日記

Last-modified: 2015-10-21 (水) 20:27:01

日記 (PLOT02G)

小冊子は非常に古い、ぼろぼろになった日誌で、カルソリーン・ウィスタン卿という名の冒険者のものだ。年月によって黄ばんだページは、爪のある足に踏まれ、傷ついている… しかし、幾つかの部分はまだ判読できる。カルソリーン卿はキープのこの階で、魔族や悪魔に対処しながら道を探した経緯について語っており、特に青い部屋の”デッド・マジック・ゾーン”と赤い部屋の”ワイルド・マジック・ゾーン”の危険性、必要になった”セプター・オブ・レディアンス”を完成させ損ねた事などについて言及している。

またカルソリーン卿はポータルについてもコメントしている。通った後のポータルに引き返す事が可能で、かつ元の場所に戻らずに違う場所へ出るという事実は興味深い、と彼は考えたようだ… ともすると、この事実が迷路から出るための重要な要素なのではないか、と。

この個所を過ぎると、判読できるほど長い部分は、カルソリーン卿の窮状に対し”裏切り”を働いたヴィジル・ナイトに対する憤懣だけである。それ以上詳しい言及は無いし、この小冊子自体が50年以上昔のものと思われるのも、奇妙な事だ。