E 75

ver 0.8.10

車両概要

(tier8までのあらすじ：プロフェッサー＝ヘンシェルの手により重戦車としてWoTの世界へと生み出されたティーガー＝サン。彼を待っていたのは邪悪リベラリストT29やレッドコミュニストISとの長く険しい戦いだった。貧相な単発火力、劣悪なモジュール配置、ブリキめいた前面装甲、noobな味方…数々の苦難を乗り越え、200戦もの荒行の果てにようやくティーガー＝サンはtier8へと辿り着く。しかしそこで彼が目にしたのは更にペラペラな車体下部と信用できるんだかできないんだかよくわからない正面装甲とイマイチ物足りない単発火力であった。新たなる敵IS-3に対抗する手段を手に入れるためにも、彼は産まれ故郷であるプロフェッサー＝ヘンシェルのラボを尋ねることを決意する）

(とはいえ度重なる修正を重ね、ティーガー＝サンはもはやシジツに許される限界のスペックへと到達していた。そこでプロフェッサーが提案したtier9プランは、なんと虎の名を捨てること―――シジツから離れ、ペーパープラン車両へと身を窶す改造であった。並み居る戦後車両へ対抗するにはもはやそれしか方法がないというのだ。名誉を捨てて実を取るか、それとも名誉を抱いてハイクを詠むか。ティーガー＝サンは悩みに悩みぬいた末、友を、そしてアーリア人種の優位性を証明するために悪魔の儀式へと身を投じる―――！)

イナゴライダー＝E-75はペーパープラン車両である。
彼を開発したドイツ第三帝国は、世界制覇を企む悪の秘密結社である。
イナゴライダーはアーリア人種の尊厳のために、連合国と闘うのだ!

装甲

やわらか虎ちゃんからイナゴ怪人へと改造された効果はてきめん
ドイツHT最高傑作との誉れも高いその強さを支えるのは何と言ってもtier9屈指の装甲
早速各部位にわたってじっくりと見ていくことにしよう

まずは車体正面上部
160mm+27.5°の傾斜で理論上の装甲厚は何と345mmにも達する
完全に水平な状態でAPを撃ち込みかつその標準化角度が最大の8まで振れた場合でも275mm相当
APCRの入射角標準化nerfもあってキンタマを使っても同格には貫通の難しい部位となる

砲塔正面
ティーガーⅡでは185mmと不安を残していた微妙ゾーンだがイナゴでは252mmへと一気に増厚された
tier9-10HTの最終砲がおよそペネ257～259mm辺り　tier9TDが260後半～276mmであることを考えるとかなりの防弾効果が期待できる
格下の砲撃ともなれば殆どを受け付けないだろう
防楯も正面部は同じく252mmでスキがない

砲塔側面は全域に渡って160mm
縦長に絞り込まれた形状のおかげで真正面から頬を抜くことはおよそ不可能になっている
tier7-8に偏在するペネ175mm族にとっては頻繁に弾かれる当落線上の厚みであり実に悩ましい
T71みたいな小口径砲だとホントよく弾かれるんだこれが

そしてここが問題のキューポラ　イナゴ唯一の弱点にして挑みかかる格下の砲撃をことごとく跳ね返す悪魔の部位である
厚みは160mmながら当たり判定はご覧の通りV字型の横向き傾斜装甲になっており地味な硬さを発揮
またしてもペネ175mm族にとっては貫通が難しい
ペネ200mm～なら比較的安定して抜けるはずだがそもそも的がかなり小さいというのが困りどころ

弱点その２　車体正面下部
厚みは130mmで傾斜は35°相当　見た目にして最大でも229mmと比較的良心的な数値に収まっている
ドイツ車の常として車体下部の面積自体もかなり広めなのでキューポラを狙うのが難しいときはここが次善の策となるだろう
ただしイナゴとの距離が近ければ近いほど傾斜にプラス補正がかかってしまうことを忘れてはならない

こんなふうに
もちろん車体上面を狙うよりは遥かにマシだが…

側面・ケツは均一な120mm
履帯は40mm相当の空間装甲判定となっているためこの部分は素の状態でも計160mm+αの防御力となっている
昼飯角度で構えられると格下車両にとってはまさしく鉄壁の要塞と化してしまう困ったちゃん

…とまあ要するにペネ175mm族で対抗可能なのは実質砲塔背面ハッチとケツと履帯に守られていない側面のみ
同格HTであっても正面から打ち合いを挑むのは無謀の極みという恐るべき防御力を持っている
イナゴちゃんすごい！では火力はどうかな？

火力

思い起こせばtier6から永くソ連の後塵を拝してきた単発火力　今こそ反逆の時！
イナゴちゃんの備える12.8cm砲はなんと490のダメージを誇り他の追随を許さないものとなった
性能的にはtier10であるまうまうの主砲とほぼ同等であり（というか同じ型式の砲だ）tier9不相応な攻撃能力を発揮する
こんな砲が上述したような圧倒的装甲の上にのっかっているのだからたまったもんじゃないね

一方虎～虎Ⅱで0.34mを誇った精度は0.38とやや悪化した…がまぁこの程度なら許容範囲内のはず
俯角もバッチリ-8°取れる　同格のM103ファイティングモンスターの俯角も-8°なのでここにきてようやくT29の時の雪辱果たしたりといったところか

機動力

すごい
おそい
そろそろ書くのがめんどくさくなってきたので比較表は省略するがパワーウェイトレシオが9.83hp/t　砲塔と車体の旋回速度がそれぞれ18°/sec 30°/secと非常に劣悪
最高速度は40km/hだがそれは平地での話でやっぱり遅い
というのがVer8.5以前のイナゴであったがトルクや履帯の接地抵抗が向上しそこまでドンガメという訳でもなくなった
登り坂では低レシオのせいでドンガメ化するが平地での加速や速度に関してはややもっさり感は付きまとうとはいえそこまで苦に感じることはないだろう
ただし砲塔＆履帯の旋回速度の遅さは上記のままでNDKへの対応能力は皆無に等しい
ケツも側面もまんべんなく硬いとはいえ単独行動中にMTなんぞに絡まれるとあっけなく死が見える
虎シリーズと違い単騎でも十二分な戦闘能力を備えるとはいえやはり味方と連携してこそのHT
tier9ともなるとT-54やE 50といった強力なMTも出没し始めるので慢心せず立ち回りたい
逆に言えば味方との連携さえきっちりこなせば野良でも勝率60%台を軽く狙えるだけのポテンシャルは秘めているのだから！

ねんがんの イナゴを てにいれたぞ

さて念願叶って微妙装甲＆威力の砲のTiger IIからTier9最強HTと名高いE75を手に入れたそこの君
これで俺も最強の仲間入りと思っているかもしれないがStock状態では人類最古の害虫と言われた蝗ではなくただのバッタである
こいつを群生相という名の災害にするには開発が必要なんだなやっぱり
またTigerIIから引き継げるものはドイツおなじみFuG 12と10,5cm KwK 46 L/68の2つ
これだけで出ようもんなら喰い荒らすどころか即佃煮となってしまう
というわけで出撃する前に最低限開発しておきたい物は次の2つ

履帯
高Tierではもはやおなじみ　開発を妨げる憎い奴
こいつ無しだと後述の砲塔が載らないので開発するか改良サスを買う必要がある
改良サスは60万クレジットと値が張るので是非ともこいつに乗る予定のある方は割引時に買っておきたいところ
改良砲塔
イナゴの初期砲塔は前面垂直185mm側面80mmと貫通200mm越えの砲が跋扈するこのTierでは無いのと同じ
如何に車体が固かろうが初期砲塔ではHPでモロバレなため日頃の恨みだとばかりにzbkoからのガレージ行きが待っている
改良砲塔にすれば前面252mm側面160mmとTier10ですらAPでは抜くのに苦労するくろがねの城が完成する
また10,5cmの装填速度も向上しDPMが2000を越えるようになるのも序盤では嬉しい所

準備は整った　いざ出撃！

はいおかえりなさい
なに？言われた通り開発したのに全然強くない？
そりゃまぁ最低限の開発で強くなれると思ったら大間違いってことで…
それじゃあイナゴ開発第2段階の話をしようか

12,8cm砲
わかってたとは思うがTier8の段階でさえ微妙だった砲がそのままTier9に来てるんだからそりゃまぁどうなるかは目に見えてるよねって…
このTierにおいて単発320(ちょっと下に触れると200代)なんて格下ならともかく同格及び格上には雀の涙に等しい
また貫通225mmというのも絶妙に自身の車体下部が抜けない感じのラインというのも厳しい(俺は全部金弾だ！って人はともかく)
さらに最前線でのターン制バトルにおいてはちょっとくらいDPMがあった所でだから何って話でもある
上にも書かれているが12,8cmになれば世界が変わると言っても過言ではないので早めに開発して載せたいところ
(周りの目もあるしね…)
エンジン
イナゴの最大の欠点である機動性
完成形ですらもっさりなのだからstock状態では何をば言わんや
ちょっとした坂道であっという間に一桁に落ち込む
でもまぁ20km/hくらいは出るのでどこぞの紳士の国の戦車に乗り慣れた人ならば許容範囲か
履帯(改良サスでごまかした人)
視界が足りないんですけお！ とか SPGの榴弾が痛すぎるんですけお！という人がサスを外して新しくパーツを載せたい場合は開発することになる
旋回速度も上がるので機動性にそこまで不満が無ければエンジンより先にこっちを開発してもいいかもしれない

おすすめ拡張パーツ

ラマー：まぁここまで来た人なら言うまでもなく載せているであろうパーツ　前から引き継げるしね
砲垂直安定装置(スタビ)：これも前から引き継ぎ可能でありとても便利なのでとりあえず載せられるなら載せておこう
内張り装甲(特大)：めっちゃ硬い装甲、かなり強い砲、鈍足ときて敵SPGから親の仇の如く狙われるためにスプラッシュダメージを50%に削減してくれるこいつはかなりオススメの一品
　　　　　　乗員死傷率が33%からこいつを載せる事により16.5％と半減できるのもありがたい
　　　　　　ただお値段が全パーツ中最高の75万クレジットなのでお財布と相談しよう
レンズ皮膜：視界が400mから440mへアップ！憎いあんちくしょうに12,8cmの鉄槌をお見舞いしよう
　　　　　　　石頭タイプの戦車なので顔だけ出しての強行偵察をしたり、半端に遠い位置から撃ってきたTDを発見できたりと地味ながら効果は高い
改良型射撃装置(ガンレイ)：12,8cmは収束が2.9秒と少々長めなので気になる方は載せてみては

ぶっちゃけ全部載せたいよね

総括

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