開通だと言われている。海崎に来るビジネスマンや観光客が増え、田舎臭い方言を使っていては恥ずかしい!という意識が芽生えたらしい。

  • でも方言が抜けきらないのが海崎人。
  • 平野部よりも山間部の方が訛りが強いのはこの影響という説もある。
     

6.地域名の「麓北(ろくほく)」を「ろっぽく」と発音するなど、促音便化が強い。

 

7.三角コーンのことをなぜか単に「三角」と言う。

 

8.語尾の「~んや?」は「~しない?」と誘うニュアンスだが、県外出身者からは「なんで○○しないの?」と捉えられがち。

  • 南海や山を越えた豊津でも同じ(豊津はどちらかというと「~や?」だが)なので、その2県出身者なら意味を汲んでくれる。
    • 三湊地方でも見られるので、元陽島南部全域に広まっているのかもしれない。
  • 使い方は「海崎行かんや?(海崎行かない?)」、「ケーキ食わんや?(ケーキ食べない?)」といった感じ。
  • 羽野・山際ではあまり使わない。
     

名字

1.大山という名字が結構多い。

  • 現海崎市長も大山さん。
  • あとは「宮本」「安田」「竹内」なども結構上位に来る。
     

2.全国ではあまり上位でないが海崎ではわりとポピュラーなものだと、「堀原」「垣田」「篠」「菊崎」あたりが挙げられるだろうか。

  • 篠さんは麓北に多い。
    • 篠に限らず、麓北は植物の名前で一文字の漢字の名字を結構見かける。「桂」や「松」など。植物名ではないが「枝」あたりも。
       

3.「都磯」(といそ)姓は、ほぼ海崎県にしか存在しない珍しい名字。

  • 木戸市の都伊祖が発祥なので、海崎県南部(主に常葉)に偏在しており、県内でも上和泉・麓北などの北部にはほとんど分布していない。
    • 地名と同じ「都伊祖」や、「戸磯」「都伊蘇」などの漢字違い、「砥石」や「戸石」といった漢字・読み方違いなどのバリエーションも。
      • 砥石(戸石)は米山市や栗井市を中心として常葉全体に広く分布し、人数で言えば都磯より多い。「都磯」など「といそ」と読むのは、主に木戸市と野坂市南部の一部でしか見られないとか。
         

4.蓑山村の名字は、「軽石」「山内」「落合」「川上」で全人口の7割を占める。

食文化

1.海崎市は、ソースかつ丼発祥の地を名乗る自治体のひとつ。

  • 武岡県藤水市、滝尾県小津市、丹珠県高河内市と並んで「元陽四大ソースかつ丼」と呼ばれることもあるとかないとか。
     

2.県内各地の港町で食べられる「サザエ串」。観光客がよく港や道の駅で食べているのを見かける。

  • 海崎市のみなとバザールでも売っていて観光客が並んでいるが、高い。弓坂市の坂浦港やなぎさ市の南瀬港など、昔ながらの漁港で地元のおじちゃんおばちゃんがのんびり焼いているところはかなり安い。というかその価格が正常。
    • ちなみに地元住民は買わない。親戚や友人で集まった時に、自分で作って七輪やバーベキューセットで焼くのが地元流。
  • なお、沿岸部だけの名物なので、内陸・山間部の人にサザエ串の話をしてもリアクションは微妙。
     

3.ラーメンマニアには、「仁系」の原点「麺処仁」の本店があることでおなじみ。

  • 羽野にある本店は常に並んでいるが、回転は良いので余程長蛇の列でない限り並んでみるのがおすすめ。