ペット

Last-modified: 2023-07-10 (月) 06:35:14

概要

  • ネクソンポイントにより購入する事が出来るペットカードにより作成された動物型の容姿を持つ操作キャラクター(PC)のこと。G2S2に実装された。類似の特徴を持つパートナーについては該当の項目を参照。
    • G14EXのアップデートよりシステム上の名称が「同行キャラクター」に変更された。
      後に一部が「ペット」に戻ったがパートナーと共通する部分については上記名称となっている。
    • フィニーペットとペットは別物。詳しくはフィニーペットの項にて。

特徴

  • プレイヤーキャラクターでログイン中に召喚することが可能なほか、ペットキャラクターでログインしプレイすることも可能(このことを「ペットログイン」と称することもある)。
    • ペットログインによる制限として、大多数のNPCと会話できない(他のプレイヤーとのチャットは可能)・他のペットを召喚できないなどがある。逆にペットで話しかけないと会話の出来ないNPCもおり、一部ではクエストのためにペットログインする必要がある。
      また、会話が出来なくともプレイヤーキャラでは聞くことの出来ないセリフを喋るNPCもおり、思いがけない一面を見ることができる。
      • 特に、動物NPCの多いマグメルではペットログイン専用メッセージが色々見られる。
    • 召喚・ログインともに時間制限がある。
      ペットごとに時間は異なるが、おおむね1時間半~2時間程度が多い。
      時間切れ5分前と1分前には画面上にテロップが現れ、残り1分を切ると姿が半透明になる。
      特にペットログイン中はテロップでしか残り時間の確認ができないため、不意の時間切れには注意しよう。
      これらの時間は現実時間の午前7時にリセットされる。
      • なお、ペットハンドリング系スキルのフィンシンクの活用により召喚可能時間を大幅に増やすことが可能。上限はあるが
        その上限も23時間なのでこれだけあれば困るということはないだろう。
  • プレイヤーと同じくペットカードを使って転生する事が可能で、作成から1週間経過していれば転生ができる。
    • 転生するとスキルレベル以外は引き継げないため、ペットカードを使って転生することのメリットはほとんどない。
    • しかしスキルを引き継げるという点を利用し、採集可能ペットのマナ強化や強いペットを作り上げる際の下地として転生を使う場合がある。
      • ただし、別種のペットへ転生すると使えなくなるスキル(スキルとランクは残る)もあるため、戦闘向けのペットを考えている場合は特に注意が必要である。
    • また、ペット転生ポーションを使用することで全パラメータをリセットすることができたが、これは単純に育て直しができるというだけでプレイヤーの転生のように積み重ねていくものではなかった。
  • 2019年11月20日に実装された『ファンタスティックハーモニー』アップデートから、ペットも条件付きで無料転生ができるようになった。
    また、同時に転生によってペットが習得する特性を選べるようになった。
    • ペットとともに特定の行動をすることで「ペット転生ポイント」を貯めることができ、これを最大の10000ポイントまで貯めたうえでLv100を超えていれば転生が可能になる。転生時にはパラメータが記録され、同レベルに到達した際にはより高い数値が適応されるようになる。
    • ペットがレベルアップするごとにペットポイント(PP)を取得でき、これを消費することでペット特性をランクアップさせることもできるようになっている。
    • しかしそもそもペットの転生はプレイヤーのように「習得するスキルによって蓄積されていく」ものではない。ペットは習得できるスキルと年齢ごとの成長率が固定であるため、同じように育成すれば同じようなステータスに落ち着いてしまう。要するに育て直しである点は何も変わりないのだ。
      この点はペットそのものの仕様上仕方がないのだが、単に育て治せるだけではいささかもったいない、という声もある。
  • 2020年07月22日に実装されたペットハンドラーアップデートで実装されたフィンペット化で更に強力な能力を手にすることになった。実装されたものの使いにくく実用性がなかったペットの特性スキルが使用条件が調整され発動させやすくなり新しく実装された特性もかなり使い勝手の良いものが揃っている。
    攻撃時に一定確率で発動する属性スキルやランク1まで上げれば最大ダメージが200増加するフィンペットマスタリーなど今までのペットとは別次元と言える戦闘能力を手にした。一定期間だが各種バフで強化すれば最大ダメージ1000を超える。
    そこからさらに倍率○00%のスキルを使う事も出来るのでクリティカル発生とあわせてペットで1万ダメージ以上を出す事も可能になった。
    難点があるとすれば強化にはそれなりに手間がかかり元々強いペットを強くした方が良いので趣味としてのペットからは遠くなってしまったことだろうか*1
    • また、フィンペットマスタリーにより攻撃力以上に生存性も大きく向上し、ディヴァインリンクでは凌ぎ切れなかった魔法ダメージもそれなりに軽減してくれる。
  • MMOとしては珍しくAIを組む事が出来る・・・が、細かい設定が出来なかったり、細かく指定する際は、文で打たなければならない難点がある。
    しかしAIによるサポートがあれば、ソロでも決して寂しくない・・・はず。
    • しっかり育てたペットにAIを設定すると自分より強いなんてことも。
      ただし多タゲだけはどうしようも無いことが多い。
    • 召喚したペットのスキルもショートカットに登録することができ、プレイヤーのように立ち振る舞う事も一応可能である。
    • 後に実装されたインタラクションメーカーによって、AIを補強したり条件によってAIを変更させることも可能となった。しかし、インタラクションメーカーの条件設定はAIよりも戦闘向きの物は少なく、
      またインタラクションメーカーの設定はペットAI掲示板に置けない事もあり高度に連動させたものは然程普及していない。
      • インタラクションメーカーの設定はチャットで遊んだり飼い主の発言と連動させたりなど、ペットを遊ぶ為のシステムとしても使える。
        しかし、一人で設定して一人で活用する形になりやすく、人形遊びしている感じが強い。
  • 成長方法はプレイヤーと同じく加齢とレベルアップだが、スキルに関してはプレイヤーとは違いレベル制でペットごとに違ったスキルを覚える。上限は基本的にランク6だが、それ以上になるペットも一部存在し、ポイントショップアイテム「ペット訓練キット」を用いることで更にランクを上げる事も可能。
    • 訓練キットではランクを上げられる一方、ランクの下がる場合もあるので利用は慎重にすることをお勧めする。
  • ペットは同一の種類であっても個別化のために色合いが微妙に異なるよう、作成時にランダムで設定される。
    明らかに色が反転するようなことはないが、イーグルを例にすると羽毛が黒っぽいものから焦げ茶のような色の違いが見られる。
    • G11より一部ペットは色選択ができるようになった。
      こちらは作成時にあらかじめ用意された色から選択するようになっており、ペットごとに選べる色が決まっている。
  • ただの荷物持ち、ミサイルとしか見ていない人も少なからずいるが、どのペットも非常によく作りこまれている。造型や特徴は勿論、しぐさや挙動なども、相当なこだわりを持って作られていることがわかる。最近では特殊なペット(一部ペットとは呼べないようなものも……)が中心となっており、これまでのような現実世界でも見られる動物達の新規登場も期待されている。
    • ゲーム性に何一つ関わらない、遊び系の機能を有するペットもいくつか存在している。
      たまには何もせずに、あるいは遊び機能を使ってペットと触れ合ってみよう。

ペットの入手

  • ペットはプレイヤーキャラクターと同じく公式Webサイトのショップでペットカードを購入し、ゲーム内で作成することで得られる。
    • そのためペットを増やすにはネクソンポイントを用意する必要がある。
      ゲーム内では移動手段や収納場所として欠かせない実用品になるだけに、選択は慎重に行おう。
  • 最も安いのは250ポイントの柴犬で、対する最高額はサラブレッドの950ポイント。
    ただし、期間限定発売のペットではこれより高額なものも存在する。
    • 柴犬は日本のみ格安設定。
    • 期間限定を含めた最高価格はG15までの時点でサンダードラゴンの1,390ポイント。
      • G16までの時点ではタンデムサンダードラゴンの1,440ポイント。
  • 一部のペットはイベントなどでのみ入手できるものもいる。
    この場合は笛の形で入手し、使用することでペットが作成される(ペットカードなどは生成されず、笛から直接作成される)。
    それらのペットはその性質上、他のペットからの転生はできない。ペットに転生は転生することはできるが、一部のペットはこれらの転生先にも転生元にもできない特殊なものも存在している。
    事実上、無料で入手ができるため費用効果は無限大である。もちろん、手間という機会費用は安いとはいえないものもあるのだが。
  • このほか新規作成したアカウントに対し、三種族共通の「ナオの紹介状」から始まる一連の初期クエストを進行することで初心者用サラブレッドの笛、初心者用イーグル?の笛をひとつずつ入手できる(1アカウント1回限り)。
    • この初心者用ペットは使用期限はなく、召喚時間や能力は通常のペットと全く同等であるが、その仕様上ペットのカラーを選択することが出来ない。また、ペットインベントリが存在しない。荷物持ちにはならないが、ペットミサイルや移動にと、初心者にとってこのうえない強い味方となるだろう。
      • 7日間限定サラブレッドというものもある。これもインベントリが存在しない。
    • このサラブレッド、イーグルの笛はブロニー関連クエストに移行した。
      また、現在では無課金かつイベントを活用せずともクエストで手に入るペットがそこそこいる。ブロニーで割とすぐもらえるめぇを筆頭に
      キン斗雲ダルのスクーターに、冥帝のワイバーンなど即戦力級も多い。
      そして、サラブレッドやイーグルが主力である期間もより短くなった。

ペットの種類

  • ペットは基本的に犬や猫などの動物であるが、ほうき絨毯といった非生物などもある。
    動物の中にもハーブや牛乳などが採集可能なものやパラディンダークナイトに変身できる種類のもの、空を飛んで移動できるものなど様々な能力をもったものがいる。
    • 公式ショップで用いられる分類(G15時点)
      一般 採集 収集 アンサンブル 変身・成長 騎乗 踊る

現在のペット事情

販売

  • 2013年6月27日、先だって予告されていたペット販売ラインナップの大幅な変更が行われた。21種類の常時販売と3種類のパートナーキャラクターを除くペット達の販売が終了。以降は高額な期間限定ペットを中心に、これまでのペットは限定再販やイベントでの入手といったものへと変更、マビノギの特徴のひとつでもあったペットの種類の豊富さという面で大ナタが振るわれた。
    これには賛否両論あり、確かにペットの種類が非常に多くなり、煩雑かつ肥大化し続けていたことも事実。またコンテンツが高度化・困難化している現在では、有用性で突き詰めていくと「個性」はあまり意味のないものとなってしまっていたためである。一方で、その無駄とも思える膨大な量のペット達に魅了され、ついついあれもこれも飼ってしまう……という動物好きのプレイヤーには、購入費用や管理の面で悩ましいと同時にひとつの楽しみかたでもあった。効率化によってこの多様性をスポイルしかねないのではないか、という意見もまた当然ではある。
  • これらの問題は同時には解決しえない問題点ではあるが、そのあたりはネクソン運営チームにお願いするしかない。
    • 「今しか買えない」というプレミアム感を演出することで、迷ってる人を後押しするという意味では商売上手である……。どうせ迷っているのならあとで後悔しないよう、この際ネクソンの策にあえてはまってしまうのも手ではないだろうか。
  • 以来、長らく廃止された既存ペットの再販売は行われていなかったが、2019年ごろにごくまれ、2020年ごろからは定期的に期間限定再販が行われるようになり、過去の期間限定ペットやラインナップから外されたペット達が一時的に入手可能になっている。ファンからの熱いラブコールに答えた形だが、ペットの種類があまりにも膨大なため、なかなかお目当てのペットの順番が回ってこないとヤキモキしている愛好家も。
  • 更に、需要が高いペットやペット探検隊で常設販売されているペットタイプが存在しないペットを基準に一部ペットカードの再販売が行われた。
    中には、常設販売された経験のないペットも販売されている。高級魔法の絨毯や妖精ディナシー等が対象である。
    • 特に高級魔法の絨毯は、元々は実装当時から期間限定販売で、常設販売には同時に実装された魔法の絨毯が担当という位置付けだった事を踏まえると対照的である。
    • またシェフの空飛ぶ屋台には料理カバンとシェフの帽子が付属し、その後に出てきたマイナーチェンジ版は全てこれらの付属品が付かなかった。
      特にカバンは料理、食材、調理道具しか入らないとはいえそれなりの収納力を持ち、常設販売ペットとしてはかなりの大盤振る舞いである。
    • この常設販売追加は20/9/16に15種が、更に23/03/29に11種が追加されており、現在は強力なペットも含めてそれなりの選択肢が用意されている。
      これにより、23/05/12時点での常設販売は46種。上記の計26種を差し引くと20種しかなかった事になり、追加前のペットの選択肢の少なさを痛感する。*2

ゲーム内での位置づけ

  • G20でディヴァインリンクが実装されて以降、様々な切り口でゲーム内におけるペットの位置づけが変化していった。上述にあるとおり、召喚攻撃が強力なペットのみをひたすら出し入れするだけの「札束で叩く」戦闘バランスを見直し、(もちろん召喚攻撃連打という戦術の優位性を維持しつつも)多種多様な運用の拡張がなされている。
  • ペットポイントやペット特性といった単体の強化や、ペットハンドリングによる多角的な強化によって「ペットのカスタマイズ」までもが可能となっている。
    • 特にフィンシンクによる変化は革命的であり、ペットの攻撃そのものが変化したり、召喚時間の延長インベントリの拡張召喚状態を維持したまま他のペットの召喚攻撃をおこなうペット専用スキルの習得など、これまでにない戦術が可能になっている。
      結果、これまでの「ペットミサイル」というだけの運用からペットそのものをしっかりと強化する必要性も生まれており、育成に追われているミレシアンも少なくない。
  • 更に、マグメルミッションの実装によりペットの実戦運用の必要性がちょっとだけ浮き彫りになった。*3
    マグメルは長距離移動が少なく、そして何よりペットの攻撃が必須という観点からウィンドミルがあると便利とされている。また、早くなくていいが乗りたい状況もある。
    これにより、コーギーやジャックはウィンドミルを持たず長距離移動も然程必要とされない点から最適から外れ、
    デバフ+ミル持ちのダルのスクーター、ミル+固有範囲攻撃持ち かつ騎乗可能な冥帝のワイバーン、アロなどが選択肢に入る。
    普段とは違うペットを育成する余地があるということだ。え?ダルのスクーターやワイバーンはどのみち使うって?

関連項目


*1 ペット実装から荷物持ち、ミニクマミサイルで始まりワイバーン実装以降はワイバーン連発で趣味から遠かった部分もあるが。ディヴァインリンク実装後はスクーターなどの快速ペットを常時出す択も採られてはいた、しかしそれも移動時のみ馬を出す行為の延長線上…つまり元々持っていた個性をより役立てられるようになったに過ぎない。
*2 ちなみに、実際にクライアントに内蔵されたペットの種類はフィニーペットを除いてもおそらく250を超える。マイナーチェンジが大半を占めるとはいえ、剥離がすごい
*3 マグメルミッション自体の旨味がやや物足りない為、そこまでする価値は実のところ高くはない。