舌苔の原因
舌苔が形成される原因は、口腔内に虫歯などの感染症、身体に軽度の感染症が考えられますが、
衛生状態ばかりを想像しがちですが、原因はそればかりではなく、体調にも左右されます。
主な原因には次のようなものがあります。
1. レモンのかき氷など黄色い着色物を取ったり、甘味飲料を飲みすぎたとき。
2. タバコを1日10本程度吸う人。
3. 白く分厚い舌苔がついていることが原因で、口臭に結びつくことも多い。
4. 異常な舌苔が慢性的につくときは、体の他の部分に問題を持っている可能性があり。
5. 舌苔がつきやすいのは、体調が悪いとき、生活が不規則なとき。
6. 口呼吸や唾液の量が少ないときにも舌苔がつきやすい。
胃腸の疾患、全身の高熱性疾患、急性・慢性の口内炎、咽頭(いんとう)炎、扁桃(へんとう)炎、肺炎、
急性伝染病など諸種の疾患に際して発生することもあります。また、軟らかい食事の摂取、口腔(こうくう)
清掃不良、唾液分泌減少、あるいは口呼吸の人にもみられることが多いようです。
一般に性差はなく、幼若年者には少なく、年齢とともに増加しますが、高年齢層になると、また減少する
傾向があります。
舌苔の症状
- 舌苔の白みがいつもより濃いとき
疲れているときや、代謝が悪いときにこのような状態になります。さらに、この白い舌苔が舌の周辺に
まで厚くついている場合は、口臭に結びつきやすくなります。 - 舌苔がいつもより黄色っぽいとき
口腔内に虫歯や歯周病の感染症がある場合やタバコの本数が多いときは黄色みが強くなります。
そして疲れが加わり、さらに厚ぼったくなると口臭を伴う場合があります。 - 舌苔がまったくないとき
一見、ピンクできれいに見える舌というのは、正常のように見えますが、舌苔がまったくないツルツルの
状態も健康的とはいえません。こういった場合も口臭に悩まされるときがあります。
内臓の病気が悪化した場合や、栄養状態が悪いことも考えられるので、専門の医療機関で相談
することをお勧めいたします。 - 健康な状態の舌
健康な舌は、全体にうっすらと白い舌苔がついています。正常な舌には、舌の回りと尖端には
舌苔がなく、舌先1センチくらいから奥に行くにしたがって、薄い白い舌苔が付着しています。
起床時や、疲れた時はこの白い舌苔の量は増加し、一日の中でも白い舌苔の量は変化しています。