ブルーホース

Last-modified: 2018-11-29 (木) 05:15:03
  • ブルーホースはペットの一種で、騎乗可能(一人乗り)、騎乗弓可能、飛行可能、召喚攻撃、ランニングブーストを所持する。
    • ペットとしてはほぼフレイムメア系の互換。スキルもほぼ同じ(ランニングブーストのみランクEになる)で、フレイムダイブも習得する。その他ステータスなども同一と見られる。しかし、こちらはフレイムメア系列と異なり空を飛べるという特徴も持っているため、ペガサスやペルセウスに似た性能もある。
    • ちなみにペガサス・ペルセウスはフレイムメア系列と比べて足が遅い。その点を考慮すると、ブルーホースはいいとこ取りのペットと言える。
  • ランダムペットボックスからしか入手出来ないため、非常に情報が少ない。

ブルーホースの由来

  • 本国では「青馬(チョンマ)」の名前で実装されている。これは午年の2014年が五行思想に基いて「青」の年であったことに由来する。2015年が羊年であったことから「めぇ」が実装されたのと理由は同じ。
    そのため開発会社が韓国系のオンラインゲームではマビノギと同じように青い馬の騎乗ペットが実装されたり、青い馬をあしらったデザインのアイテムが取り入れられた。
  • しかし、2015年の「めぇ」と比べると妙に扱いが悪く、全くクローズアップされることがなかった。加えてランダムペットボックスからの限定入手であったことや、フレイムメア系列のコンパチペットであったことなどもあり、知名度は非常に低い。
    • めぇのように造形そのものが別物であったり、これまでにない特殊な性能を持っているのであればまだしも、挙動そのものはフレイムメアとほぼおなじ。フレイムメアかな?と思ったらなんとなく青かった、という程度の認知度しかないという不遇な扱いになっている。
  • 後に2015年に行われたランダムペットボックスからも出現し、色違いのレッドホースというものも実装されたが、こちらもランダム取得のためやっぱり知名度は低い。しかもレッドホースはブルーホースと比べて干支や五行に関わらない、単なる青に対する赤というカラーリングの話なので、更に影が薄い。
  • 見た目は足のない馬で、一部の伝承では「足音を立てずに走り、死者を背に乗せて冥府へと運ぶ」という説もあるのだが、出展がはっきりしない。

余談

  • 青い馬といえば意外なところで関連するものがある。
    新約聖書のヨハネの黙示録である。この6章8節に「見よ、蒼ざめたる馬あり、これに乗る者の名を死といい、陰府(よみ)、これに随(したが)う」と記されている。
  • 有名な黙示録の四騎士に関する記述である。世界の終末において解かれる7つの封印のうち、先の4つが解かれるとともに世界に現れ、それぞれが四分の一ずつ世界を支配し、人々を殺す権威を持っているという。
    • 第一の騎士は白い馬にまたがり、手に弓を持つ。冠を被り「勝利の上の勝利(支配)」を司る。
    • 第二の騎士は赤い馬にまたがり、手に巨大な剣を持つ。人々に戦争を起こさせる役目を持つ。
    • 第三の騎士は黒い馬にまたがり、天秤を持つ。飢饉をもたらして人を飢えさせるという。
    • そして第四の騎士は青い馬にまたがり、傍らに黄泉(ハデス)が従う。野獣や疫病で人を死に至らしめる。
      • ちなみに残りの封印のうち、5番目が解かれると死者達が嘆き、彼らに白い衣が与えられるという。6番目の封印が解かれると太陽は黒く染まり、月は血の海となる。7番目の封印が解かれると7人の御使いがラッパを吹き、神の怒りが注がれた器を地上に注ぐ。そして最後の審判が行われ、人類は滅亡する、という。
  • 様々な作品でこの「青ざめた馬にまたがる騎士」は取り上げられ、「ペイルライダー(paleは青ざめたの意)」や「ブラスレイター(ドイツ語で青ざめた馬の意。英語のペイルライダーと同じ)」といった名前で登場する。青ざめた馬は、転じて「死」そのものの婉曲的な表現としても用いられている。
    • TPSゲーム「Gears of War」の1作目の最終戦ではタイトルがそのもの「青ざめた馬」であった。これはラスボスが死そのものというほどの恐るべき強敵であることを示唆している*1
    • プロレスのオールド・ファンならもしかしたら聞いたことがあるかもしれない。NWA→WCWで活動した4人組、リック・フレアー、アーン・アンダーソン、オレイ・アンダーソン、タリー・ブランチャードのユニット「フォー・ホースメン(The Four Horsemen of Apocalypse)」もこれにちなむ。
      彼ら4名のレスラーは全員が悪役レスラーであり、悪役でありながらも絶大な人気と圧倒的な存在感を持つことで知られており、その抗いがたいほどのカリスマ性から本場アメリカではフォー・ホースメンと言ったら聖書より彼らを先に思い浮かべる人もいるとかいないとか。彼らの名前を冠したペットがいたら、主人はもしかしたらかなりのプロレスファンかもしれない。
  • 2015年のランダムペットボックスからは「戦争」を背にのせるレッドホースが実装。あとはホワイトホースとブラックホースが揃えば「アポカリプティック・フォー・ホースメン」が実現できる?
    • 2016年にはホワイトホースが実装。性能面では上記のブルーホース、レッドホースと全く同一だが、ペットカードによる期間限定販売に加え、特殊な衣装がつくというサービスぶり。そのためブルーホースやレッドホースの先輩に比べて知名度が高い……らしい。残すはブラックホースだが、さて……?
    • そして来る2016年11月30日より期間限定でブラックホースが実装。これにてめでたく黙示録の四騎士が勢揃いとなった。

*1 余談の余談だが、ギミックを動作させて倒す2作目、3作目と異なり正面切ってのドンパチ、ガチンコ勝負である。そのため実際にメチャクチャ強い。高難易度では冗談としか言いようのない、まさに逃れようのない「死」そのものという具合である。といっても手順が必要なわけではないので、AIの挙動によっては案外あっさりと倒せてしまったりするのはご愛嬌。