音楽/【Musique pour la tristesse de Xion】

Last-modified: 2023-03-25 (土) 20:05:37

シオンのテーマ曲。
全体的に儚げで物悲しい雰囲気の中、時折穏やかな曲調が混じり、壮大さも感じられるこれまた悲壮な雰囲気の曲。
作曲家曰く、今にも消えてしまいそうなシオンの雰囲気を曲に込めたとのこと。
この曲を一番象徴させるシーンでは、多くのプレイヤーが心を震わせ、涙を流した。

  • サウンドトラックに収録されているこの曲の時間は、3分58秒(358)である。

 
曲中にはカイリのテーマ曲のフレーズが含まれている。
これはディレクターからのオーダーであったが、当然シオンの正体は発売前には伏せられていたため、「よく聴けばカイリのテーマが鳴っているのがわかる」というのがどのくらいなのか、さじ加減に悩まされたそうである。


他のキャラクターテーマの曲名はシンプルにキャラクター名だけ、という中、異彩を放つタイトルになっている。
読み方は「ミュズィック・プア・ラ・トリステス・ドゥ・シオン」で、フランス語で「シオンの悲しみのための音楽」という意味になる。
英訳すると「Music for the Sadness of Xion」。下村氏曰く、sadだとシオンらしくないということでフランス語のタイトルにしたそうな。

  • 同時に、「ちょっと(タイトルが)ラヴェルっぽくなっちゃいました」と氏は語っているが、ラヴェルとはフランスの作曲家のことである。

ちなみに最初に曲名が判明したのは、サウンドトラックではなく「Piano Collections KINGDOM HEARTS FIELD & BATTLE」。こちらにはピアノアレンジが収録されている。
当初はこの曲のタイトルが、あるバトル曲だと誤認されていた。


Days

初登場。
シオンに関するシーンで流れ、特にシオンの最期で流れた際は多くの人の心を打ち、強く印象付けた。
実質的な最終ボスであるシオン最終形態戦では、バトルアレンジ曲の「Vector to the Heavens」が登場。こちらも同様に人気の高い曲である。


KH1.5では、生演奏で再録音されてゲームに収録されている。生演奏になったことで、音色の幅がグッと上がり、より儚い一曲に生まれ変わった。

KHIII

キーブレード墓場での決戦にて、真XIII機関の一員として姿を見せたシオンがソラに襲いかかるシーンではアレンジ版が、復活したロクサスとシオンがアクセルとの再会を喜び合うシーンではKH1.5版が使用されている。
前者のアレンジ曲は残念ながらサントラ未収録。