接射
Last-modified: 2023-07-24 (月) 05:57:10
接射【せっしゃ】
- 遠隔武器を用いた戦術の一つ。文字通り「接近して射撃」する事。
現在では仕様上接射することのメリットが非常に小さく、接近する理由がほとんどないためわざわざ用いられることはほとんどない。
- レンジアタックの仕様である「距離が近いほどダメージ倍率の加算速度が上がる」ことを利用して、高倍率の射撃を連続して行うこと。
現在のレンジアタックは基本的に命中率が100%なので距離に関係なく射撃を命中させることができるが、接近することで倍率加算速度を飛躍的にアップし、時間あたりのダメージ効率を向上させることが主な狙い。また、それによってわずかながら矢弾の消費を抑え、リソースを節約する側面もあるが、ほぼ誤差。
- かつては敵と密着するほどの至近距離から行う必要があったが、現在の仕様では一定の距離をキープして相手の状況に応じて射撃のタイミングを変えられるため、従前よりも安定性が飛躍的に高まっている。そのため『接』射という表現が適切かどうかという意見がしばしば聞かれる。
しかしスキルの準備・発動のサイクルには通信速度やタイミングによっては割り込まれることもあり、またノックバックキャンセルやダウンキャンセルなどの相手の状況で一気に窮地に陥りかねないというリスクを背負っている点はこれまでと変わりない。
- かつては射程の短い武器、特に改造によって有効射程が短くなりやすいクロスボウと、クロスボウに適正のある人間ミレシアンが好んだ戦術。しかし幾度かの仕様変更により徐々に廃れていき、2021年に実装された第二次リノベーションアップデートまで事実上用いられなくなっていた。
接射の歴史
- レンジ系攻撃の照準速度は目標との距離が離れるほど遅くなり、近いほど速くなる特徴がある。
これを利用し、あえて近距離で狙いを定めることにより、ごく短時間で高い命中率を維持したまま連続で相手を射ることが出来る。
- 後に、停止している敵に対しては、最大命中率が100%になるように変更が入った。これにより、一度捕らえた相手は100%の命中率で攻撃を当て続けられるという強力な戦術として確立された。
- 元から射程の短いものや、改造によって射程が短くなった遠隔武器はこの戦術によってデメリットを帳消しにし、恩恵を最大化することが可能だった。
- しかし、GENESISの戦闘システム改変の影響をモロに受けてしまい、一気にマイナー戦術化してしまう。
- GENESISの戦闘システムは全体的にスキルの発動が早くなり、反面、スキルのクールタイムが大きめに設けられる傾向にあった。
レンジアタックは数値上のクールタイムだけではなく、発射後にごくごく短い時間ではあるがスキルを準備できない硬直時間のようなものが追加された(これは殆どすべての近接・遠隔スキルに設定されている)。そのため、極めて短い時間で次々に攻撃を繰り出す接射では、クールタイムと硬直時間の影響が非常に大きくなってしまう。結果、レンジ詰まりのような戦術上致命的な弱点が露呈するようになった。
- それでも比較してクールタイムの短いエルフであれば、武器によっては出来なくもないレベルであるものの、人間では殆ど用いられなくなってしまった。
- しかしながら、もともと準備が早い弓スキル(特にレンジアタック)はGENESISの改変によって受けた恩恵は非常に小さく、デメリットだけが重くのしかかる結果となってしまった。
このあたりは開発チームも問題視しており、対策を明言していた。
- また、パーセンテージという数字上、高い数値で発射しても外すこともあり得る。そのあたりは近接より安定しないが、弓の高い攻撃力を考えれば相応のリスクといっていいだろう。
- 弓の硬直が短いナチュラルシールド2以上の敵には通用しない。そのうえラグや位置ズレには滅法弱く、撃ったと思ったら撃ってなかった、100%の命中率になったので発射したと思ったら外れた、などはわりとよく見られるほほえましい光景である。