知覚過敏の主な治療法は、下記の通りとなります。
- 生体が自然に唾液中のカルシウムやリンで象牙質の開口部の蓋をしようとするので、その作用を
邪魔しないように、数カ月間は歯磨き剤を使わないで歯磨きをします。 - 硝酸カリウムの入った歯磨き剤(アース製薬社のシュミテクト、サンスター社のガム・デンタル
ジェルセンシティブやライオン歯材社のシステマセンシティブなど)を根気よく使うと、そのカリ
ウムイオンがイオンバリア効果を発揮するので、しみなくなります。 - コーティング剤や特殊なセメントなどを塗布します。
- 楔状欠損部を 充填(じゅうてん)します。
- 歯肉炎や虫歯を治療します。
- 電磁波が生体に当たると、熱作用、圧力作用、光作用、電磁界作用が起こります。レーザー光線は、
直進性が高く、集光性がよいので電磁波エネルギーを容易に局所に集中させられます。レーザーは、
出力によってソフトレーザーとハードレーザーに分類され、30mmW以下のものをソフトレーザーといい
ます。このソフトレーザーの発熱作用を神経に効かせて痛みをとるのが 知覚過敏のレーザー療法です。